All in all, I love you !! (ディオ)
name setting
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
誰かの言葉で無く
自分の言葉で伝えること
All in all, I love you !!
ちょっとだけいいでしょ?
「ディオくん!あ…あの!」
「何だ?」
「か……会があるって!」
「貝…?」
「地区でやるイベントの…!!」
「ああ、ガキ共が集まって何かするみたいだな。全く面倒な事だよ、本当に…ジョジョが世話焼きな所為でおれまで借り出される羽目になって……それがどうかしたのか?」
随分慌てた様子で自分の元へと遣って来たyouを見て、ディオは不思議そうに彼女を見た。
彼女はというと、ゴクンと生唾を飲み込んで、
不安そうな…困ったような表情でディオを見上げる…。
「あ、の……。」
「何だ。」
「お…怒らない?」
「怒らせるような事言うつもりなのか?そりゃ見物だ。ホレ、言ってみろ。」
「う…。」
どうせ大した事ではないだろう?と、ケラケラ笑うディオ…。
しかし、不意にぎゅっとyouに腕を掴まれて目を見開いた。
「お…おい?」
「わ……ワガママを……、我侭を言いたくて…!」
「はぁ……わ、我儘??」
「ディオくんを困らせるよ?そ、それでも……いい?我侭、言っても、いい…??」
「・・・。」
我侭を言ってもいいかと許可を求めてくる時点で、我侭としての難易度のハードルが低下しているのだが…。
それもまた、彼女ならではの言い回しで、態度で…兎に角、ディオの中で彼女を愛おしく思う部分なので、
やれやれと苦笑しながらも、彼にしては割と素直に「OK」と許可を出してやった。
「いいぞ、別に……元よりお前の我儘で困った例(ためし)なんて無いしな。」
「・・・え、と…そうなの?」
「ああ、無い。」
「・・・。」
というか、彼女自体があまり我侭を言わない&ディオが我侭を言わせないので、
そういった意味合いで「無い」と強く言い切ったディオだった。
少しだけショボン…と眉を下げながらも、今回の我侭は真摯に聞き届けてもらわねば…と、
youはすぐにキリッと表情を改めて、ディオへ言葉を投げかけた。
「あ、あまり女の方とい、一緒にいないでください…っ!!//」
「・・・は?」
「そのイベントで…必要な物を買いに…えっと、買出しに行くって…言ってて…。」
「・・・誰が。」
「ディオくん達と同じ……イベントをお手伝いする…方、デス。」
「で?」
あまりに説明が断片的過ぎて、ちょっと理解が難しかったが
最初の言葉で何となく彼女の言いたいことを悟ったディオ…。
心の中でニヤリと不敵な笑みを浮かべながら、しかしyouには無表情で続きの言葉を聞き出す…。
「そ、それだけじゃなくて……い、イベントでディオくんと仲良くなりたいって……言っていたそうで…。」
「まぁ、仲良くなるかどうかは分からんが……付き合いで買出しは行くだろうな。」
「ふ、二人で…?」
「他に誰もいなければ。」
「ふ…二人きりで…?」
「仕方が無いだろう…。」
「い、やっ!!」
「っ…と!?」
ばふ!とディオの胸に飛び込み、両腕を必死に背に回す。
受け止めたディオは少し驚いた顔でしがみ付くyouを見下ろした。
「ふふふふ二人きりとか!だだ、だめ!!やだ!」
「お、おい…。」
「ディオくんは……ディオくんは……わ……。」
「わ…?」
「・・・っ///」
じり…とスローなペースで顔を上げ、真っ赤な顔でディオを見上げるyou…。
恥ずかしさが彼女の中でピークを迎えていることは明確だ。
しかし、もう後に退けないと覚悟しているようで、すっと息を吸い込み、ディオの心を言葉で鷲掴む。
「わたしのだもん……///」
「ッ……?!!///////」
「こ、これがわたしの我侭です…っ!」
「おま…ちょ……you…ッ//」
「め、面倒な女でゴメンなさい…。」
「いや、め…面倒…というか…//」
「き……嫌いにならないで……ディオ…。」
「き……嫌いになるワケないだろう、お前……そんなの…。」
パッと視線を逸らし、節目がちにディオは心情を呟く…。
「反則的に可愛いという類だぞ……その、言葉…とか…//」
「か、かわいいの…?」
「か…可愛い……ッ…//」
「本当…?」
「ぅ……ああ。」
「うわぁ……エリナ、すごい…。」
「は?エリナ?」
突如、出てきた義兄弟の恋人の名前に反応すると、
youは「そうなの!」と目を輝かせてその理由を伝えてきた。
「ディオくんが知らない方と2人で出掛けるという話を聞いて、エリナに相談したんだけど…。」
「・・・・。」
「そしたらエリナが…「いつも我侭なんて言わないんだから、たまにはハッキリ言いなさいな」って……。」
「で…。」
「うん、我侭を言って「ディオくんはわたしのだから」って言いなさいって。」
「(あのクソ女ァアアア!!///)」
まんまと策に嵌められた事が悔しくて、脳内で盛大に地団駄を踏むディオであった…。
「ディオくん、顔怖い。」
「あぁ"?!」
「ひッ!」
「大体お前がな!お前が……おま…っ…。」
「は…はい…。」
ビシィっと指差しながら「お前が!」とyouを責め立てるつもりだったディオ…。
しかしながら、理解力の優れた彼はすぐにその本質を見抜き、盛大に溜息を吐いた。
「でも……何だ…結局はお前の本心…なんだよな。」
「え・・・?」
「自分以外の女と一緒にいてほしくないっていうのは。」
「・・・!!」
ディオの言葉に、ボン!と爆発したように顔を真っ赤に染め上げるyou。
言い回しはエリナのアドバイスだが、其処には確かにyou自身の本心あってこそ。
結局はディオに心を読み当てられ(自ら晒したともいう…)、彼女は肯定の言葉さえ出なかった。
「……クッ……可愛い奴。」
「~~!!///」
youの前髪を長い指先で遊び、ディオは不敵な笑みを浮かべる…。
「さぁて……確かに、そんなことで嫌いになることはないが……このディオを謀ったのはマズかったな。」
「た、謀ってなんて!」
「でもお前の言葉じゃなかった。」
「それは…そう…だけど…。」
「騙された気がして、ちょいとばかり不愉快じゃあないか…。」
「…ごめんなさい。」
「あぁ、このままだとお前の我儘は聞けないかもなぁ…。」
「!!!」
ガーーン!という表現がしっくりくるような驚嘆の表情でディオを見上げるyou。
次第に、しがみ付く手が小刻みに震えだした。
「他の女(ひと)と一緒に出掛けるってこと…?」
「まぁ…。」
「っ……泣きそう。」
「おいおい…泣き落としは卑怯だぞ、you…。」
「じゃぁ、どうすればいい…?」
「言えばいいじゃないか、我儘。」
「わがまま…。」
「お前の言葉で。」
それが本来の「我儘」というヤツだ…と、ディオは笑った。
そんな彼の後押しもあり、おずおずとyouは、彼女なりの言葉で我侭を作り上げる…。
「ディオくん…。」
「何だ。」
「わたし、本当にディオくんのことが大好きなんだと思う。」
「ほぅ…それで?」
「うん、だからね…一緒にいられないと寂しい。」
「・・・。」
「その時間を他の誰かに取られちゃうのは、もっと寂しいの。」
「・・・っ…!」
「ディオくんの…傍にいたい……ディオくんの隣を…わたし以外の誰かにあげないでほしい…。」
その言葉を言うや否や、ただ一方的にしがみ付いていただけだった体勢が変わり、
youの体はふわりと、ディオの両腕に包まれた。
「そんなモン……お前以外の誰かにやるかよ…馬鹿…。」
「っ!」
「本当に……マヌケな割には、よくおれのツボを心得てるよな…お前…。」
「え…??」
「あー、いや、いい……。」
「えっと……。」
「何にせよ、ちゃんと言えるじゃないか、自分の気持ち。」
「自分の…気持ち……我侭じゃなくて??」
「いや、お前……普通に独占欲と嫉妬心を言葉にしただけだからな。」
「・・・・。」
「マジで。」
「・・・・。」
ぽかん…と口を開けて、腕の中からディオを見上げると、
彼は真顔で「間抜け面だな」と口の端を上げる…。
次いでその口がパクパクと開閉し、youが驚嘆の顔で叫んだ。」
「は……嵌めた!?」
「いや、嵌めてない。」
「だ、だ…だって!!」
「いや、嬉しいモンだなあ、意外と。好かれてるのは分かってるが、こうもハッキリ言われると…なぁ?」
「し…知らない!!//」
「ほぉー……じゃぁ、おれはおれの好きにしていいワケだ?誰とどこに行っても、いいってコトか?」
「い……意地悪!!」
「ハハハハ!何とでも言えばいい。」
「ディオっ!!」
「ッ?!」
唐突に名を呼び捨てられ、同時に少し懐かしい感覚を覚えるディオ…。
ああ、何だ…彼女に名を呼ばれたのかと理解するよりも先に、youが半泣きで喚き散らした。
「わ、我侭聞いてくれないと……ディオの事…む、昔みたいに呼び捨てるから!」
「む……一丁前に条件出してくる気か…?」
「お、怒っても…抓られても……断固呼び捨てるから!」
「…ふむ……それは困る……(くん付け、気に入ってるし…)。」
「わたしも痛いのは嫌だし、ディオにずっと怒られるなんて嫌よ。」
「…しかしなぁ……それを飲むのは何だか負けた気がしてだな…。」
「ねぇ、ディオ……お願い。」
「っ…?!//」
ぴたりと胸に頬を付けて、youは甘えるような声で名を呼んだ。
それは、恐らくは無意識、無自覚だが、ディオへの効果は抜群だった…。
「ワガママ……ちょっとだけ……いいでしょ?」
「~~~ッ!!//」
「ディオと……喧嘩とか、したくないよ…。」
「わ…分かった、you……お前の我儘……聞いてやる…//」
「ほ、本当!!?」
「ああ……誘われても買出しは2人では行かない。」
「ディオ…!!」
ぱぁぁ…と、輝いた瞳でディオを見上げると、間髪入れずに額にデコピンが入った。
ビシッと中々いい音を立てて打たれただけあって、結構な痛さである。
「いいいったぁあ!!」
「「ディオ」…じゃあないだろう?」
「ぅ……でぃ、ディオ…くん。」
「何だ。」
「……約束だよ?」
「分かってる。」
「ディオくん。」
「何だ。」
「・・・だいすき。」
「・・・知ってる。」
youの愛情表現に、ディオがクスリとらしくない自然な笑みを零す。
人間誰しも嬉しい時には自然と笑みが零れるものだが、
自分の喜怒哀楽(怒はデフィルトだが)さえもコントロールしてしまう彼に於いてそれは大変貴重な瞬間なのだ。
だからこそ、その刹那が嬉しくてyouはディオに一層強く抱き付くのだった…。
それがワガママだというなら
いつだって叶えてやるよ
you
(そういえば、本当に気になってたんだけど……どうして呼び捨てはダメなの?)
ディオ
(おれがそう決めたから。)
you
(またそんな……何か理由があるなら…ちゃんと知っておきたいな。)
ディオ
(・・・まぁ、今なら別にいいか。)
you
(なぁに…?)
ディオ
(いや、単に可愛いから。)
you
(え。)
ディオ
(それだけだ。)
you
(やだ…どうしよう…。)
ディオ
(何が。)
you
(昔みたいに名前で呼びたかったけど……そんなこと言われたら嬉しくて呼べなくなっちゃう…//)
ディオ
(特別な時なら呼び捨てで呼んだって構わない…ということにしようか?)
you
(トクベツな時…?)
ディオ
(ああ、おれに抱かれてる時。)
you
(だっ、かっ………~~ッ!!考えさせてくださいっ…///)
words from:yu-a
title by:Fortune Fate様
あなたの言葉が好きでした
素敵なお題をありがとうございました
*。゜.*。゜.*。゜.*
9/9ページ