All in all, I love you !! (ディオ)
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ありふれた日常の
稀に起こるサプライズ
All in all, I love you !!
まだいかないで
「あ、雨…。」
ぽつぽつと、ガラス窓に張り付く雨粒を目にしたyouが呟くと、
彼女の部屋で寛いでいたディオの肩が跳ねる。
「何っ……しまった…このディオとしたことが、傘を持ってくるのを忘れてしまった。」
「傘はわたしの使っていいよ、2本あるし…小降りのうちに帰った方がいいよ…。」
「そうだな……ちなみに聞くが、傘は花柄とかじゃあないだろうな…?」
「予備の分はシンプルだから大丈夫!」
「そうか、ならいい。」
立ち上がり、玄関へ向かう2人。
玄関隅に置いてある傘立てからシンプルで少し大きめの傘を手に取り、youはそれをディオに手渡す…。
「気をつけてね。」
「ああ、邪魔したな。」
「あの、また来てね?」
youの言葉が嬉しかったのか、ディオはふっと口元を緩めて微笑むと、
彼女の頭をくしゃくしゃと軽く撫で付け、玄関のドアを開いた…。
…のだが。
ザァアアア!!!
「・・・。」
「・・・。」
「おい、何でこうなる。」
「な…何で…でしょうね…?」
いきなり強まった雨に、ディオは薄ら白い目で空を睨み上げた。
youはというと、ディオがすぐには帰れなくなったことに気の毒さを覚えるものの、
その反面で、ディオと一緒にいられる時間が延びることに喜びも感じている…。
そういうわけで、ディオが振り向いた先には何とも妙な表情のyouが立っているのだった。
「仕方ない……もう少し、雨脚が弱まるまでいさせてもらうが、構わないな?」
「う、うん!もちろん!」
ぱぁっと明るい笑みを浮かべ、youは再びディオを家に上げた。
リビングへ戻り、何ともなしにディオがソファに腰掛けると、
youは先程まで出していた2人分のカップを片付け、キッチンから呼びかけた。
「ねぇ、ディオくん。よかったら今日は、うちでご飯食べていく…?」
「そうだな……もうぼちぼちそんな時間だしな。」
「うん!」
早速調理に取り掛かるようだ…。
ソファの近くにあった本を手に取って軽く目を通した後、チラリとディオがキッチンに目を向けると、
食材を揃えて下準備を始めるyouの姿が目に映った。
それから数時間…。
辺りが暗くなって、食事まで済ませたが、雨が上がる気配は一向にない。
「この分だと、雨が上がる気配は無いな…。」
「何か…ごめんね…ただ引き止めたみたいになっちゃって…。」
「別に…youの所為じゃあない。あの時はおれが雨を気にして、帰らなかったんだからな。」
「けど…もうこんなに暗いのに…。」
「仕方ない。」
「せめてレインコートがあればよかったね。」
「・・・。」
しょんぼりと俯くyouを何とはなしに見つめ、ディオは思う…。
「(ていうか泊めてくれないか。)」
と、喉の手前まで言葉が出掛かりそうになったのだが、堪えるディオ。
しかし、youも同じように思っている事は気付いていない。
彼女もまた、彼と同じように「一緒にいてほしい」と思っているのだが、口にできないでいる。
それこそ、ディオは雨如きに屈することはできないという自尊心から。
youは、ディオを引き止めて困らせてはいけないという遠慮がちな気持ちから…。
どちらもそれを言い出すことなく、再び玄関に向かった…。
その刹那。
「!!」
「!?」
カッと窓の外に閃光が奔ったかと思えば、ゴロゴロ…と、大きな音。
ああ、雷が落ちたのかとディオが直感的に理解した時は既に部屋中の電気が消え去っていた。
確かに大きな雷だったが、停電するくらいの規模だったのか?
そんなことを思っていると、はた…と気付く腕のあたりの違和感…。
何かに引っ張られているような感覚で、未だ暗闇に慣れない目を凝らして見れば
白い指先が自分の服の袖をぎゅっと掴んでいた。
「・・・you?」
「っ…でぃ、ディオくん…!」
「・・・どうした?」
「かっ、か…雷が!停電で!真っ暗に!」
「おいおい、落ち着け。」
「ちょ…ちょっと…お、驚いた…ので!」
「あぁ…でも、外を見る限りじゃ、この辺一帯のようだぜ。こりゃ暫く待たないとダメだな。」
「し、暫くって…ど、どれくらいでしょうか…。」
「さぁな…10分か30分かもしれないし、何時間かもしれない。」
「そっ、そんなに長く!?」
ガーン!と効果音がしそうなyouの声色。
表情は見えないが、どんな顔をしているのか安易に予想がついたので、ディオは思わず吹き出しそうになる。
その気持ちをグッと堪え、誤魔化すようにコホンと軽い咳払いをした。
「・・・怖いのか?」
「怖くは……ただ、真っ暗で…えっと…や、やっぱりちょっと怖いので!でぃ、ディオくんごめんなさいっ!」
「!!」
暗闇のなか、何かが自分にぶつかってきたと思いきや、
なんのことはない…ただ、youが抱きついてきただけのことだった。
「ぅ…ディオくん…。」
「you。」
「う…?」
「ひとまずソファかどこか…移動するぞ。このままずっとつっ立ってるワケにもいかないだろう。」
「う…うん。」
ディオの案にコクリと小さく頷くyou。
その返事を聞いたディオはyouの腰に手を添えて、歩き出す。
いつの間にかディオの目は暗闇に慣れていたようで、
辺りの様子が何となくだが見えるようになっていた。
youはというと、ずっと目を瞑っているのか覚束無い足取りでディオの行く方向へと進んでいる。
すぐ近くにあるリビングのソファで復旧まで待つか迷ったが、
どうせ夜なのだし、そのまま朝まで寝て過ごしてもいいだろう、と…ディオはyouのベッドへと向かった。
「どこかに灯りになるものは何か無いのか?蝋燭でも何でもいい。」
ベッドに腰を下ろし、やっとyouが腕を解き、安堵の息を吐いたところで、ディオがそう言った。
「取って来る。」
「でぃ、ディオ!くん……やだ!」
「っおわ…!」
立ち上がろうとしたところで、youがディオに再び抱きつき、
バランスを崩したディオはそのままベッドへ仰向けに倒れこんだ。
「おい!いきなり何をする!」
「い…いかないでディオくん…!」
「・・・あのなぁ…さっきからお前…そんなに暗いのが怖いのか?というか寝るときは毎日暗いんじゃないのか?」
「ち、違うよ!く、暗くてか、雷が鳴るのが…!」
「ああ…雷。」
そういえば、視界が突然真っ暗になったことに驚いて、停電のことしか頭になかったが、
先程からずっと雷は鳴り続けて、確かに雷が鳴るたびにyouの体が跳ねていたような気がする…。
そう思い返し、ディオは自分の身体にしがみつくyouを見る。
どうやら、今も外でゴゴ…と落ちそうな音を鳴らす雷に肩がビクリと動いているようだ。
「(それはそれで可愛い…とか…//)」
「っ……い、いつもはこんなに怖くない…のだけど、どうしてかな…。」
「いきなり停電したからな。その所為じゃないか?」
「う…そっか…驚いたから、か……うわぁああ!!」
瞬間、窓がピカリと光り、バリバリと大きな音。
近くに落ちたであろう雷に驚いたyouが叫び、一層強くディオにしがみつく。
「…いつもは暗いのも雷も平気なのか?」
「ちょっと怖いくらい…?」
「ならいい。」
「いや、よくないよね??」
「毎回こんなだったら……おれが怖くなる。」
「どうして??」
「雷が鳴ったりする度にお前がこんな怯えてるんじゃないかって、思うだろ。」
「ディオ…くん。」
先刻から、いつになく自分を気遣ってくれ、優しく接してくれるディオの態度が嬉しくてたまらないyou。
こんなにも甘い雰囲気を作ってくれるのであれば、雷も暗闇も悪くないかもしれない…。
そんなことを思ってしまうのであった。
ーーーーー2------------
「なぁ、you。今更だが、今日は泊まっていくぞ?」
「うんっ…!」
パッと笑みを浮かべ、嬉々とした声色で了承の意を示すyouだったが、
本日何十回目かの盛大な雷の音に再び小さく叫び、ディオに抱きつく。
「うう…もうヤダ…。」
「you……まぁ、少し…騙すようで気が引けるが……おれが雷が気にならなくなる作業をしてやろうか?」
「そんなことできるの?」
「まぁ…。」
「どうするの?」
「そうだな、秘訣がある。すぐに色々察するだろうが、文句を言わずにおれに従えば成功する。」
「文句言うような事なの?」
「お前も大概だよな、本当。まぁ、好都合だけど。」
「わたし、基本的にディオくんのすることに文句なんて言わないよ……だって、何だかんだで酷い事されたこと、ないから…//」
「・・・何だかんだは余計だろ…//」
ペシっと軽くyouの額にデコピンをして、笑うディオ。
痛くはなかったが、形だけ「いたい」と呟き、手で額を擦るyou。
「じゃぁ、you……そうだな、まず目を閉じろ。」
「うん。」
「なかなか従順でいいぞ、では…作業開始だ。」
「あ、ねぇ…。」
「ん、何だ?」
「もし、イヤだと思ったら…文句言いたくなったら?」
「お前が本当に嫌なんだったら、止めるさ。」
「え、ほんと?」
「お前の泣きそうな顔はまぁ確かに好物ではあるが……嫌われる代償にしては些か重過ぎる。何だかんだでおれはお前が好きだからな。」
「ディオくん…。」
ディオの思わぬ言葉に感激するyou…。
珍しいこともあるものだと、じぃーんと感慨に浸っていると、ふいに背中に違和感を感じた。
それがディオの手だと認識すると同時に、その手は背中を滑り降り、youの尻を鷲掴んできた。
「ぎゃん!?//」
「おいおい、もっと色気のある声を出せよ。」
「でぃでぃディオくん!?いきなり何するの!?//」
「何って……作業だよ。お前が雷が怖いって言うから。」
「雷が怖いとお尻を触るの?」
「ぶあっ……バカか、いや阿呆か、そうかアホだった!!(うああああ、クソッ、可愛いッツ)//」
「???」
思わぬ切り替えしで、ダメージ倍返し状態のディオ…。
暗闇でyouには見えていないが、今の彼は耳まで真っ赤に染まって心の中でゴロゴロ悶えている。
ある程度動悸が収まったところで、ディオは大きく深呼吸をして再びyouの背に両手を伸ばした。
「気を取り直して、作業開始だ。いいか、3、2、1で目を瞑って、少し黙ってろ。本気で嫌だったら「止めて」と、そう言え。」
「う、うん…?」
「いくぞ、3…2…1……。」
「・・・。」
ディオの言葉に従い、youは目を閉じる…。
周囲は暗いが、既に闇に目が慣れているディオ。
視線を落とせば、すぐに彼女が目を瞑っていることが確認できた。
「(さて…。)」
まずは、と…先程は失敗に終わったが、ディオは再びyouの尻に手を伸ばし、軽く撫でるように動かした。
くすぐったかったのか、警戒したのか…はたまた驚いたのか…。
youの身体がぴくりと動く。
その反応を見て、ディオはyouの身体を片腕で抱きしめ、首筋に顔を埋めた。
「ディオく…。」
「…もう少し、目を瞑って、黙ってろ。」
「ん…。」
小さくyouが頷いたのを確認すると、ディオの片手が動く事を再開した。
手はヒラヒラとベッドの上に広がるyouのスカートの中へ侵入し、下着越しに彼女の秘部に触れる。
当然、驚いたyouは目を見開き、ディオから離れようと抵抗を見せた。
「っ……でぃぉ…!//」
「しっ……動くな、いいか、you…「大人しく」だ…。」
「でも…//」
「いいから。」
「うぅ…。」
この時点でディオが何をしようとしているのかの察しは付いたものの、
youは彼が何故本人の意思で抵抗を抑えるよう指示しているのかを考える。
全ては自分の為。
youはディオが傍にいてくれるだけでも良かったのだが、
彼は彼なりにyouに納得してもらった上で「雷が怖くなくなる作業」に及びたいのだと察した。
そう気付けば、彼の抱きしめる腕を、肌に触れる手を振り解くことなどできるわけはなく…。
youはついに納得した上でディオの行為を受け入れる事を決めた。
色々悩んで、答えを出したところでyouの、ディオから離れようとする力が消える。
それを容認と取ったディオは、彼女の耳元で「いい子だ」と低く囁いた。
「・・・っ…ぅ、ん…//」
「ふ…。」
秘部を触る指の動きが少し大きくなり、youは声を我慢できなくなってきた。
それに感付き、ディオはくすっと小さく笑う。
「you……もう声は我慢しなくていい。」
「ぁ、ん……ディオく…//」
「灯りが無いのが残念だ。」
ふっと鼻で笑うと、ディオは手の動きを止めてyouの下着を横にずらす。
youが肩を振るわせたのと、同時に秘部の柔らかな感触を直接確かめた。
下着越しに触れただけで、キスも何もしていない其処は少し動きがニブいようで、
潤滑のため、ディオはyouの耳を甘噛みし、首筋に舌を這わせていく。
「you……。」
「う……ぁ…っ……//」
「もっと濡らせ。」
「そ、な…コト……言ったって…んっ…!//」
「ああ、いいぞ……もっとだ。」
「ゃっ……耳元で喋っちゃ……めぇ…//」
「ん?こうか?」
「ああっ!!//」
ずぷりとディオの長い指がyouの中に埋まっていく。
自分の下半身、その中で蠢くモノに抗うことができないyouは、ぎゅうっとディオにしがみ付く。
そうやって両目をかたく瞑り、震えるように縋ってくるyouが可愛くて、ディオの欲は加速した。
ぐちぐちと何度も指を出し入れて、これでもかと言うくらいに愛液を流させると、愉悦の笑みでyouに囁く…。
「you、どうだ……雷はまだ怖いか?」
「ふ……ぁっ!こわ……く、ない……っ、もう、ああっ……!」
「それは何よりだ。」
「ひ、あ…!//」
「で、今どんな気分だ?」
「え…、?」
「どんな気分だって聞いているんだ。なぁ、止めてほしいか?」
「ぁ…そ、んな…//」
「もう雷は怖くないんだろう?」
「ゃ……やめて、おねがいやめないで…っ?」
「・・・どっちだよ?」
「んぅ……うぅ…ディオくんの……いじわる…。」
「あぁ……いいぞ、その顔……ゾクゾクするよ……最高だ。」
「っ!!//」
指を一気に2本増やされ、息を一瞬詰まらせるyou。
薄っすら涙が浮かんだ顔を視界に入れたディオは、彼女の額に口付けて更に指を動かす。
「はは……you、下はもう洪水状態だぞ…?」
「い、いわないで!//」
「洗いにいくか?この真っ暗な中、明かりも点かないぞ?雷も鳴ってるのに。」
「っ……。」
「冗談だよ……そんな泣きそうな顔するな…可愛いだけだぞ。」
「!!//」
「?」
「ディオくんに……かわいいって言われた…//」
「・・・。」
それはつまり毎度泣かされるということだぞ…と、
そんな言葉が喉まで出掛かっていたが、ディオは何も言わなかった。
ただ、そのありのままの反応が彼女を好きな理由でもあるわけで…。
ディオは口元だけで笑みを浮かべ、youに尋ねた。
「で、どうするんだ……気持ち悪いだろう、手を離そうか?」
「ぃゃ……っ…あ、…は、はなさい、で…//」
「・・・何故?」
「…ディ、オくん、に……さ…さわってほし、から…//」
「…ヘェ…気持ちいいのか?」
「…ぅぅ……//」
「どうなんだ?」
「き……きもちい……ですぅっ…//」
耳まで真っ赤に染めて、youは言う。
顔色は分からないだろうが、自分を見つめる熱っぽく、とろけそうな表情は見てとれる。
それはディオに繋がりたいと思わせる決定手段になったようだ。
先程からyouの痴態にディオの雄は反応を続けており、
解放されたい願望、いよいよその限界がやって来たのだった。
「くっ……おれも……そろそろヤバいな。」
「うー…?//」
「…you、こういう状況で今はアレが無いんだが…セックスしていいか?」
「こ……断れないよぅ…//」
「じゃぁまぁ……いただきますということで。」
「あのね…。」
「ん?」
「ディオくん、すき…。」
「知ってるよ。」
ふっと嬉しそうに乾いた笑いを零し、ディオはyouに軽く口付ける。
ちゅ、と音を立てて唇を離し、視線を合わせると、
どちらからともなくコツンと向かい合わせで額を合わせるのだった。
それはまるで
引き合う引力のように
you
(ディオくん、おはよう。)
ディオ
(んー…。)
you
(もうご飯できるから、起きてね。)
ディオ
(you……。)
you
(はーい?)
ディオ
(…クソ…。)
you
(え。)
ディオ
(かわいぃ……くそっ…。)
you
(・・・わお!)
ディオ
(・・・好きだ………uryy…Zzz…)
you
(・・・わお…//)
words from:yu-a
title by:Fortune Fate様
あなたの言葉が好きでした
素敵なお題をありがとうございました
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