All in all, I love you !! (ディオ)
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綺麗な金髪とか
広い背中とか
大きな手に
All in all, I love you !!
さわりたいな
「you、行くぞ。」
「はい!」
今日も今日とて、youはディオの後ろをヒヨコのように付いて歩く。
歩く歩幅が違うから。
足の長いディオの歩幅は広く、どんどん先へ進んでしまう。
youはそれに追いついて、引き離されて…その繰り返し。
本当は互いに手を繋ぎたいのだが、ディオは羞恥心と加虐心から…。
youはディオに断られるのを恐れて言い出せないでいる。
「(手を繋いでいいって…言ってくれないかな…。)」
「(クソッ、何で手を繋ぎたいって言わないんだよ、このマヌケ!)」
なんてことを思っているのだが、口には出せないまま歩く距離が延びていく。
そんな中、ふとyouの視界を何かが横切った。
驚いて立ち止り、目を向けた先には通り過ぎていった誰かが落としたであろう小さなクマのマスコット。
落としても音がしなかったので、気付かずにいるのだろう。
youは慌ててそれを拾うと、反対方向へと歩いて行く女性の背を追った。
「あの!これ落としませんでしたか?!」
曲がり角を曲がったのは、その女性が歩くスピードが大変早かったから。
何とか数メートル先で追い付いたyouが呼び止め、女性が振り向く。
「これ、さっきそこで…違いますか?」
「あ!それ私のです!」
「よかった、はい。」
「ありがとうございます。」
「それじゃ。」
にっこりと笑ってその場を去るyouに、女性はペコリと軽くお辞儀をする…。
たった数分間のロスだったが、ディオは一体どこまで進んでしまっただろうか…。
そんなことをぼんやり考えながら、元の道に戻るyou。
すると…。
「youッツ!!」
「あ、ディオくん。」
「「あ、ディオくん」じゃない!一体どこにいたんだ!」
「えっと…さっき通り過ぎた女の子が落し物をしたので…そこを曲がった先まで追いかけてたの。」
「どこに消えたのかと思ったぞ!」
「えっと、ごめんね。」
「危なっかしい!!」
「!」
叱咤されるや否や、youの手がディオの大きな手に掴まれた。
驚いてyouがディオを見上げれば、彼は呆れたと言わんばかりの顔で…
しかし、ほんのり頬を赤く染めて彼女を見下ろしていた。
「お前は本当に………目を離すといなくなりそうで怖い。」
「そんなこと……もし、いなくなっても、わたしはちゃんとディオくんのトコに戻ってくるよ。」
「だったら最初からいなくなるな。」
「そっか、そうだね。」
「フン…行くぞ!」
「あ、待って!」
「あ?」
歩き出そうとするディオを呼び止める声に振り向けば、
何故か照れて顔を赤くしたyouが彼を見上げていた。
もちろん、どうしてそんな顔をしているのかよく分からないディオ。
全く見当も付かないので、ごく普通に「どうした?」と尋ねてみる。
「まだ何かあるのか?」
「あの……ど…。」
「ど?」
「どっか行かないように……手を…繋いでてくだ…さぃ…//」
「・・・っ…!?//」
「そしたらディオくんも……いなくならない、よね…?」
「ぶぁ…馬鹿かッ!//」
「あ、で、でも暑かったら離していいから、あと…い、急いでる時、とか…あと…。」
「離すかよ。」
「あ…。」
「ずっと離してやるもんか。」
「・・・ありがとう。」
この日から、ディオの歩く歩幅はyouと同じになるのだった。
ずっと手を繋いでいるから。
たとえ100年経っても
たとえ世界が一巡しても
繋いだこの手は離さない
you
(ディオくん、ディオくん。)
ディオ
(何だ?)
you
(この間ね、ジョジョがエリナちゃんと腕を組んで歩いてたよ。)
ディオ
(それで?お前もやりたいのか?)
you
(ううん、別に。)
ディオ
(・・・・。)
you
(ただ、仲良しだなって。)
ディオ
(何だそれは。じゃあ、お前とおれは仲良しじゃないって言いたいのか?)
you
(そんなことないよ!たぶん!)
ディオ
(何だ多分って!喧嘩売ってるだろ、お前。)
you
(ううん。だって、わたしはディオくんが大好きだから……仲良しだと思ってるよ?)
ディオ
(ふーん、なるほど。お前はお前なりに……おれに好きだと言わせようとして
る、ってワケか。)
you
(そ、そういうつもりじゃ…//)
ディオ
(そうだな…。)
you
(・・・・。)
ディオ
(仲良し…というか、ちゃんとyouを好きだと思ってるぜ?)
you
(ディオくん!)
ディオ
(フン、四六時中抱き合いたいって思うくらいにな。)
you
(うわわわわ!!//)
words from:yu-a
title by:Fortune Fate様
あなたの言葉が好きでした
素敵なお題をありがとうございました
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