All in all, I love you !! (ディオ)
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キミの事など
顔を見ただけで分かるよ
All in all, I love you !!
嘘を練習して出直せ
「おい。何か、あったのか?」
「ふひへ?!な、何って?」
「・・・。」
共に落ち合っての開口一発、ディオはyouにそう尋ねた。
そのままじっと、瞬きをせずに自分を見てくるディオ(最早視線を射抜く、の域だ)。
「な…何も…ないです、けど…。」
「フ…まぁ無理な話だな、お前には。」
「なにが?」
「このおれに隠し事をするということが、だよ。マヌケめ。」
「?!」
ムギュ、とyouの鼻を摘み、ディオは真面目な顔で問い詰める。
「「何かありました」って顔に書いてあるんだよ。」
「むぁ!」
「嘘を練習して出直せ。」
「あぅぅ…。」
パッと手を離し、ディオは「で?」と一言。
youは困った顔で右や左をキョロキョロ見渡すが、
そこには当然、誰も助けてくれる人などいるわけもなく…。
渋々、といった様子で、ディオから視線を逸らして話し出した…。
「好きだと、言われたの。」
「・・・ふぅん、誰にだ?」
「名前は知らないの。」
「へェー…で、何て言ったんだ、お前。」
「お気持ちは嬉しいですけど、わたしはディオくんが好きなので、お応えできません…と。」
「で?」
「で??」
理由は話したはずなのに、まだ何か、その先を訪ねてくるディオ。
意図するものが分かりません…という風にyouがコテン、と首を横に傾げれば、
カッと目を見開いたディオが、まるで人差し指をねじ込むかのように額にグリグリと押し付けてきた。
「まぁーだ分かっとらんな貴様……だから!おれに!隠し事は!できんと言っただろぉが!!」
「いいい、いたたた!!」
つまり「元気がない理由を話せ」と言っているらしい…。
何となくそう言いたいのだと察し、ようやく核心の部分を明かしていくyou。
「彼が…っ、ディオくんを嫌いだって…わ、悪口を言い出したので…。」
「・・・。」
「やめてほしいと怒ったら……叩かれてしまいました。」
「!!」
そう言われてみれば、片方の頬だけ僅かにだが赤みが差している。
ディオは今まで感じたことのないようなドス黒い感情が心を支配していく感覚に捕らわれた。
それと同時に、いつもより数倍重みのある声が発されていることにも気付く…。
「どこのどいつだ、その男…。」
「さ、さぁ…。」
「探し出してこのディオが!直々に!血祭りに上げてやる!!」
「えぇええ?!!」
「当然だ!おれが…人を悪く言うのは許されるが、どこのどいつかも分からん汚らわしい阿呆がこのおれの悪口を言うなど…万死に値する!」
「(ああ、そっちか。)」
「ん?何だ?」
「ううん、何も。」
実は、自分を叩いたことや告白してきたことに怒りを抱いてくれているのではと、
少しでも思っていたので、このディオの発言によるyouの落胆はなかなかのものだった。
分かってはいたが、何となく切ない…。
そう、youが苦笑しながら微かに俯けば、頭上から先程とは打って変わって優し気なディオの声が降ってきた。
「で…。」
「え?」
「まだ痛むのか…?」
「っ…!//」
そっと、高価な硝子細工に触れるような手つきで、ディオの大きな手がyouの頬を上下する。
「はわ…!//」
「…打たれたのは一度だけか?」
「う…うん。」
「そうか……痛かっただろ…大丈夫か?」
「う、ん……驚いて…痛いとか…感じる余裕もなかったというか…。」
「・・・you。」
「でぃ、ディオ…く、ん…!//」
ぎゅっと抱き寄せられ、背中と頭にディオの手が回される…。
ああ、全く心配されていないことは無かったのだと…。
安堵したyouだったが、少し様子がおかしい。
ディオのそれは抱擁とは言い難いくらい強い力で身体を締め付けてきた。
「ディオくん…う、うれしいんだけど……ちょっと…苦しい。」
「・・・。」
ヘルプを求めると、一層強い力で抱きしめるので、流石に顔がぴくりと引き攣ってしまう。
これ以上は限界だ…と、もがきだす寸でのところでディオの力が止められ、声を掛けられた。
「おい。」
「は、はい!」
「今度から、知らんヤツに呼び出しされた時はおれに報告しろ。いいか、絶対だぞ?」
「えっと……う、うん…分かった。」
「それが男であっても、女であってもだ、いいな?」
「うん。」
「よし。」
納得したのか、抱きしめる力が一気に緩められた。
それにはyouも安堵し、物事を冷静に考える余裕もできたので、
気になったことを軽く聞いてみることにした。
「ディオくん…。」
「あ?」
「いいの?いちいち報告されて面倒じゃ、ない…?」
「あのな…それが面倒に入るなら、おれはお前と付き合っていない。というか寧ろ縁を切ってる。」
「えぇっ!!?」
切実に…ディオと昔からの知り合いでよかったと思うyouであった…。
「フン……いいじゃぁないか!」
「え。」
「このおれが、煩わしいモノが大嫌いなこのディオ様が…お前なら面倒をみても構わんと言ってるんだ…光栄に思え!ハハハハ!」
「う、うん!ありがとう、ディオくん!!大好き!」
「ッ……//」
感謝しろよ!というノリで言った言葉に、素直な好意を向けられた。
思わぬカウンターを喰らい、不覚にも頬を赤らめてしまうディオであった…。
余談だが、後日、取り巻きから情報を仕入れ、youに告白(+ディオの悪口+暴力行為)をした男を捜し出したディオ。
思い切り殴りつけた後、そのまま指を目に突っ込むという報復をやってのけた。
「おれの事を悪く言うのも良くはないが…まぁ、この際許そう。
だがな!おれの女を泣かせた事は許されんぞ、貴様!もしもまたアイツに何かしてみろ…その時はお前……人間やめせるぞ、あぁ?」
などという(最早ヤンキーともいえる)言葉で相手を泣かせたのは、ディオのみぞ知る…。
泣かせるのも
笑わせるのも
おれ以外は却下!
ディオ
(ンッン~~♪実に!スガスガしい気分だッ!歌でもひとつ歌いたいようなイイ気分だ~~フフフフハハハハ!)
you
(ディオくん、何か今日はご機嫌だね、何かあったの?)
ディオ
(おお、you!大した事ではないがな!ちょっと気に食わんヤツに天誅を喰らわせてやった。ふふ…フハハ!)
you
(何か…ディオくん悪の帝王みたい…。)
ディオ
(何だと。)
you
(な、なんでもない!)
words from:yu-a
title by:Fortune Fate様
あなたの言葉が好きでした
素敵なお題をありがとうございました
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