All in all, I love you !! (ディオ)
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たまにうっかり
本音が零れ落ちてくるのです
All in all, I love you !!
この可愛いバカ正直め
「・・・。」
「ディオー……く、ん…。」
ただ今、ディオの家の玄関前。
ギロリと睨まれ、慌てて呼び名に「君」と付け足すyou。
「お待たせしました!」
「フン、さっさと行くぞ。」
「はい!」
唐突ですが、今日は2人でデートの予定となっている。
前日にyouの携帯へディオから出掛けるお誘いメールが入ったのだ。
(ただ、一方的に「明日出掛けるから9時におれの家に迎えに来い」というものだったが…。)
ディオにしてみれば、一分でも到着が遅れた時点で、不機嫌になって困らせるか、怒って泣かすかしてみようと思っていたのだが、
9時きっかりという…どうにも反応し辛いタイミングでやってきたので、ある意味作戦は失敗に終わった。
で、今に至るのだが…。
「うれしいなぁ、ディオくんとデート。」
「以前から一緒に出掛けることはあったじゃないか…。」
「うん、でもディオくんの恋人になってからは初めてだよ。だからデートなんだよ。うれしいだよ。」
「ジョジョかお前は……訛るんじゃない。」
「ふふ。」
余程デートが嬉しいのか、ディオのツッコミにも
ニコニコと至極嬉しそうに笑みを浮かべるyou。
「それでディオくん、今日はどこに行くの?」
「特に無い。お前は行きたいところ、あるのか?」
「え…?」
「だから、行きたいところだよ!」
「え……っと、ディオくんが……行きたい場所があったんじゃ…ないの?」
「・・・。」
行きたいところがあるから…と誘われたハズなのに、
行きたいところは特に無いという矛盾した言葉を放つディオ。
ちゃんと呼び鈴を鳴らして、玄関先へ出てきたディオ自身、
出掛ける用意をしている井出達なのに、だ。
youは「?」と疑問符を頭の上に沢山浮かべ、小首を傾げた。
「わたし…。」
「ああ。」
「どこにも出掛けなくていいよ?」
「っ……分からん女だな!このディオが態々休日を割いてお前に付き合ってやろうというの…に…?」
カッと小さな癇癪を起こしたディオだったが、
反論しないyouと、腕に微かな違和感を覚えて言葉を止める。
すると眼前でディオの服の袖をくいくいと引き、youが彼を見上げていた。
眼下に映る彼女の顔は真っ赤で、思わず憎まれ口のその先を噤んでしまうディオ…。
「わたし……ディオくんの隣にいられれば…それでいいから…うれしいから……だから、無理に…出掛けなくても…いいよ?//」
「…の…っ//」
「え?」
「こ、の……可愛いバカ正直めーーーッツ!」
急に大きな声で叫ぶや否や、youをその場で抱きしめたディオ。
衝動的に出てきた言葉だったようで、うっかり本音が曝け出されたのだが、
当のyou本人はというと、ディオの本音より「抱きしめられた」という事実の方が衝撃が大きかったようだ。
真っ赤な顔でディオの名を呼ぶ。
「でぃ、ディオくん?!!//」
「五月蝿い!黙れ!馬鹿!阿呆!この間抜けがぁ!//」
「ご、ごめんなさい…。」
最終的にこの状況をよく噛み砕くと、
言っていることとやっている事が矛盾していますよ、と…心で思うに至ったが、口ではとても言えないyouだった。
そんな矢先。
「you…。」
「は、はい!」
「お前……おれのこと、どこのくらい好きだ?」
「えぇ?!」
唐突に何を言い出すかと思えば、全くディオらしくない…
よく恋人同士が言い合うような言葉が飛び出してきた。
先程からディオは一体どうしたのだろうか、
いつもと様子が違う気がすると推測していると、彼の次の命令で驚きの状況へ追い遣られる。
「10まで数える間に答えろ。さもないとキスする。」
「えぇええ!!?//」
「ぃーち…、10。」
「えぇえええ?!!!!」
「時間切れだ。」
「でぃ、でぃおく……んっ…!//」
両手でyouの頬をがっちり掴み、逃げられないようにして口付けを落とす。
(効果音にズキュウウウンと聞こえた気がするが、気のせいだろう。)
ちょっとの間呼吸を止めた後、そっと離された唇。
掴まれたままのyouの顔は真っ赤で、ディオはそれを見て満足そうに笑った。
「クッ……何だその顔…。」
「だだだだって…げげ、玄関先で…!!//」
「フン、周りに誰もいないから、したんだ。この間抜けが……。」
「あの…ディオくん…。」
「何だ。」
「間じゃなくて…腰が抜けそう……その、驚きで。」
「仕方ないヤツだな……部屋に行くか…。」
「ひゃ?!」
ぱっと顔に添えていた手を離したかと思えば、
ディオはすばやくyouの身体に腕を回し、軽々と抱え上げた。
「でぃでぃ、ディオくん!おお、重いから…っ!わたし!」
「はぁ?おれは身体を鍛えてるんだぜ…お前も知ってるだろう。」
「そ……それはそう、だけど…。」
「腰抜けそうなんだろ、運んでやる。」
「うう…ごめんなさい…//」
「ま、望みどおり今日は家で過ごしてやるよ。」
「あ…ありがとう、ディオくん//」
ぱぁっと顔を輝かせて、ディオの首根っこに腕を回すyou。
結局外でデートは適わないディオだったが、これはこれで…と2人で過ごす休日を満喫するのだった…。
大事なのは
キミといるコト
ディオ
(しかし…家で何をするんだ?)
you
(えー……っと……えっと…えっと、えーっと…。)
ディオ
(3-2-…。)
you
(でぃ、ディオくんと寝たいですっ…!!//)
ディオ
(ブーーーッツ!!///)
you
(朝9時までに色々用意するの大変で……だから、ちょっと眠くて…ディオくんは眠くない?)
ディオ
(あ……あぁ、が、ガチなヤツな…そ、そうだよな…//)
you
(やっぱりそういうのはダメかなー…。)
ディオ
(仕方ない…特別におれのベッドで寝る事を許可してやる。有難く思えよ、心の底から感謝しろ!)
you
(うん!あ、ディオくんも一緒に寝てくれるんだよね?)
ディオ
(・・・。)
you
(わ、ベッドふかふか!ディオくんのにおいがする…。)
ディオ
(神は言っている…まだここで襲うべきではないと…ッツ!!くそっ!//)
you
(ディオくん?)
ディオ
(あー、もう、分かったよ!寝るよ!寝ればいいんだろう!//)
you
(わーい!)
ディオ
(ほら……腕に頭乗せろ。)
you
(うん……わー……しあわせー…//)
words from:yu-a
title by:Fortune Fate様
あなたの言葉が好きでした
素敵なお題をありがとうございました
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