ヒソカ
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ボクとyouとの関係は?
幼馴染とまではいかないけれど
随分前から一緒にいて
随分前から想い合っている
けれど互いに「恋人」だとは言わないね
この関係は、何というのだろう?
キミとの理由を探してた
最近、youの元気が無い。
と、ヒソカはぼんやり考えていた。
笑うことが少なくなった気がする、とも。
とはいえ、自分は気まぐれな風来坊よろしく、暇になれば世界へ飛び出して
趣味である青い果実を見つけに行ったり、狩りに行ったりと中々同じ場所に留まることをしないため、
youと会う時間の中での彼女の人となりや表情を完全に把握できているわけではない。
だからこそ、ここ最近彼女に会いに帰った際の雰囲気に違和感を持つものの、
調子が悪いのかどうかをハッキリと確信が持てないでいた。
「(でも、先月会った時は普通によく笑ってたような…あれ?もしかして楽しそうに過ごしてたのは先月だけ?
先々月はどうだっけ…怒ってた?いや、youは…うん、笑ってた気がするぞ…?)」
一人、悶々と悩んでいると、背中にトン…と何かが当たる気配。
それがyouの額だと、振り返らずとも分かったヒソカはくすぐったそうに笑った。
「どうしたの、you?」
「ひそか……ヒソカ、あのね…。」
「うん?」
「もしも、わたしが死んだら……ヒソカ、どう思う?」
「は?」
重たい質問をいつもの声色で普通に問いかけてきたyou。
一瞬、言っている意味が分からずにヒソカは素っ頓狂な声を上げる…。
「唐突だねぇ…どうしたの?」
「うん、何でかな……急にね、知りたくなったんだー。」
「うーん…そうだなぁ・・・◆」
何故、その質問をしたのかは尋ねることなく、ヒソカは悩み、そして答える…。
「やっぱり、寂しいよ。」
「それだけ?」
「…まぁ…他にも…色々…◆」
「例えば?」
「声が聞きたくなるし、顔も見たくなる、髪を撫でたくなるし…きっと、youを抱きしめたくなるよ♣」
「そっかぁ…。」
「キスもエッチもしたくなるしね♥」
「はは……ヒソカらしいなぁ…//」
「・・・。」
楽しそうに笑っている声なのだが、どこか辛そうで…。
ヒソカは眉を顰めて暫し言葉を噤んだ。
暫し漂う沈黙の中で、youは更にヒソカの背中に向けて質問を放つ…。
「ヒソカー……もしも、わたしが消えちゃったら…その時は、たくさん泣いてね?」
「・・・。」
「その後はね、誰か他に好きな人がいてもいいから…。」
「うん?」
「ただ、時々でいいから……頑張って思い出してほしいな、わたしのこと。」
「ボクは他の事はよく忘れるけど、大事なコトは忘れたりしないよ…だからこうしてキミに会いに戻ってる…今みたいに。」
「そっか・・・ありがとー。」
その言葉の後、自分の腹に回された細い腕。
ぎゅう…と、後ろから抱きつかれ、背中に伝わるあたたかな温度で心が満たされていく。
自分の後ろで、youがふわりと笑みを浮かべているのが分かる。
ヒソカはそれに満足し、ゆっくりと目を閉じた。
「you…。」
「はい。」
「泣きなよ♠」
「!!」
「辛いんだろう?何があったの?」
「どうして?分かるの?」
「分かるよ…奇術師に不可能はないの…◆(ていうかyouが分かりやす過ぎるんだけど)」
「・・・。」
「どうしたの?」
「ひそかぁ……!」
ぐすっと鼻を鳴らす音がして、youが泣き出したのに気付いたヒソカ。
優しい手つきで腹部に当てられたyouの両手を解き、自身は体をくるりと反転させた。
ヒソカはそのままyouの身体を抱き上げて、ベッドの上へ座らせると
自分は膝立ちで彼女と正面を向いて目線を合わせ、そっと頬に手を伸ばす…。
途端、透明な涙がyouの瞳から零れ落ちた。
「わたし…死んじゃうのかなぁ…?」
「どうしてそう思うの?」
「最近とても具合が悪いの…。」
「どういう風に?」
「とにかく吐き気が凄くて…身体がちょっと熱くてボーっとしたりする。」
「熱…と、吐き気ねぇ…食欲も無いのかい?」
「ううん、食欲はあるよ…でも、食べても戻してしまっての繰り返しというか…。」
「ふむ…◆」
顎に軽く手を当てて悩む仕草をするヒソカ…。
一方のyouは打ち明けることによって不安で堪らなくなったのか、
尚も涙を零しながら、情けない声を漏らす…。
「ヒソカ……わたし、病気なの…?」
「(いや、まさか、そんな……でも…。)」
「このまま死んじゃうのかな…。」
「youは死なせないよ……。」
「ヒソカさん…。」
「ああ、あの……もう1つ質問、いい?」
「はい…?」
「ん♥……ちょっとこっち…♥」
ぐいっとyouの顔を引き寄せ、ヒソカはそっと彼女の耳元に唇を寄せる…。
「ごにょごにょ…♠」
「…ぇ?!と……あれ、そういえば…きてません…。」
「\(★^o^▲)/」
「え?え??」
「you……。」
「は、はい!」
「ちょっと、今すぐ病院行こうか…。」
「や、やっぱりわたし…!死……!」
「産婦人科ね。」
「え…さんふ…?」
「キミは……どうしてそんな自分の体のコトに無頓着なんだ…っ!」
「えーっと…?」
「はぁ…。」
例えば、勿論返り血だが、ヒソカが服を赤く染めて帰って来た時だったり…。
偏頭痛で薬を飲んだりする時、気分が沈んでいる時…彼女はいつも、彼に心底心配を向けるのだ。
そのくせ、風邪が酷くなってから病院に行ったり、ぶっ倒れてから貧血対策を取ったりと…
自身の体調管理には無頓着な人間らしい。
つまり、今回の彼女の稀有は…。
「…子どもができたんじゃないかってことだよ…◆」
「・・・・・ぇえええ!!?」
「体温の微上昇、食欲増進、突然の嘔吐感、それに加えて生理が来ない……妊娠の初期症状に当て嵌まるからね♠」
「そ…そう言われると…。」
「you、浮気はしてないだろうね?」
「し、しないよ!ヒソカがいるのに……そんな相手はいませんっ!」
「ヨシヨシ、そうだよね◆」
「あの…ヒソカ……じゃぁ、じゃぁ…もしかしてわたし、それで具合悪いの?」
「それを確かめるために病院に行くんだよ…♠」
「はわわわわわ!!どうしよう!!」
てっきり彼女のことなので、やんわり「うれしい」と微笑むかと思っていたヒソカ。
しかしながら、慌てて動揺するという予想外の反応を見せたため
ヒソカは、らしくもないと思いながらも、質問を投げ掛けてみた。
「どうしようって…何が?嬉しくないの?」
「嬉しいよ?でも、怖い。だってヒソカ……わたし、一人で育てる自信…ないもん!」
「どうして一人で育てるのさ……ボクもいるのに♣」
「えぇっ?!ヒソカも育てるの?!」
「・・・だってボクとyouの子どもなんでしょ?」
「そう…だけど……いつもすぐいなくなるから…ヒソカ。」
「・・・反論できないねぇ…♠」
「だから、嬉しいけど自信、ない……。」
youの尤もな理由に対し、
ヒソカは痛いところを突かれた…と、明後日の方向に視線を逸らす。
それでも彼女はヒソカにとって、他の女性とは違う特別な存在。
そんなポジションに位置する相手が自分の子どもを身篭ったかもしれないということであれば、
今までのように自分を中心に日々を過ごすことを暫くの間控えることも、吝かではない。
「自信が付くまでずっと傍にいてあげるよ♥」
「んー…絶対うそだー……。」
「嘘じゃない、本当ホント♣」
「でも、だとしても…ヒソカにお父さんって務まるの?」
「失礼しちゃうな…奇術師に不可能は無いんだよ?」
「そっか……。」
「ウン、だから……とりあえず病院行こうか◆」
「…ヒソカ……。」
「・・?」
それでも未だ納得のいかないような顔で、youはヒソカを見つめる…。
「ヒソカ……迷惑してる?」
「何で?してないよ?」
「でも、自由じゃなくなっちゃうよ。」
「ストレスが溜まらない程度に息抜きはするよ♠」
「嫌いにならないの?」
「嫌いになる理由が無い◆……それとも嫌ってほしいの?」
ヒソカに逆に質問され、youはフルフルと首を横に振った。
すると彼は「だろう?」と微かに微笑む…。
「ボクは……youがスキだよ…♥」
「本当?」
「ウン、だからキミと一緒にいたいし、子どもも見たい◆」
「ヒソカ…。」
「ウン♥」
「・・・泣きたい。」
「もう泣いてるじゃないか…♠」
「ううん、今度は……嬉しいから泣くの。」
「・・・おいで、you。」
両手を広げて待つヒソカに、youはぎゅうと抱きついた…。
「youはあったかいなぁ♥」
「ヒソカも。」
「そのうち告白でもしようかと思っていたんだケド……先に結婚、かな?」
「わお。」
「youはボクの奥さんか………ん、いい響きだ♥」
「ていうか、まだ本当に妊娠かどうか…。」
「ああ、そうだったね……ま、多分間違い無いと思うケド…◆」
「どうしてそう思うの?」
「え?ああ、それは………ナイショ♥ (いつもワザと中に出してたからなんて流石に言えない…)」
「ケチー。」
「くっくっく…◆」
含み笑いを零すヒソカに多少むっとした顔を向けたものの、
youはすぐに微笑み、ヒソカを見上げて言った…。
「ヒソカ…。」
「ん?」
「わたし、絶対ヒソカのこと幸せにするからね…あと……ここにもいれば、この子も…。」
「・・・それ、ボクの台詞なんだけど…◆」
「えっ!あっ!えっと…!!」
「皆で幸せになろうね、you♥」
「…っ…!」
youの髪をゆっくり撫でながら、ニコリと笑みを浮かべたヒソカ…。
再び、嬉しくて涙を流したyouが力強く頷いたのは言うまでもないだろう。
理由のきっかけは
思わぬサプライズでした
title is :たとえば僕が(都羽様)
あなたの言葉が大好きでした。
ありがとうございました。
words from:yu-a
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