天空闘技場編
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頭ガンガン
気分最悪
肌荒れあれ
典型的な二日酔い
…というわけではないようだ。
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ゴウカクxノxライン
06:waking
「んぅ…?」
微かな声を上げてyouの目蓋が上がる…。
元々、限界まで飲むタイプではなく、途中で眠気に襲われたり断念するタイプなのだろう。
未だ覚醒してはいない意識だが、少なくとも酒を飲みすぎて寝起き最悪という状態ではないようだ。
気だるい身体を起こそうと試みるが、少し力を入れたくらいではそれは適わなかった。
起きれないなら起きれないでもいいかと思い、再び目蓋を閉じたのは
ふわりと花や石鹸の類の香りが自分を包んでいたからだ。
それに加えて、まるで雲の上にいるかのようにふわふわとしたベッドの感覚。
「あったかくてしあわせ…。」
「それはよかった♥」
「・・・・・!!!?」
返された声が引き金となり、全身に力が入ったらしい…。
起きれなかったはずの圧力…という名のヒソカの腕を撥ね退け、
youは飛び起きて、周囲を見渡し…そして覚醒した。
「ぅ…ぁ…ぁ…!?」
広い部屋に見覚えがあるのは、自分も同じような部屋を与えられているから。
ただ、自分の部屋と根本的に違う点が1つある…。
「おはよ♥」
「おは…っ!ひ・・・」
「うん、ボク、ヒソカだよ♥」
「ひ……ひぎゃぁあああ!!!」
ヒソカが隣で寝ていることだ。
どうやら同じベッドで抱きしめられて眠っていたらしい。
ひとしきり叫び終わると、youは顔を真っ赤にして何度もヒソカに謝罪した。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ!本当にすみませんっ!」
「まぁまぁ…◆」
「わたし、わたし昨日、寝ちゃったんですね?!そうなんですね?!」
「うん…♠」
「ここはヒソカさんのお部屋ですか?!もしかしなくても連れて来てくれたんですよね?!」
「うん、そだよ♣」
「ぅああああ!本当にごめんなさいっ!穴があったら掘りたいっ!//」
「入りたい、だよ……女の子がそんなこと言っちゃダメ♥」
「あああもう!どっちでもいいんです!こんなご迷惑を掛けるなんてわたし、もう…最低!」
「いやいや…そこまで気にしないでよ、寧ろボクの方こそごめんね◆」
「ふ、え…?」
「脱がせちゃって♥」
「!?」
ムクリと起き上がり、ニッコリと笑顔でそう言い放ったヒソカに絶句するyou。
そう言われてみればヒソカ自身はひとまず上半身裸である…。
まさかと思い、恐る恐る自分の今の姿を見てみると…。
「っ…え??と、わ…ワイシャツ…?」
「そ♣ それボクの。」
「ヒソカさんの…?」
「いや、ね……キミの着てる服が皺になっちゃうとアレかな~って思ったから…悪いと思ったんだけど、脱がせちゃったんだ♠」
「ほら、あそこに置いてるよ◆」とヒソカが指差した方向には
きちんとハンガーに掛けられた自分の服があった。
「それで、下着のままっていうのも寒いだろうから、代わりにボクのシャツを着せたってワケさ♣」
「そう、だったんですか…。」
「(そのままだと確実に食べてしまう自信があったしねェ…◆)」
そう言って据え膳は食べていないのだと、若干の紳士具合をチラつかせるヒソカ…。
(だが下着姿と自分のシャツを着せた時でそれぞれ数回視姦で欲を発散させた)
「下着姿を見ちゃったのは謝るよ、ごめんね◆」
「いえ…恥ずかしいですけど、元々自分が寝てしまったのが悪いですし…ご迷惑を掛けてる分も合わせると全体的にわたしに非がありますから…。」
「真面目なんだねぇ…◆」
正直一発くらいは平手打ちを食らうかと覚悟していてのだが、
彼女には全くそういう暴力的な思考は見当たらない。
念能力者でハンターであるから、平和主義者…というわけでもないのだろうが…。
どちらにせよ、カッとなって手を上げない部分はヒソカの残念がる部分ではあった。
「(短気で分かりやすい方が、からかい甲斐あるのになぁ…残念◆)」
「あの…ヒソカさん…。」
「ん?」
「シャツ…ありがとうございました…//」
「ううん、いいよ……っていうか…う~ん、改めて見るといいモノだねぇ、それ♥」
「それ?」
「ボクのシャツを着てるyou♥」
「うむ?」
「そういうの何ていうの?彼シャツ?いいよねェ♥」
「萌えー?」
「ウン、萌え~♥」
顔を見合わせて2人でくすくす笑い合う。
ふいにヒソカの腕が伸ばされ、youの髪を何度も撫でる…。
「ヒソカさん…?」
「いい話と悪い話があるんだけど……どっちから聞きたい?」
「え…じゃ、じゃぁ……いい話からで!」
「いい話はね……youがすっごい可愛いってコト♥」
「はい?」
「素直で優しくて、ボクと真反対なのが興味をそそるんだろうね…◆」
「真反た……っわぁあ!ななな、何?!//」
撫でていた手の動作をピタリと止めると、
両手をyouの腰に添えて突然身体を持ち上げたヒソカ。
笑顔のままベッドにボスッと仰向けに倒れ込めば、
ヒソカに捕まっているyouも身体ごとヒソカの上に雪崩れ込んできた。
わたわたと暴れるyouを尻目に、熱っぽい溜息を吐く…。
「はぁ…♥たった数日でキミはもうボクのお気に入りだよ◆」
「(それは、わたしにとってのいい話じゃないんじゃ?!!)」
「すりすりしちゃう♥」
「?!?!!///」
「はぁ~…身体も正に女の子!柔らかくって気持ちいいなぁ……ン♥」
「ゃぁっ…!//」
近付けた顔に頬擦りしながら、youの身体をぎゅうっと抱きしめるヒソカ…。
ヒソカの逆を言えば、たった数日でこんなにもスキンシップを取られるようになっているこの状況は異常だと…。
youはそう思いながらも、ヒソカのペースに見事に嵌っているのだろう…。
拒否せず、溜息混じりに享受してしまうのであった…。
「はぁ……いい話は分かりました…悪い話を教えてくれますか?あと、お尻触るの止めてください…//」
「ちぇっ★分かったよ……悪い話か…いいよ、あのね……♠」
「はい。」
「試合時間、とっくに過ぎてるよ◆」
youの断末魔の悲鳴が天空闘技場に響き渡った…。
words from:yu-a
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