ヨークシン編
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目が覚めた朝
隣には誰もいなかった
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ゴウカクxノxライン
10:He left me a note.
遊園地での出来事…。
観覧車の中でヒソカに心の内を伝えられ、それを受け入れたyou…。
己の目標を達成して、ヒソカだけに向き合える自分に成っていないyouとしては不本意だろうが、
叶うなら、そんな歪んだ自分を受け入れてほしくて、一つになりたい…という彼の要望に応え、
情を交わした……。
「それまで、お別れだ…you。」
最後の言葉が今も耳に残っている。
残響し続ける。
起き上がって、自分以外の人の気配のしない部屋を見渡したところで、無意識に涙が頬を伝った。
もうここにヒソカは訪れないこと…。
否、寧ろ自分の前にいつものように何か含んだような笑みを浮かべてフラリと現れることが無いだろう、ということ。
昨日のヒソカの、その最後の表情や言葉から察するに有り余った。
それでも尚、分かっていてなお、その姿を探してしまうのは仕方のないことなのだろう…。
服を着込むことすら念頭から失くしたように、一糸纏わぬ姿で部屋を見回るが、
狭いホテルの一室などすぐに探索し終わり、何処にも彼はいないという現実に直面するに至った。
「ヒソカさん…。」
名を呟くことが何かのスイッチだったかのように、
彼女の視線はベッドサイドのテーブルへと導かれた。
何かが置いてあることに気付いた時には足は既に動き出しており、
上に置かれたメモを見つけ、それに手を伸ばす。
二つ折りにされたそれはホテルの備品のメモ帳で、
カサリと音を立ててゆっくりと彼女の手によって開かれた…。
出会いは突然
再会は偶然
約束は必然
最後は運命、だよ♥
文字のひとつひとつを見つめれば、再び自然と涙が溢れた。
「ヒソカさん……こんな…綺麗な字をお書きになるんですね…。」
ヒソカはyouから逃げもしないし、追いもしない。
だが、今はもう会えないことが決まっている。
ただ、それだけは理解できた。
words from:yu-a
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