ヨークシン編
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やっぱり
最終確認は
しておかないと
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ゴウカクxノxライン
09:Your mind is made up.
遊園地を出て、youの部屋へ戻ってきた2人。
実を言うとyouは、ヒソカにそれこそ帰り道でどこぞのホテルやら歓楽街に連れていかれるのではないかと気を張っていたのだが、生憎とそのような事はなかった。
しかし、帰宅してすぐに「先にシャワーを浴びてもいいかい?」と尋ねられ、
ああ、やはりそういう話は続いているのかな…と思うに至った。
部屋でそわそわと待っていると、割と時間を掛けず
ヒソカが腰にタオルを一枚巻いただけの状態でシャワールームから出てくる…。
いつもの重力に逆らった髪型は、今、半乾きで重みを帯びているが、
短いので軽くドライヤーを掛ければ、奇術師OFFのヒソカの出来上がりだ。
「お待たせ……やっぱりお風呂ってさっぱりするよね、youも行っておいで♥」
「は…はい。では……い…イテキマス。」
「(カタコト…◆)」
これからの事に今から緊張が隠せていないyou。
そのカチコチになってバスルームに入っていく姿に思わず盛大に吹き出しそうになるヒソカであった…。
それから二十分程。
洗髪まで終わらせたyouがベッドルームへ向かうと、
まるで自分の家かのように布団に入って寛ぐヒソカの姿があった…。
「やぁ、おかえりー……って…何だいキミ…わざわざパジャマ着てきたのかい?…まぁ、可愛いからイイけど…♠」
「え…いや…あの…。」
「だって、どうせ裸になるのに……まぁいいや、おいでよyou♥」
ニコっと可愛く微笑み、無害さをアピールするヒソカ。
youは警戒する小動物のように恐る恐るベッドに近づく…。
伸ばされたヒソカの手に己が手をそっと乗せた刹那、ぐいっと思い切り引っ張られた。
ベッドに倒れ込んだかと思えば、あっという間にヒソカに組み敷かれる…。
「ひ…ひそかさ…!」
「怯えなくても大丈夫だよ、you……ね?」
「う…うん…?」
「ボクはキミのこと凄く好きだから…♥」
「ヒソカさん…。」
「本当はyouが可愛くてかわいくてもう辛抱たまらなくて今すぐボクを中にツッコんで啼いてボクを見上げてくるyouが見たくて仕方がないんだけど、本当にキミが大事だからボク今すっごい我慢してるよ、優しくしたいから♥」
「うん、前置きは心に秘めておいてほしかった。」
軽いツッコミを本気で入れつつも、自分がヒソカにとって大事な存在とされていてよかったと…切実に思うyouであった…。
少し安心した表情のyouにヒソカ自身も安堵の色を浮かべ、
今しがた押し倒した彼女のその身体を抱き起こして向かい合った。
コホン、と軽く咳払いをしたヒソカ。
「you…。」
「はっ、はい!」
「本当にいい?止めるなら、今のうちだよ…?」
「・・・。」
「実際、キミの『念能力を会得してから』という目標は達成されていないのだから……ぶっちゃけ、これはボクのワガママなのだし……それでも…」
「それでも、いいんです。」
「!」
「いいんですよ、ヒソカさん…。」
「ほんとうに?」
「はい、本当です。」
「うーん……ボクからお願いしておいて今更なんだけど……何だかねェ……理由、聞いてもいいかい?」
どうも納得できない…と、ヒソカは言う。
普段誰かを抱く時にその理由など、相手がどれだけ知ってほしいと懇願しても聞きもしないはずなのに
やはり彼女のこととなると話が別になるようだ。
そんなヒソカの想いを知ってか知らずか…。
youはゆるい答えを返してきた…。
「うーん……何ででしょうね。」
「そんな曖昧な…♠」
「強いて言うなら……ヒソカさんが本心から…そう望んでるような気がしたから…かな?」
「・・・♣」
唇の下にぴたっと指を付けて、小首を傾げる。
その仕草は非常に可愛いものだったが、その言葉はヒソカにとってあまり良くはなかったようだ。
彼は軽く膨れるように、唇を窄める。
「失礼だな……ボクはいつだって……心の底からキミを抱きたいって、思ってたよ?」
「ううん、あのね……上手く言えないんですけど……。」
「・・うん?」
「言葉じゃなくて……心が……そう言ってた気がしたんです。」
「クックック…そう、またクサい台詞を……♦」
「ふふ、ですね。んー、でも……そうじゃなきゃ…言い表せませんよ?」
「そうかな?」
「だって、ヒソカさん……笑ってたから。」
「・・・ボク、youの前ではいつも笑顔でいる気が…するんだけど?」
「いつものじゃないやつです。」
「えーー…?」
「うーんと……例えば、いつものが奇術師スマイルだとすると……お願いされた時のヒソカさんのお顔は…。」
「ウン?」
「ヒソカさんの笑顔、という感じでした。」
「・・・あぁ、ウン……そっか……何となく、分かったよ…♦」
それはとても穏やかな瞳で、youを見据えた。
そっと彼女の頭を撫でて、ヒソカはもう一つ…とおまけの質問をしてみることにした。
「ちなみに……youは「どっち」のボクが好き?」
「何だか前にもありましたね……でも、やっぱり同じです。」
「ん…♥」
「わたしは…どちらも「ヒソカさん」であればいいです。」
心の底では、彼女ならそう言ってくれると信じていた。
ただ、やはりそれをyou本人の口から言わせたかったのだ。
ヒソカは「ありがとう♥」と微笑みながら礼を言うと、
彼女の頭を撫でていた手を肩へと下ろし、軽く瞬きをする。
「ねぇ、you……1つ…お願いしてもいい?」
「はい?」
「キスしてほしいな&♥」
「え……ぇ………あ…//」
「ダメ?」
「わ……わかりました、け、け…けどっ、あの…目!目は……瞑っててください!」
「ウン、分かった♥」
いつまでも慣れない彼女の初々しい反応にニヤニヤしながら、ヒソカはそっと目を瞑った。
暗い視界が約20秒程続き、いよいよ目を開けて「ちょっと遅いんじゃない?」と、
ツッコミでも入れようかと思った矢先、ぴたりと唇に触れた柔らかな感触。
「ん・・♦」
「~~~っ!」
パチッと目を開いた時にはもう既に唇は離されており、
目の前に顔を真っ赤に染め上げたyouが両手をぎゅっと握りしめて、ちょこんと座っていた。
「ぁ……・・・ああっ!!」
「ぇ……っひゃ!?」
「youっ……!!」
「う、わ!ひ、ヒソカさ…?!」
ブルブルと震えた後、何かに耐えられなくなった様子のヒソカ。
ガバっとyouに覆いかぶさった。
「ごめん、やっぱり優しくできる自信、無くなった……♠」
「えぇっ?!」
天井をバックに、熱っぽい瞳で見下ろしてくるヒソカがあまりに蠱惑的で、思わず呼吸を忘れてしまったyou。
やっと出てきた言葉といえば、とりとめのない単語くらいのもの。
「あ、し……心臓、ばくばく…してて…!」
「ウン、ボクも…♥」
「(ヒソカさんが……好きすぎる…。)」
「何か……結構余裕無いかも、ボク……♥」
「う……できるかぎりで、が…がんばりますので…!」
「・・・だから、キミ……それ、ワザと…?」
「なにが……っ?!」
「ん・・・ふ…♥」
「んぅ……ぁ…。」
言う事がいちいち可愛いんだよ、と……言葉が紡がれる前に口は塞がれた。
ヒソカがyouの両手を絡め取り、ベッドの端へと静める。
一度のキスで、角度を変えながら深く口付けていく。
ちゅ、と軽いリップ音を立てて唇が離されると、
トロンとした瞳のyouがヒソカを見上げていた。
それにまた理性が刺激され、ヒソカは彼女の額に口付ける…。
「you、スキ…♥」
「ひ、ヒソカさ…!!」
「一緒に、溺れよう、ね?」
「…う…。」
それは情事開始の合図のような言葉で、余裕の欠片も無いyouにできることと言えば、
ただ一度…コクリと頷く事くらいのものだった。
→溺れて、夢を、見る ?
words from:yu-a
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