ヨークシン編
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寝顔は天使…などとよく言いますが
この人の場合は
あまりに綺麗過ぎて
人ならざるもののような気さえします
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ゴウカクxノxライン
06:Finally we meet again!
「うーん…本当にきれいな寝顔……。」
「ン…。」
「あっ、起きた。」
ヒソカが目をしぱしぱと瞬きさせると、その細い視界の先にはyouの姿があった。
普段のパターンを考えるのであれば、ヒソカが笑みを浮かべて彼女を見下ろしているのだが、今日は逆。
それはひとえに心を許す相手として、youという存在が無意識にヒソカの脳内にインプットされたことに他ならない。
「おはよう、you…今日はとっても早起きさんだね♥」
「はい、何か緊張して30分くらい前に目が覚めちゃいました…。」
「そんなに前に?全然気付かなかった……ククッ…すっかり絆されちゃったなぁ…♥」
「え?」
「ううん、こっちのハナシ…◆」
「?」
「それより…何だかいい匂いがするねェ?」
「そうなんです!ヒソカさんがいるから、ちょっと朝食頑張って作ってみました!」
「ほんとう?」
「でも、ちょっと頑張りすぎちゃったかも…。」
「おやおや…♥」
軽く口元で笑みを作りながら、体を起こすヒソカ…。
普段の生活スタイルなのだろう…起き上がったヒソカは上半身裸…というかアンダーもパンツしか履いていなかった。
寝起きという状況下にあることもあり、その色気も半端無いわけで…。
途端に、youはカッと頬を赤らめて体ごとヒソカから視線を逸らす。
「あばば…!!//」
「ん?どうかしたのかい?」
「ひっ、ひそかさっ…ふっ、服!服着てくださいぃ…!//」
「仕方ないなぁ……でも、今のうちに慣れておいた方がいいと思うよ?」
「な、なんで?」
「くっくっく……それは言わなくても分かってくれよ…♥」
「・・・~っ?!!//」
「何なら、事前練習で触っておくかい?すぐ勃つよ?」
「な、な、な……?!?//」
それはつまり、そういう関係になった時のことを言っているのだと…。
想像で行き着く方が恥ずかしいということを分かっていて、ヒソカは態と答えを言わなかった。
まんまとヒソカの思惑通り、己が想像力で答えに辿り着いたyou。
しかも、男はその行為まで「やらないか」よろしく、何の気なしに勧誘するときたものだ。
当然ながら「ヒソカさんのヘンタイ!」と、顔を真っ赤にしてyouは一目散にベッドから退散していった。
「…残念♥」
まぁ、この場合「わかりました!」と素直に返事をされても困るわけだが。
ヒソカは終始楽しそうな笑みを浮かべながら着替えを済ませ、youの元へと向かった。
「おまたせ♥」
「わ、ヒソカさん、今日は私服なんですね。」
「うん、今日は一日フリーだから…youと一緒にいたくてね。だから私服♠あー……もしかして、迷惑だったかい?」
「え。」
「え?」
「えぇえええ?!!」
「な、何?どうしたの…?」
あまりのyouの驚きっぷりに、少し退け腰になるヒソカ…。
目を丸くしている彼女を見下ろせば、ワナワナと震えながら小さな唇が開いた。
「いい、一緒にいてくれるんですか?!」
「ウン、youさえよければ♥」
「いいいいいいいんですか?」
「ククク…いいんですよ♥」
ポンポンとyouの頭を軽く叩き、笑みを浮かべて見せた。
それから「ああ◆」と、一言。
ポンと手を叩いてから、ヒソカは彼女に質問する。
「ヨークシンの…どこか行きたいところ、あるかい?こっちに着いた時に車はレンタルしてるから、遠出もできるよ◆」
「あはは……それなら昨日一昨日に再会したかったです…はぁ。」
「?」
「実はかくかくしかじかで…。」
そこでyouはヨークシンの大図書館を探して迷子になりかけたこと、
そして自分と同じように図書館を探して迷っている男性と友達になったことを一部始終話した。
「成程…遺跡ハンターの仕事の一環で態々遺物の歴史調べねェ……本当に仕事熱心なんだね、youは…♠」
「いや…それはちょっと違うのですよ、ヒソカさん…。」
「どうして?」
「実は…天空闘技場を出て、仕事場…というかサトツさんに報告をしたんですけど…。」
「ああ、キミの師匠だったっけ?」
「ハイ、それで…その後、現場に戻るつもりだったんです、わたし。」
「仕事だものね、しょうがない◆」
「でも、サトツさんに……会いたい人がヨークシンのオークションに参加するっていう話をした際…。」
「ウン?」
「現場には戻らず、ひと月みっちり念の修行を付けてくれるって…言ってくださったんです。」
「ほぅ…それはまた…◆」
「どうしてだい?」と、ヒソカが尋ねるまでもなく、youはその説明を始める。
「その時、先程言った「遺跡ハンターの仕事の一環」として、オークションに出される遺物の回収の話を聞いたんです。」
「あぁ…成程ね…★」
「わたしがヨークシンに行きたがってることを察して…。」
「見た目通り、お気遣いの紳士ってワケだ…♣」
「あはっ、本当に……本当にそうなんです。」
「♠」
「うん…けど、でも……ひと月みっちり稽古を付けてもらっても技が会得できなくて…それで、ヒソカさんに会う資格無いって思ってしまって…。」
「そういう理由もあったんだね……納得★」
「はい…。」
「ハイハイ、暗い顔しないの……♠」
「す、すみません…。」
「でも、色々分かってよかったよ……特に、男と知り合った経緯なんかは知れてよかった♣」
「め、目が怖いです、ヒソカさん…。」
「だってその部分に関しては怒っているから、しょうがない♥」
「でも、な、何もないです……本当に!」
「ホントウに?」
「本当に!」
「本当に本当に?」
「本当に本当に!」
「ボクだけ?」
「ヒソカさんだけっ!」
「なら許そう♥」
youの両肩に手を添え、ヒソカは彼女の額に軽くキスを落とす。
ほんのり赤く頬を染め、目を逸らすyouにクスクスと笑みを向け、
大幅に逸れてしまった話をごく自然に本題へと戻した。
「で、今日はどこに行こうか?」
「えっと、えっと…!うーん、ヒソカさんのヨークシンのオススメスポットとかありますか!?」
「んー…歓楽街?」
「却下!」
「冗談だよぉ……ラブホテル?」
「却下!あんまり変わってません!」
「ウン、即答だったね……じゃぁ、遊園地なんてどう?」
「きゃっ…か…らない。」
「ククッ、それ、どっち?」
「い、行きたいです……遊園地…ヒソカさんと…//」
「大丈夫?ちょっと子どもっぽいかな?」
「いいえ、乗り物には乗り尽くす感じです。」
「ああ、ガチな感じなんだ…♠」
まぁそれでもいいか、と…ヒソカは笑みを浮かべる。
「何に乗ろうかな、何があるかな?」と、子どものようにわくわくとイメージを膨らませているyou。
そんな彼女の頭を優しく撫でながら、ヒソカは笑う。
「そうと決まれば、早速ご飯を食べて用意しないとね?」
「はいっ!」
ヒソカの提案に元気よく返事を返すyou・・・。
2人はそうして朝の食卓へと就いた。
words from:yu-a
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