天空闘技場編
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迎えに来てくれた人を
満面の笑みで迎えれば
「何かイイコトがあったんだね♥」
見透かされているのは
いつものこと
Passing mark
ゴウカクxノxライン
32:watch the game
「なして分かりましたですか?!」
「youは顔に出るから…あとリアクション…♠」
「むむ…。」
「もうそろそろ時間だ♣歩きながら話そうか♠」
「そうですね!」
迎えにやって来たヒソカの意見に同意し、youは部屋を出る。
廊下を歩きながらyouは先程ゴンとキルアに会って仲良くなったことをヒソカに話した。
「で…その後にキルアくんがやってきて、一緒にご飯を食べたんです!」
「そう…楽しかったかい?」
「はいっ!とても!ヒソカさんのこととか、サトツさんのことを話しました!」
「ボクのコト?彼等は何て?」
「…え……っと…。」
「あー…いい、いい……何て言われたかもう分かった◆」
恐らくいつもの「友達を辞めた方がいい」と言われたことを悟ったようだ。
ヒソカはどこかやる気を無くしたように軽く溜息を吐いた。
そんなヒソカの反応を見て、軽く苦笑したyouだったが、
そのあとすぐにクスリと小さく笑い声を零す…。
それに気付いたヒソカが「何?」と尋ねれば
youはまたくすくすと…どことなくうれしそうに笑いながらヒソカを見上げた。
「ううん、ゴンくんはヒソカさんのこと、目標みたいな存在だって言ってました。」
「ヘェ…それは……ウン、光栄だね♥」
「わたしもだよ、って言いました。」
「そうなの?」
「ええ、流石にヒソカさんのようにはなれませんが…。」
「ウン、絶対ならないで◆」
youが言うのはヒソカの強さの意味なのだが、
ヒソカにとっては自分の性格その他のことと考えた部分が大きかったようだ…。
顔は笑っているが心から拒否の意が感じられた。
よく分かっていなさそうなyouが「何故ですか?」と返してきたので
とりあえず「んー、ちょっとねー◆」なとやんわり流すヒソカであった…。
「まぁ…ヒソカさんが目標なんだもん…ゴンくん…絶対負けないと思います!」
「そうだね…応援しないとね♥」
「はい!楽しみです!」
「♥」
そうやって歩きながらゴンやキルアの話をし、2人は試合の会場へとやってきた。
席に着いてゴンの試合開始を待つ…。
「うう…何か緊張しますね。」
「くく…キミが戦うワケじゃないんだから…♠」
「そうなんですけど…この試合でゴンくんとヒソカさんが戦うかが決まるわけですし…。」
「まぁ、判断材料の一つさ……内容によっては及第点はあげないよ♥」
「ゴンくんなら絶対合格のラインを越えますよ!」
「・・・そうかな?」
「はい!」
にっこりと確信を持った笑顔をヒソカへと向けるyou。
そんな彼女をじっと見つめ、ふっと笑みを浮かべると、
ヒソカはクシャクシャとyouの髪を撫でた。
「わ、わ、ヒソカさん?!」
「だとすれば、キミは本当にすごい★」
「???」
「戦わずしてボクの「合格のライン」を飛び越えたんだから…♣」
「・・・合格…の、ライン…ですか。」
「ウン♥」
「・・・そう…なんでしょうか…。」
「そうだよ♥」
「・・・・。」
少し、悩むような表情でyouはヒソカを見つめる。
何か言おうと微かに唇を開いたところで、
会場から「おまたせいたしましたぁ!」と明るい声が響き、試合に遮られてしまった。
すぐにyouはパッと顔を明るくさせ、リングの方へと視線を向かわせたので
ヒソカはそれ以上何も尋ねることなく、口を閉じた…。
それから…。
リングへ上がってきたゴンの姿にテンションを上げたyou。
楽しそうに応援するその姿を微笑ましく見ていたヒソカだったが、
後々、ゴンの戦略や身のこなしに成長を見て取ったようで、一人違った意味で興奮していた。
「やったー!すごいすごい!ゴンくん!」
「勝ったねェ◆」
「はいっ!」
「文句無しのスマートな勝ち方だった★」
youはヒソカの言葉にコクコクと首を縦に振る。
そうやって歓喜している彼女に「ちょっと待っててくれるかい?」と尋ねるヒソカ。
youが分かった、と頷いたのを確認してヒソカはゆっくり席を立った。
それから約10分…。
観客席が段々と空になっていき、半数が会場を後にしたであろう頃にヒソカは戻ってきた。
「ただいま♥」
「ヒソカさん!おかえりなさい!どこ行ってたんですか…?」
「ゴンに会いに…◆」
「!」
「試合、受けることにしたよ…日程はゴンから連絡がある★」
フッと作ったヒソカの笑みからは色んな感情が渦巻いているようで、
その一つ一つの意味はyouには読み取れなかった。
「・・・応援しますね、ヒソカさんのこと…。」
you自身が混沌とした纏まらない考えと気持ちを抱いているからだろう。
ヒソカを見上げて笑ったyouもまた、読み取れない感情を含んでいた。
words from:yu-a
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