天空闘技場編
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地上251階、高さ991m
一日平均4000人の腕自慢がより高い階を目指してやって来る
上の階に行けるのはその勝者のみ
「野蛮人の聖地」とも「格闘のメッカ」とも呼ばれるそれは
"天空闘技場"といった
Passing mark
ゴウカクxノxライン
01:meeting-again!
「どうもありがとうございました。」
「あ、ああ……いや、こちらこそ…。」
にこりと笑顔を向ければ、いかつい顔の対戦相手が戸惑いながらも挨拶を返す。
初めの50階は番狂わせ。
賭けに外れた野蛮人たちの野次が飛び交う中、軽い足取りで100階へ。
150階からはそれなりに知名度が上がった。
野次どころか声援までが飛んでくる。
どんな猛者と相対してもスマートに勝ち残り、
試合の後には必ず丁寧に、それはそれは綺麗なお辞儀をするので
対戦した相手からの憎まれ口は殆ど無い。
「ただいまの試合!you選手の勝ちでーーすっ!!」
場内に実況アナウンス嬢の大きな勝利宣言と歓声が響き渡る中、
youと対戦相手は会話をしながら控え室に戻っていく。
「アンタ…女なのにやたら強いんだな、ひょっとして念使いか?」
「あっ!えっと…念をご存知なんですか?」
「まぁな、ただ今絶賛修行中ってヤツだ…だからこそオレぁまだ200階クラスには勝ちあがれないんだけどな。オレに勝てたってコトはアンタは十中八九念使いってコトだ。」
「・・・。」
「自分で言うのもナンだが、オレはパワーもスピードもそこそこだし、じゃなきゃ何よりオレが女に負けるハズねぇ。」
「あはは…。」
「見たトコただの可愛いお嬢さんだが…よっぽどの力自慢の怪力でもない限り、な。」
「怪力では…ないです。」
「だろうな!」
「ふふ…。」
「ハッハッハ!」
戦う前はガンを飛ばしていた相手であっても、試合が終わってyouが礼を述べると
別人のように爽やかな顔で八割方声を掛けてくる。
話の内容は中身があるものだったり、特に無かったり。
ただ、彼女にとっては彼等本来の性格と向き合うことが出来て嬉しいようだ。
いつも笑顔で話を受け答えしている。
「200階クラスの対戦、頑張れよ!」
「はい、今日はありがとうございました!」
控え室の前で今一度深々と対戦相手の男に礼を入れ、
youは目標でもあった200階へ繋がるエレベーターへと向かった。
words from:yu-a
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