天空闘技場編
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「イルミくんのお家に…ですか?」
「そ♠ 本当はキミを連れてくのは気が進まないんだけど…。」
と、溜息混じりにヒソカは言った
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ゴウカクxノxライン
15:banana?
コスプレ事件から数日…。
戦闘猶予期間を今度こそ有効に使おうと思っていたyouは日々を修行に費やしていた。
大体は一人でノルマを決め、念修行を行っていたのだが、
ある日、ヒソカが部屋を訪れて「一緒にイルミの家に行ってほしい」と言ってきたのだ。
それで冒頭のように尋ねたのだが、どうやらヒソカはyouと共に行く事に対してあまり気乗りしない様子…。
正直、尋ね辛くはあったが、ひとまず問いかけてみる…。
「気が…進まないのに、ですか?」
「ウン…イルミがねー…◆」
「イルミくんが?」
「ボクが欲しがってたモノを手に入れてくれたらしいんだけどね…それをイルミの家まで取りに行くんだ♣」
「えーと、この近所なんですか?」
「同じ大陸の北西だね…パドキア共和国のデントラ地区だよ、移動には飛行船を使うくらいの距離さ♠」
「じゃぁ、ちょっとした旅行ですね!」
「・・・!」
にこりと笑みを作ったyou。
彼女のその言葉にピンと何か思いつくことがあったらしい…。
今まで渋っていた顔は何のその…。
ヒソカはコロリと表情を変え、笑顔を作った。
「you、何日か闘技場(ココ)留守にできそう?(youと旅行youと旅行youと旅行…)」
「ん、大丈夫ですよ?まだ全然準備期間残ってますから。」
「じゃぁ…一緒に行ってくれない?旅費は全部ボクが持つから…◆」
「えー!でも…。」
「ボクが出さなくてもイルミが出すよ……youに来てって言ってるのは彼なんだから◆」
「はぁ…?まぁ、でも、ただで旅行できるのは嬉しいー!」
「じゃぁ、決まりだ♥」
「何が有名かなぁ…お土産買わなきゃ!」
「くっくっ……早速観光気分だねぇ?」
「す、すみません…//」
「いいよ、用事が済んだら観光して帰ろう★」
「わーいっ!!」
両手放しで喜ぶyouにニコニコと笑みを向け、ヒソカは彼女の頭を撫でる。
「出発は早いほうがいいかな、明後日とかどう?」
「はい!大丈夫です!」
「滞在期間は…そうだなぁ、3日くらいにしとこうか◆」
「わくわくしてきた…修学旅行みたい!……バナナはおやつに入りますかっ、ヒソカ先生?」
「入りません★」
「あははっ!」
「くっくっ…◆」
他愛も無い会話で笑い合いながら、ヒソカはyouの隣に寄り添った。
「バナナか……◆」
「ん?」
「ボクのが食べたくなったら遠慮無く言ってね?」
「え?バナナ?」
「ウン、いつでもキミの可愛い口にツッコ……あー…入れてあげる♥」
「一人で食べれますよ…ていうかヒソカさんって…。」
「何だい?」
「バナナ好きだったんですね、意外~。」
「え…いや、好きっていうか……うん、まぁ…好きだねぇ(このベタな下ネタでさえも通じない驚きの鉄壁さ加減◆)」
「そうですよねぇ、バナナって身体にいいですもんねぇ…。」
「ウン…とっても「イイ」よね…身体に…♥」
「ヒソカさんの強さはバナナからですかっ!?」
「そうかも…だってとっても美味しいから♥」
「そっかー…わたしも今度から食後にヨーグルトとかに入れて食べようかな…バナナ。」
「ああっ……そんな…!」
「え?ヨーグルトはダメ?」
「白濁に塗れたyouの……ぁ…すっごく……イイよぉ…♥」
「やっぱ乳酸菌とのコラボは推奨ですね!分かります!」
「はぁ…♥//」
何故か熱っぽく、恍惚の表情を浮かべているヒソカにyouは首を傾げるのであった…。
ヒソカの下ネタトーク(youは全く気付いていないが)の後、
耐え切れなくなったのか、彼はスッと立ち上がり玄関へ向かう…。
「ヒソカさん?」
「急用を思い出してね…今日はこれでおいとまするよ♠」
「そうですか……じゃぁ、明後日ですね!」
「ウン、ちゃんと準備するんだよ?」
「はいっ、ヒソカ先生!」
「ん、いい子だね♥」
「あの……ところで、どうしてイルミくんはわたしも呼んでくれたんですか?」
「ああ、それね…実際イルミも困ってるみたいだけど。」
「??」
ヒソカいわく…。
前回イルミとyouが出会った後、家に帰った際に彼女の話を両親にしたのだそうだ。
「念使いだけど、珍しくヒソカがマトモな女の子を連れてた」と。
すると、ご両親(特に母親の方)が会ってみたいと言ってきたらしい。
イルミは面倒事だし、ヒソカを家に呼ばないといけなくなるので嫌だと断ったらしいのだが、聞く耳を持たず…。
「それで母親の方に「何とかして呼んでちょうだい!」とせがまれて……って事らしいよ◆」
「どうしてそこまでせがまれたんでしょうか…?」
「んー…どうしてだろうね?(ボクは何となく分かるケドねぇ…)」
顔は笑っているが、雰囲気はそう和やかなものではないようだ。
それはそう。
ヒソカには予感もあったし、ある程度の予想も付いていたからだ。
イルミの実家はあの世界的に有名な暗殺一家「ゾルディック家」。
資財云々も重要だが、それ以上に個々が如何に強く在るかが最たるポイントとなる家庭。
つまり、結婚相手にもそれが求められるという事。
イルミもそういうイベントを考えてもおかしくない年齢なわけで、
彼の両親(くどいようだが主に母親)がyouを吟味すべく、呼ぶよう懇願したということだろう。
そう…ゾルディック家に嫁ぐのであれば、念使いであることは必須条件。
しかしながら、まず女性でその条件を満たしている者は少ない。
更に言えば、イルミと対等に遣り取りをしている自分…つまりヒソカに気に入られた女性ということであれば興味も期待も湧くというもの…。
「…親公認でもyouは渡さないケドねー★」
「ん?」
「ううん、こっちのハナシ♥」
「それはそうと、イルミくんは実家住まいだったんですね!」
「くっくっく…とっても広くて大きい…youは絶対驚くよ♠」
「驚くの?」
「ウン、きっと♣」
「そっかー、イルミくんのお家かぁ……楽しみ!」
「ボクも、youと旅行楽しみ♥」
「よろしくお願いします!」
「ウン♥」
最後にひとつ綺麗な笑みを落として、ヒソカは自分の部屋に帰って行った。
youはというと「よし!」と意気込み、早速荷物の準備を始める。
「あ……バナナ買って来よう。」
「ヨーグルトも」と付け加え、準備後に買い物にも出掛けるのであった…。
words from:yu-a
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