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鷲巣さんと夏!
you「サイレンの音……今日は終戦の日でしたね。」
鷲巣「そういえばそうか……時間が経過しても忘れられんものだな…戦争というものは…。」
you「大事なことですから…。」
鷲巣「まぁ、ワシの場合はその後、日本の頂きに立つまでの期間の方がひょっとしたら戦争より色々忙しかったかもしれんのだが…。」
you「ええと…少しですが鈴木さん達にそう聞いてます、何かもう…色々大変だったって。」
鷲巣「・・・。」
you「・・・?」
鷲巣「少し、考えた。」
you「何を?」
鷲巣「もし、youがワシと同じ時間を生きていたら…もし、あの時代に生まれず、今をyouと生きれたら…。」
you「うん……それは…どう、でしたか?」
鷲巣「多分、どちらも無理じゃな!」
you「あら、まぁ………理由を聞いても?」
鷲巣「うむ、まず無理、現代に染まり切っておるお前があの時代を生き抜けるワケが無いし、何より同じ体験などさせたくもない。」
you「・・・。」
鷲巣「かと言ってあの時代に生まれず、今のぬるま湯のような世の中じゃワシは面白おかしく、ワシらしく生きられん気がする。」
you「そうかなぁ…わたしはいつだって鷲巣さんは自分に真っ直ぐに自分らしく生き抜くと思うけど…。」
鷲巣「それもまた、あの時代を知っているからそう判断しただけのこと。知らずと今に産み落とされればワシはワシのまま生きる、それは変わらんだけの話じゃ。」
you「ですよね!」
鷲巣「だから……どうあってもワシはお前と同じ時間を生きることは叶わなかっただろう……そこは少し……いや、随分深く…辛い部分ではあるかもしれん…。」
you「え、何言ってるんですか?」
鷲巣「ふ…?」
you「同じ時間、生きてるじゃないですか……私たち。いますよ、わたし、ここに。鷲巣さんの傍に、ずっと。」
鷲巣「・・・。」
you「昔のこと振り返ったり、先の事心配するのも間違ってないし、別にいいんですけど…。」
鷲巣「you・・・。」
you「できれば今隣にいる私のことだけ……隣にいる間くらいは想い続けてもらえると……飛び上がるくらいには嬉しいんですけど。」
鷲巣「…なんじゃそれは…。」
you「あれ…想ってくれない感じですか…。」
鷲巣「そんなもの、出会ってからこの瞬間もずっと想い続けとるわ……莫迦者。」
you「…ですよね!」
だって 私も そうだから
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