my moderate brown
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心配してくれるのは
大変嬉しいのだが…
my moderate brown
役に立ちたいと願うこと
「you、少しよろしいでしょうか?」
「うん?」
「単刀直入に申し上げます。」
「は、はい?」
「貴女、このところずっと、逃げ腰の戦いをしていますね?」
「う"っ……いや、そんなことは…ないかと。」
「あ り ま す。」
「・・・。」
有無を言わさぬアルジュナの圧力に、思わず縮こまるyou。
彼曰く、戦闘の場面で明らかに攻めていくべきところも、
全て守りありきの指示を出しているという。
元々、youがあまり戦う事を好まない性格であることは知っていたが、
ここ最近は攻めを躊躇うような彼女の指示に、思わず怪訝な表情を浮かべてしまう程だったと言うアルジュナ。
「私は貴女のお役に立ちたいのです。その為の強さは十二分に持っています。それはご存知でしょう?」
「うん……知ってる…。」
「では何故……それとも私の実力を疑っておられるので?」
「そ、そんなことは絶対ないよ!アルジュナが凄く強いことは知ってる!」
「でしたら……!!」
「でも……アルジュナが傷付く姿は見たくなくて…。」
しゅん…と、叱られた子どものように素直な感情を顕にして俯くyou。
アルジュナはというと、全ての理由が自分の身を案じてくれることに起因していたのだと分かり、思わず目を見開いた。
嬉しい反面、真の強さを知ってもらえていない気がして、何とももどかしい。
「……貴女のために死力を尽くすことは私にとっての誉です。どうかご理解を。」
「アルジュナ…。」
「……正直、私はどのような敵にも負ける気がしませんし。」
「わお…。」
「己の力を過信しているわけではありませんよ、ちゃんと私は私を知っています。」
「うん…。」
「その上で申し上げています。山の一つくらい掻き消すことは容易いですし……あ、嘘だと思われたのならやってみせましょうか?」
「い、いえ……結構です…。」
「それに、サーヴァントは魔力さえ供給されれば問題ありません。例え瀕死の傷でも、鉄の意思で限界してみせます。」
「アルジュナ…。」
「ですので、その時はどうぞ、よろしくお願いいたします。」
「え?」
「え?じゃありません。貴女私のマスターでしょう。」
「そう、だけど…。」
「返事は?」
「は、はいっ!」
ギラリと鋭い眼光で睨まれ、思わず背筋を伸ばして返事をするyou。
余談だがアルジュナが「ドSだけどいざというときにはちょっとデレてくれる理系の先輩」に見えた瞬間だった。
「よろしい。まぁ、このアルジュナが早々大きな怪我などするわけがありませんがね。」
「う、うん…そうだね。」
「ですが、もしも魔力が枯渇した時は、頼まれてくれますね?」
「………は、い。」
最早「くれますか?」という問い掛けでさえなかったという…。
返事はイエス以外認めません、という無理矢理な会話を終えると、
youも流石に何か思うことがあったようで、アルジュナに問い掛けた。
「ねぇアルジュナ、あなたの強さを理解した上で…わたしからも少しいいかな?」
「ええ、何でしょう?」
「うん、あのね……「役立ちたい」と願うことは素敵なことだと思う。」
「ええ。」
「でもね、そこに犠牲が伴っちゃだめだよ……。」
「マスター…。」
「だから、これからはアルジュナが無理の無い範囲でわたしの役に立ってくれると嬉しいな。」
「はぁ……仕方ないですね。」
どこまでも他者を気遣うyouに、アルジュナは観念したように溜息を吐いた…。
「貴女がそう言うのなら、今後はそうしたいと思います。」
「うん!だからわたしも無理せずにアルジュナの役に…」
「ですが…。」
「え?」
アルジュナの反意語を受け、笑顔の表情のままで首を傾げると、
you以上に満面の笑みを浮かべてアルジュナが言葉を続けた。
「you、貴女はわたしに尽くしてくださいね、全力で。(魔力供給的な意味で)」
「え、何で……あ、アルジュナ、わたしの話聞いてた?!」
「ええ、聞いていましたとも。」
「じゃ、じゃぁ何故…!?」
「だって…貴女私のマスターでしょう。」
「そ、そうだけど……そうだけどっ!!理不尽~!」
「仕方ありませんね……では、方向性を変えましょう。」
「??」
方向性を変えれば、youの答えが変わるというアルジュナ。
you自身はどういう意味なのか分からず、頭に疑問符を浮かべて首を傾げていたのだが…。
次の瞬間、顔を真っ赤に染めることとなる…。
「youは私の恋人でしょう?」
「っ…!?//」
「全力で……傷付いた私を労わってくれますよね?(性的な意味で)」
「ひっ……ひきょうものぉお!///」
「何とでもおっしゃい。」
「酷い!アルジュナ酷いよ!!」
「安心なさい、これ以上無いくらいに愛してあげますから。」
「ッ~~!!//」
やはりアルジュナが「ドSだけどいざというときにはちょっとデレてくれる理系の先輩」に見えるyouなのであった…。
可能な限り
がんばります。
words from:yu-a
title by:Kiss To Cry
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