garb of love. 番外編
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これが世に言う
もっともポピュラーな
メイド服なるものです
garb of love
The maid uniform!
ひょんなことから、カルナの前でメイド服姿を披露することとなったyou。
(※『器用な指先、不器用な言葉』参照)
彼のリクエストに応えて、丈は短い制服を着ている…。
否、着用させられている。
「何か……ちょっと恥ずかしいです。」
「とても愛らしい。よく似合っているぞ。」
「あ、ありがとうございます…。でも、これ着たところで何するワケでもないから、よく分からない状況ですけどね。」
「そうだな……その姿で外に出るのは控えてもらいたい。」
「そうですよねぇ、ハロウィンでもないのにこんな格好……完全に白い目で見られます。」
「誰かにそんな姿を見せないでほしいという意味だ。」
「うん、だからつまり、何処に出しても恥ずかしいマスターになるのは阻止ってことだよね?」
「そうではない……つまり……オレ以外に見せてほしくない…という事だ……烏滸がましい、傲慢な願いだとオレ自身ですら思うが……。」
「っ…!//」
独占欲を顕わにした、カルナの思わぬ発言に、
ボッと顔を赤くし、抱き付く程に近い距離でyouは彼に詰め寄る。
「も……もう一回言って?!//」
「傲慢な願いだと思う。」
「そっちじゃない、その前ですっ!」
「……オレ以外に見せてほしくない。」
「っぅ〜〜〜!!//」
カルナの胸に頭をぐりぐりと押しつけるyou。
何の動作だ…と、不思議に思いながらも、
カルナは彼女のやりたいようにさせるのでった…。
ひとしきり嬉しさに悶え終わった後、満足したのか、
youはカルナに礼を述べると、身体を少し離した。
「ありがとう、カルナ…すごく嬉しかった。」
「そうか…自重しようと思ってはいるのだが…お前と共にいればいる程、我欲が強くなってしまうようだ……いかんな。」
「そんなんで我欲とか…それだと、カルナ以外の人たちはもう救えない程我儘ってことになっちゃうと思うけど…。」
「そういうものか?」
「ふふ、そういうものです。さ、気分も頗る良くなったし、お茶でも淹れようかなー!カルナ、何か飲む?」
「それならオレが用意しよう。」
「ううん、折角こんな格好なんだし…カルナのためにお茶、用意させてほしいな。」
「…you、ありがとう。」
「うん!カルナは紅茶でいい?」
「ああ。」
「ではでは…少々お待ちくださいませ。」
恭しくカルナに一礼し、準備に取り掛かるyou。
数分ののち、トレイにティーセットを乗せて戻ってくると、
彼女は普段より丁寧にカルナにお茶を差し出した。
「お待たせいたしました、カルナ様。」
「!?」
「ふふ……なんてね。」
「ああ、とても驚いた。「カルナ様」など言われたのは遠い昔のことだったから…だが、何と言うのだろうか……youから言われるのはとても……その…気分が高揚してしまうな…。」
「そうなの?」
「……少し、背徳的というか…。」
「そんなこと、ないと思うけど……本来であれば、きっと正しい立ち位置なんじゃない?」
「そうかもしれないが……いや、でも、今オレはお前のためのサーヴァント。お前のための存在だ。だから、正しくは、ない。」
「じゃぁ、今日だけ特別仕様だね。」
「…続けるつもりか?」
「カルナが嫌なら着替えるよ。」
「いや、着替えは……。」
「?」
「もう少し……その姿のyouを見ていたい。」
「わ……わかりました…//」
カルナから素直に、ストレートに向けられる愛情が嬉しくて、
ついつい締まりなく破顔してしまうのはいつものこと。
今もへにゃりと笑みを浮かべて、カルナの向かいに着席したyouだった。
ちょうど3時のおやつよろしく、お茶をし始め、
とりとめもないことを話して小一時間…。
ポットの中も空になったところで、お茶会は終了となった。
「you、少し出掛けてくるが、構わないか?」
「うん、どうぞ。」
「すまない。カレーパンのストックが切れていたことを思い出してな…。」
「ああ…。」
「オレの生きた時代には無かったものだが、カレーは実に美味しいものだと感じた。我が故郷ながら、良い文化を育んだものだ…。」
「そ、そうだね…。」
大変感慨深そうにそう語るカルナ…。
ただ「カレーって美味しいよね!」ということを口にしているだけなのだが、
まるで、徳の高い僧が世界一素晴らしい食べ物とは何たるものかを説いているように見えて、思わず苦笑してしまうyou。
そんな彼女の想像など気付いていないカルナ。
「では、行ってくる」とyouに告げると、颯爽と部屋を出ていった。
さて、youはというと…。
彼を見送り、お茶会で使用した食器を全て片付けると、
急に眠気が襲ってきて、ベッドへと転がり、目を閉じた。
「(カルナが帰ってくる頃に起きれば、ちょうど目が覚めるくらいだよね。)」
仮眠として良い感じの睡眠時間だろう…そう自分に言い聞かせ、
youの意識はそこでフェイドアウトした。
・
・
・
・
「戻ったぞ、you……you?」
ものの10分、15分できちんと公言通りにパンだけ購入して戻ってきたカルナ。
部屋の主の名を呼んでみたが、返事も迎えもなく、
不思議そうな表情を浮かべて先へ進めば、彼女の姿をベッドの上で確認することとなった。
近付いてみると、彼女は布団も掛けず、スリッパのみを床に置いた状態で、
長いソックスもそのまま、すやすやと寝入っている。
恐らく、眠気に勝てずに仮眠を取ろうとして、そのまま深く寝入ってしまったのだろうと、カルナには容易く推測できた。
「you、このまま寝ては風邪を引いてしまうかもしれん…。」
「ん…。」
「!」
気持ち良さそうに眠る彼女を無理矢理起こすのは気が引けたものの、
このまま体調を悪くさせるのを看過はできない…と、やんわりと肩を揺さぶった。
…の、だが。
どうにも、それが良くなかったらしい。
呼びかけに微かに反応したことによって、彼女がゴロリと体勢を変えたもので、
短いスカートがひらりと捲れて眩しい太股が顕になってしまった。
更に、もうあと少しで…というかほぼ下着まで見えそうなこの体勢で、
白いオーバーニーのハイソックスと生身の太腿の絶対領域なる部分が大変…。
「大変良い……ではなくて…!いかん、you……頼む、起きてくれ、このままではオレは…。」
珍しく慌てた様子で、しかも、更に珍しく頬を赤らめ、カルナはyouを揺さぶる。
「んん……ぁ……かるな…?」
「ああ、you…!」
「もう帰ってきたんだ……おかえりなさい。」
「ああ、戻った。待たせたな…。」
「ううん、仮眠取ってたからちょうど良かったよー……どうしたの、カルナ…何か顔…少し赤い?風邪??」
「英霊は風邪など引かないぞ。というかこれは……気にするな。」
「そう?体調悪くないならいいんだけど……。」
「問題ない。」
「ん、分かった。さて……ちょっと早いけどご飯の用意でもするかなぁ??やっぱちょっと早い??」
「少し、早いかもしれんな。」
「ん"ー…。」
未だしっかり目が覚めていないのか、目を細めて少し遠くにある掛け時計に視線を向けるyou。
じーっと凝視したあと、ようやく時刻を確認できたようだった。
「だよね……あと一時間くらい……。」
「・・・。」
「カルナ…。」
「どうした、you。」
「一緒にお昼寝という選択肢は却下…?」
「惰眠を貪るのはあまり感心できたものではないが……youの身体が疲れているのなら話は別だ。付き添おう。」
「えっ……う、うん……じゃぁ、お願いします…(前者だとは言えない…。)」
真面目実直な家庭教師と、サボりを誤魔化す生徒になった気分だと、youはそっと思った…。
あれこれ思えど、結局、一緒に添い寝をすることになったため、
youはベッドの奥に体一つ詰め、カルナの横になるスペースを空けてやった。
華奢に見えるがカルナも歴戦の戦士。
ベッドがギシ…と重みを感じる音を立てて、重量の追加を如実に伝えてくる。
「カルナ……おやすみ。」
「ああ、おやすみ、you。」
「カルナは眠くないのに巻き込んじゃってごめんね……。」
「構わない。眠れなければyouの寝顔を眺めて楽しませてもらおう。」
「そ、それはヤメテ…//」
「!」
寝顔を見られたくない、という意味合いでだろう…。
カルナの胸に顔を押し付けてぎゅっとくっ付いたyou。
「あったかい…気がする。」
「そうか…?」
「うん……。」
「youはとても温かいと感じる。それに柔らかい。」
「カルナは硬いね。」
「そうだな。流石に違うだろう、男と女では…。」
「・・・。」
「…you?」
何か思いついたように、胸に埋めていた顔をパッと上げ、
youはカルナの胸板にそっと手を添えて口を動かした。
「カルナ様、男らしくて素敵。」
「ッ…?!!//」
「おや…。」
「you……。」
「はい…?」
「やはりその服……脱いでくれないか……どうも調子が狂わされていかん…。」
「ん、分かりました。じゃぁ、着替えてくるね。」
「いや、ここで。」
「はい?」
「今、ここで脱いでくれ。」
「か……カルナ…?//」
「脱げ……主人の命だ。」
「?!!?!!///」
「などと言ってしまいたくなる…//」
「ああ、そういう…//」
「そういうことだ…//」
御互い、赤い顔で視線を合わせては逸らし、逸らしては合わせを繰り返す。
最終的に、より羞恥心を大きく感じてしまうyouが、視線を合わせる事に耐えられなくなり俯くと、
メイド服のフリル付きのパニエの質量で感じなかったが、身体は嘘を吐けないということだろう…。
互いに密着した下部で、膨張したカルナ自身を目にしてしまった。
我慢するのも苦しいだろうに、彼はただ黙して自分の反応を待ってくれている。
相変わらずの紳士ぶりに、最早感心さえ抱いてしまいそうになるが、それは違うと、youは知っている。
カルナが耐えるのは紳士だからなどではなく、ただひたすらに自分の心を大事に想ってくれているからこそなのだと。
「えっと……カルナさん。」
「何だ、you。」
「とりあえず……ぎゅってして。」
「? 承知した。」
「そしたら……背中にファスナーあるから。」
「は…?」
抱きしめてほしいと願った後からの彼女の言葉に思わず目を点にした。
それはつまるところ、合図にほかならず。
まぁ、この場合はというと、言葉よりもyouの赤い顔と甘い笑みでカルナは全てを悟ったのだが…。
「カルナが…手伝ってくれるなら……いいよ//」
「you…。」
「手伝ってくれるなら、ここで脱いでもい……っん…!」
それでも、その言葉を待つ前に既に彼女に口付け、背中に回した手はメイド服のファスナーをなぞっていたので、
清廉などとは程遠く、自分も大概欲深い男だと、感じてしまうカルナなのであった。
メイド服の相乗効果は
いかばかりか
words from:yu-a
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