with you. 〜君と僕との永遠性〜 (アカギ)
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あたたかい言葉
あたたかい場所
あたたかい人
君はその全てだった
会いにいくよ
抱きしめたいんだ
with you.
~君とボクとの永遠性~
14:with you.
「赤木っ…!」
「赤木さんっ…!」
「赤木ぃ!!」
アカギの仲間達が叫んでいる。
自分と共に戦った仲間、その誰か一人でもアカギを説得できれば
自ら命を絶つという決意を変えてもいいと取り決めていた。
先ほどのひろゆきと話をしてから暫く、
結局、アカギはその決意を変えないまま
死へのカウントダウンを始めた…。
朦朧とした意識の中、一陣の風を感じたアカギ…。
『風っ…!
なんだ…?この風は…
しかし…
なんていい風なんだ…!』
爽風が木々の間をすり抜け、葉の散るイメージがアカギの頭に浮かんだ…。
『散ってゆく……
俺もあの葉といっしょだ……!
あ…
消える…
消えるな…!』
澄んだ青空に乗って飛ぶ葉の数々が次第に暗黒に支配されていく。
それを納得したように受け入れるアカギ。
『そうか…
これが死か…
よし…
行けっ…!
放たれろっ…!
飛散しろっ
赤木しげる…!』
漆黒の闇が振り払われ、先ほどイメージに浮かんだ晴れ空が目の前に広がった。
これで全てが完成……。
そう思ってイメージのブラインドを下ろそうとした瞬間だった…。
それは懐かしいトーン。自分を呼ぶいつもの明るい声がして
赤木は『起き上がる』…。
「アカーギさんっ!」
「……ん…ん?」
暖かい手が頬に触れ、驚いて目を覚ますと……
そこには彼女が笑って立っていた。
「…you……!」
名前を呼び、起き上がる。
身体が軽い…
そう感じて自分の両手足に目をやるアカギ。
そこには自分が鮮明に覚えている時代の赤木しげるがいた。
「久しぶりだね、アカギさん。」
「……you。」
そして彼女も……
youの姿も、自分と同じ頃の姿。
鮮明に思い出せる彼女の姿で立っている。
「おかえり、アカギさん。」
ふわっと笑うその顔が懐かしい。
youがそうやって差し伸べた手を掴み、アカギはその場に立ち上がる…。
そして、youを抱きしめた。
「ただ…いま、you…。」
「……あったかーい。」
「……you。」
「ん?」
「お前の歌、ちゃんと見つけた。」
「そっかぁ……見つかっちゃったか。」
「見つけてほしかったんだろう?」
「んー……どうかな、言葉にしなくてもさ、
アカギさんって私の想ってること全部分かってるでしょ。」
「オレだって……そんな完璧じゃない。」
「そっか…。」
youはアカギから少し離れ、問いかけた。
「それで……アカギさんの答えは?」
「そうだな……答えは…。」
「うんうん」と目を輝かせてアカギの回答を待つyou。
そんな彼女にフッと微笑を漏らすと、そのまま不意打ちでキスをした。
「こんなんでどうだ?」
「……ちょっと、アカギさーん?///」
先を歩き出したアカギを少し膨れた顔で追いかけるyou。
追いつき、背中を軽ポカポカと叩きながら歩いていると、
急にアカギが立ち止まり、youはその広い背中に顔面をぶつけた。
「いった…///」
「おい、you。」
「ん?」
くるっと後ろを振り向き、アカギは再びyouを強く抱きしめた。
そして……
「愛してる。」
耳元でそう囁いた。
fin...。
*。゜.*。゜.*。゜.*
(どこいくの、アカギさん?)
(さあな……行く先は不明だ。)
(一緒にいってもいい?)
(オイオイ…オレを一人で行かせる気か?)
(一緒に行くっ…!)
I wanna be …
with you.
*。゜.*。゜.*。゜.*
オマケ
「アカギさん、私、死んでしまって、いよいよ戸籍もお金も家も何も無くなってしまいました…。」
「何か増えてないか?」
「だって……アカギさんの世界に本来私はいないもの。」
「全部オレが持ってるからいいんだよ。」
「………。」
「それに……家はある。」
「??」
「ギャンブル好きの生臭坊主に頼んできたからな。」
「何を?」
「墓石の裏にお前の名前入れるよう、頼んでおいたから。」
「アカギさん…!」
「だから家はある。」
「大好き!」
数ヵ月後…
「アカギさん……最近家が狭くなりました。」
「何でか知らないけど、墓石削られてるみたいだしな。」
「愛されてますね、アカギさん。」
「オレはお前に愛されれば十分なんだがね。」
「アカギさん………///」
「しかしアレだな…。」
「はい…。」
「…狭いよな。」
「はい…。」
「引っ越すか。」
「…はいっ!」
それは次に廻り逢う世界へ…。
*。゜.*。゜.*。゜.*
オワリニ
か…完結いたしました!!
完結した長編って実は初めてかもしれません。
やはり『天』編は短く収まりました。
老アカギさんとハワイに行けるとかふぐ刺し食べれるとか
期待してらっしゃった老アカギさんFANの皆様
…ごめんなさい。
最期に、ヒロイン最期の歌に関してなんですが…
勘のいい方はすぐに気づかれたかと思うのですがね…。
長編の最初の文なんです。
最初の文を順序変えて並べると、歌になる…
というような…ちょっとこじ付けチックな小ネタです。
これを見終えた後で、もう一度初めから読んでもらったら、
また違う感じで見れるかもしれないですね☆
それでは、ここまで長編全てを読んでいただいた皆様に盛大なる感謝を!!
2008/5 words from:yu-a
*。゜.*。゜.*。゜.*
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