step4_(告白編)
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これは2人が
人生最大の破れない約束(と書いて大博打を打ったとも)を
交わした日
アカギさんとわたし告白編2
「ただいま…。」
「はいはいおかえりなさい……ってアカギさん!ずぶ濡れじゃないですか!!」
「途中で雨降られちゃって……傘持ってなかったからこの有様。」
「兎に角中へどうぞ。あ、でもちょっと待っててくださいタオル持ってきますから!」
「うん、ごめん。」
どのくらいの距離で、どのくらいの間雨に打たれたのか分からないが、
夕刻過ぎにyouの家を訪れた(彼いわく帰ってきた)アカギは全身ずぶ濡れで。
youは玄関で彼を待機させ、洗面所からバスタオルを持ってきた。
「はい、ひとまずこれで拭いてください。」
「サンキュ。廊下濡らすのもアレだから、靴下脱ぐね。」
「ええ。」
「悪い、一度家に帰ればよかったな…。」
「それは構いませんけど…ていうか寧ろ帰らなくてよかったと思いますけどね…。」
「なんで??」
「だってアカギさん、面倒くさがって脱ぎ散らかしてそのまま寝そうだもん。」
「(ありえる…。)」
「図星でしょ。お風呂入ってあったまって、ちゃんと着替えて寝ないと風邪引きますよ…。」
「うん。」
「お風呂さっき沸いたんで、よかったらうちで入ります?部屋で沸かすの面倒でしょ?」
「いいの?」
「こんな状況ですしね、どうぞ。」
「ん…助かる。」
玄関先で水滴が滴り落ちない程度に全身をタオルで拭き上げ、
youの好意に甘えて風呂へと向かうアカギ。
風呂から上がって濡れた服を再び着るわけにもいかないので、
ポケットから鍵を取り出してyouに手渡す。
「悪いけど、オレの部屋から着替え持ってきてもらってもいい?」
「分かりました……けど、服何処に仕舞ってますか?」
「行けば分かる……。」
「そんなざっくり…。」
「頼んだよ。」
「はいはい。」
随分アバウトな説明だったが、youは意外にも反論せずにそのままアカギの部屋へと向かう…。
というのも、前に何度かアカギの部屋に上がったことがあるのだが、
物の仕舞い場所が分からなくなるほど、物が無いのだ。
案の定、アカギから渡された鍵で彼の部屋に上がれば
さながら空き部屋のように閑散とした有様だった。
サンダル1足のみ置かれた玄関。
冷蔵庫だけが置かれたキッチン。
テーブルのみのリビング。
そして、箪笥1つのみの寝室。
「…確かに、行けば分かるわね…。」
女である自分の部屋と比較すれば、いかに何も物が無いかが分かる…。
否、カイジや零でもここまでシンプルな部屋ではないだろう…。
電気を点けても何となく寂しい雰囲気になってしまい、
youはそれを振り払うようにブンブンと首を横に振った。
「とりあえずシャツとパンツと……下着でいいか。足りなければ取りに戻るでしょ。」
寝室の箪笥を空けて、目的の物を取り出し、
しっかり鍵を掛けてyouは自分の部屋へと戻った。
服を届けるべく洗面所に入る扉をコンコンとノックするも、返事は無い。
恐る恐る扉を開けたが、脱衣所にアカギの姿はなかった。
シャワーの音は聞こえず、バスルームにアカギらしきシルエットも見受けられないので、
彼が恐らく浴槽に浸かっているのだと察したyou。
「アカギさん、着替えとタオルここに置いときますね。」
「ああ、ありがとう。」
「ちゃんとあったまって出てくださいよ?」
「うん。youも一緒に入る?」
「結構です。」
「あらら。」
軽い調子でアカギが誘い、同じように軽い調子でサラリとyouがそれを流す。
そんないつもの遣り取りを行い、youはその場を去った。
アカギが入浴している残りの時間で、youは夕飯の用意を済ませてしまい、
後は飲み物を用意するだけとなった頃、アカギが戻ってきたのだが…。
「お風呂ありがと。」
「いいえー……ってアカギさんふっ、服ッツ!//」
「?」
「ちゃんと服着てくださいっ…!!//」
「ヤダ。上がったばっかで暑いんだもん。」
「だもんって…//」
戻ってきたアカギは上半身裸にタオルを首に掛けた状態で、
うだるように暑い…という様子でその場にドカリと胡坐を掻く。
youはその姿を直視できずに、伏目がちに飲み物をグラスに注いだ。
「はい、どうぞ。」
「ありがと。」
「あの…そろそろ服着ませんか?」
「ヤダってば。」
「もうっ…。」
「…何で脱いでないyouが照れるの。」
「そ…そういう問題じゃないでしょ…風邪引くから言ってるの!//」
「クク……本当に可愛いね、youは。」
「もう知らない。風邪引けばいい…。」
「あらら……はいはい、分かったよ。」
あまり虐めるのも可哀想だと思い、アカギはふっと笑みを浮かべながらyouの頭をくしゃくしゃと撫で、手元に置いていたシャツを着た。
「はい、これでいい?」
「・・・・。」
「どうしたの、you?」
「え…いや………いえ…。」
「?」
明らかにシャツを着る前の動揺とは別の種類の動揺がyouから見て取れる。
どうしたのかと頭にふっと浮かんだアカギの疑問符は、すぐに解消されるに至った。
「ああ、これ…?見たことなかったっけ??」
そう言ってポン…と自分の右肩を叩くアカギ。
タオルで隠れていた右肩に刻まれていたのは痛々しい刀傷。
それを目にして彼女は動揺しているのだと、悟ったのだ。
「すいません…今までも海とか行ったし、何度か見たような気はしてたんですが…聞いていいのかな…えっと、事故か何か…ですか?」
「ううん、ちょっと刀で斬られた。」
「ちょっと刀で斬られたァア?!!」
「ブハッ!いい反応。」
ガタっと膝を上げ、思わず中腰になるくらい動揺するyouに、
思わずらしくないくらい吹き出すアカギ。
そうなった状況を問うべきか、否か、など自問自答し、
目をぐるぐるさせていたyouだったが、最終的にはやはりアカギの身を心配し始めた。
「だだだ大丈夫なんですか?!今も痛いんですか?!」
「ううん、もう塞がってるし痛くないよ。」
「でも、でも!か、刀ってなんで……どこで…そもそも銃刀法違反とかあるし??!」
「ちょっと博打でね。刀は…多分向こうは脅しで終わると思ってたんだろうけど…使われちゃった。」
「使われちゃったァア?!!」
「ククク……面白い顔。」
「うるさい!//」
「まぁ、仕方なかったんじゃない……自分で選んだ事だし……多分、これからもそうなんだろうけど…。」
「そんな…。」
わたわたと忙しなく動いていたyouの腕が力無くストン、と落とされる。
まるで全てを達観したような…。
自分の歩んできた人生さえ第三者のような視点で語るアカギに、youはどうしようもない悲哀を覚える…。
困ったような、悲しそうな顔をして自分を見つめる彼女に、アカギはふう…と一息吐いて問いかけた。
「you……オレが怖いか?」
「っ・・・。」
「こういう生き方しかできない……あまりにアンタとかけ離れてる、オレのこと。」
それは初めて見る眼差しだった。
底無しに深い闇を携えたような瞳が生を渇望しているようにも、
その反対にまるで無気力に死を享受しているようにも思える…。
見れば見るほど、分からなくなる気がして、
かと言って逸らすこともできず、youは震えながら言葉を絞り出す。
「っ……こわい、です…ッツ。」
「・・・そう。」
「いつも、いつもだけど……アカギさんが分からなくて怖い。」
「・・・。」
「…どうして、そんななんですか…?」
「さぁ…どうしてだろうね。」
「けど……分からないことが怖いんじゃない。」
「うん。」
「わたしが怖いのは……アカギさんがいなくなること…。」
ぎゅっと拳を膝の上で握り締め、俯く。
顔が上げられないままのyouに、アカギの小さな溜息が聞こえた…。
「困ったね。youの願いには応えてあげたいけど……オレはオレの思うように生きたい人間なんだ…。」
「知ってる…分かってる……どうにも変えられないことくらい、ちゃんと理解できてるよ…今まで見てきたもん…。」
「you…。」
「ただ、1つ考えてほしいんだけど……もしわたしがアカギさんと同じだったらどうする?」
「youが…?」
「その生き方をしようとするわたしに、同じ事、言えますか?肯定できますか?」
そう問われて、アカギは想像を巡らせる。
自分と同じ思考をするyouの姿。
どうにもおぞましく思えるのは、変えようがないと理解しつつも、
自分自身で自分の生き方を異形なのだと理解し、そう感じているから…。
だからこそ「死ぬ時がきたなら、ただ死ねばいい」なんて言葉が彼女の口から出ようものなら、
目を見開いて「正気に戻れ」と、彼女の肩を全力で揺さぶるだろう。
「……できねェな……他のヤツならともかく……youはダメだ……止めるよ。ああ、矛盾してるな。you以外なら「お前が選ぶ道ならいいんじゃない」って言うんだけどな。」
「それと……同じです。」
「いや、違うね……アンタはオレだから止めたいんじゃない……あったかいヤツだからな…アンタは。他の誰であっても、止める。そうだろ?」
「違わないけど、違わないけど、けど、違います…っ!」
「フフ……何言ってるんだ?」
「確かにそうですけど!止めますけど!でも…違いますッ!」
「!」
彼女が必死で言葉を紡いで、必死で形容しがたい何かを伝えようとしているとは思っていた。
だからこそだろうか、アカギはyouの潤んだ目からポロリと涙が零れ落ちたのに対して、少しの驚きを抱くくらいで済んだのは…。
しかし、自分の思っている彼女の在り方にも自信があるため、否定してくる明確な理由も分からない。
現に、危ないことをしようとするアカギは勿論のこと、隣人のカイジや零、平山などが相手であっても
「そんなことはやめなさい」と全力で止めて掛かることを当の本人が肯定しているのだから。
だから、それの何が「違う」というのだ…と、アカギは問うた。
「うん……分かった。じゃあ、オレの考えとyouの思う何が「違う」のか、教えてよ。」
「っ…。」
「ゆっくりでいい、ちゃんと聞くから。」
アカギがそう言って腕を伸ばし、youの頬に流れた涙を掬うと、か細く震えた声で彼女が言葉を発し始めた。
「どうして決め付けるんですか?」
「you…?」
「どうして誰でも同じようにって決め付けるの?」
「・・・。」
「わたしが…一番いなくなってほしくないのは……アカギさんなのに……っ!」
「は…っ…?」
「アカギさんだから……怖いのに、どうして気持ち、決め付けるの…?」
「それ……どういう意味?」
「アカギさんは……誰より一番無茶する人だから……誰より一番心配なんです…。」
「・・・。」
こういう生き方が自分にとっての「普通」であって、
一般的な人間からすれば「異常」であると理解しているアカギ。
ある意味で自分の事を客観的に見る事ができるのもまた特異なところであるが、
彼女の言葉を聞いて思ったことといえば、やはり自分が異質であって良かったという事。
勿論、彼女を好きになって以降はらしくない程彼女に構い倒して、好きだと言い続けた結果もあるのだろうが、
だた普通に出会って、普通に仲良くなって、普通に好きになっても手が届かなかったかもしれない…。
本当に普通の生き方をする彼女の心を、普通ではない自分だからこそ占領することができたのだと…。
そう思えば、嫌になるくらい歪んだ自分の生き方を好きにもなれる。
「youはどうしてオレのこと、そんなに気遣ってくれるの。」
「ほっとけないから…。」
「でもただの偽善じゃないんでしょ?」
「それは…。」
「オレの気持ちは…ずっと変わってないし、変わらない……youが好きだよ。」
「アカギさん…。」
「youの気持ちは……変わった?」
夏には海や祭りに行ったり、クリスマスも一緒に過ごしたし、温泉やスケートなんかにも一緒に行ったよね、と…。
初めて、youが201号室に挨拶をしに来てから、そうやって色んな時を共に過ごして…と、アカギは彼女へ問う。
普段誰かとの思い出を語ったり、過去の感傷になど浸らないタイプのアカギが覚えているという事実は、
2人で過ごした時間がどれだけ彼にとって大事なのかが窺い知れ、それは再びyouを泣かせた。
そうして、ポロポロと涙を零し、youは言葉を詰まらせながらも答えを紡ぐ…。
「わたし……も、アカギさんが……好きです…。」
「それ、ほんと?」
「もう、嘘吐けない……いなくなってほしくないから……。」
「you……。」
「でもムリなんです…好きだけど、好きになっちゃいけないって理解してるから…っ。」
「どうしてそんなこと言うの。」
「好きだけど、終わってしまうのが怖いんです。」
「何で終わること前提なんだ…。」
「でも、絶対あるはず。一緒にいて……想う気持ちが薄れたり、アカギさんを怖く思ったりすることがきっとあると思う。」
「・・・そうかもね。」
自分の生き方を理解することは恐らく誰にも…寧ろ本人にも無理なのかもしれず、
ましてやパートナーとなった相手が精神的に参り、心の安寧を求めたくなるかもしれない、とアカギは言う。
「その時は離れて後悔しなくても、後できっと、とっても後悔する……怖いよね。」
「そうだな。」
「離れてから他の人を好きになったり、するかもしれない。」
「そういうこともあるかもな。オレはないけど。」
「だから、わたし…アカギさんの恋人にはなれない……なりたくない。」
「そうきたか…。」
「うん…ごめんなさい……どうしても、踏み出せない。好きな気持ちが大き過ぎる…。」
「……それってつまり、抱えきれないくらいオレのこと好きってこと?」
「そうだと思う……わたし……多分、この先アカギさん以上に好きになれる人はいない気がするの…。」
「オレもそうだよ……you以外考えられない。」
「だから…!」
もう一度、念押しのように拒否の言葉を吐き出そうとしたyouの口がアカギに塞がれた。
驚いて目を見開くyouの身体を支えながら、ゆっくり床へと押し倒して
ようやっと唇を離したのだが、その後放たれたアカギの言葉により一層彼女は驚嘆することになる…。
「その時は……オレがyouを殺してあげる。」
「は…?」
「その後、オレが死ねばいい。」
「な、に…何言ってるんですか…!??」
「youは優しいからオレを殺せないでしょ。でもオレはできるから。」
「??!!」
「もしもこの先、互いの気持ちが薄れる事があれば、離れることがあれば……後悔しない為に死ねばいい。」
「む、無茶苦茶言ってる…。」
「無茶苦茶かもね……でも、オレはいい案だと思う。」
「心中が?!」
「うん。だってさ……嫌じゃない?オレが他の誰かと…って考えると。」
「い、いやです…//」
「ククク……吹っ切れたらヤケに素直じゃない……可愛いこと言う。」
「かっ、からかうの禁止!」
「ハイハイ。で、続きね……オレもさ、嫌だから。youが他の男と手を繋ぐのも、キスするのも、全部嫌。」
「そう…なんですか…?」
「そうなんです。だから、いい案じゃない?」
「軽ッ!で、でも……命なんて…。」
「恋だって博打だと思えば賭けれるし、それが惚れた相手なら命も懸けれるよ。」
「あ、重かった。」
「ハハ、生半可に博打はやってないし、伊達にyouに惚れてないからな。」
「はぁ…。」
それは溜息にも納得にも取れるような言葉を零した後、カクンっと顔を横に逸らしたyou。
アカギがそのまま、何も言葉を発さずにしばし待てば、そのまま一度「ウン」と大きく彼女が頷く。
それからゆっくり、アカギと視線を合わせて言った。
「でも……うん、それでもいいです。」
「え、いいの?」
恐らくまた答えの引き延ばしか、お断りの言葉をいただくものと思っていたアカギ…。
それもまた致し方なし、ただ「好き」という気持ちが通じただけも今後また尽力する源になるか…くらいに構えていたため、思わぬ彼女の言葉に、らしくない程目を丸くして驚いた。
「わたしもほんのちょっと、アカギさんの生き方に毒されちゃったなぁ…。」
「(ちょっと…?)」
「だって、本当に……アカギさん以上に好きになれる人はいないと思うから。」
「you…。」
「それに、アカギさんが嘘吐かないって分かるから…。」
「嘘は吐くけど、youを裏切らないことは約束できるよ。」
「うん…。」
「…ありがとう、you……オレを好きになってくれて。」
「それは…わたしもなので……ありがとうございます。」
先程と違って、今度は軽く触れるだけのキスを交わし、2人はゆっくり体を起こした。
さぁ、折角積年の想いが彼女に届いた今、扱いを分かっている自分は
ここからどんな甘い言葉を吐いて籠絡し、初日のうちに心身共に自分のものにしようかと策を巡らせ始めたアカギ…。
しかしながら、youのガードの強固さは伊達ではなく…。
良い雰囲気などぶち壊さんとばかりに、空腹を示すブザーをその腹から鳴り響かせた。
「す……すみません…。」
「盛大に鳴ったな…。」
「鳴りましたね。」
「ククッ…ま、確かに腹減ったしな…そろそろ飯食おうか。」
「うん。でも、もう冷えちゃったから、ご飯温めなおしてきますね。」
よいしょ…と、食事の準備をすべく床に手をついて立ち上がろうとするyou。
するとアカギが優しく引き留めるように名前を呼び、その手首を掴むので、彼女は少し浮いた腰をまた下ろした。
「you。」
「?」
先程の張りつめた空気は既にお腹の虫の音で緩和されているため、
youは特に構えずにアカギの言葉を待ったのだが、放たれた言葉に思いもかけず、彼女は再び顔をぴりりと引き締めさせることとなる。
「オレの恋人になってよ。」
少しだけ口角を上げながら、しかし気持ちと答えは言わずもがなと分かっている様子で、ゆったりと。
「ふ…不束者ですが……よろしくおねがいします…。」
アカギは片足は伸ばして、もう片方の曲げた膝の上に片腕を置いて…とてもくだけた格好で。
youは三つ指を軽く床につけて、丁寧に礼をして…。
視線がかち合った時、お互いの態度が相も変わらず対照的で、
文字通り命を懸けた約束など気にも留めず、思わず緊張感の無い笑いが零れてしまうのだった。
死が二人を分かつまで
「ていうかさっきのちょっと気になりました。まるで福本荘の皆がアカギさんみたいな危ない人間みたいな言い方して…カイジくんや零くん達にちょっと失礼じゃないですか!」
「は?いやいや、失礼って……そもそもあの2人だけじゃないデショ、凡夫はまぁアレだけど、銀二さんとか森田サンとか…。」
「失礼ですよ!アカギさん以外……皆、きっとそんな無茶しないもん……。」
「あらら。」
「だから、一番ほっとけなくて、一番気になるんです……。」
「いやいや、意外と危なっかしい生き方してるよ、他の奴らも…。」
「そんなことないですよ……アカギさんだけでしょ!」
「うーーーーん……。」
「え、長…。」
「まぁいいや……気付いて取られちゃったら元も子も無いしね……そういうことにしておこうか……(まぁ、もう絶対放さないけど。)」
「?」
「ううん、こっちのハナシ。」
words from:yu-a
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