記念作品
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for fkmt FAN.
10000HIT感謝作品
※アカギさんが現代にいるという設定です
偶然・必然・運命!
『一目惚れ』とはよく考えられた言葉だと…
今日の今日までそんな言葉を信じていなかったyouは真剣に思った。
休日、その日はとても良い天気だった為、
youは最近見つけたお気に入りの公園に向かった。
公園のベンチでお菓子やジュースを飲むのが凄く理想的に思えて、
途中でお気に入りのお菓子をいくつかと、お気に入りの飲み物を購入しようと、コンビニへと立ち寄った。
自動ドアが開き、店員の「いらっしゃいませ」というお決まりの台詞で迎えられる。
すぐにお菓子のコーナーへ行き、好きな物をいくつかカゴへ入れ、飲み物のコーナーへ。
立ち読みをする人々の横を通ると、いつもより若干多いよう…。
良い天気なので、外に出たくなったのだろうと、youは思う。
「良い天気だから」そんな自分と同じような考えの人がいるのかとおもうと、
少し嬉しくなって、思わずくすっと笑顔になった。
ふと、そんなyouの声が耳に届いたのか、
立ち読みしていた人が一名、youの方へと視線を向けた。
「?」
「!///」
「??」
「ぁ…ぃぇ……すみません///」
振り向いた男は白髪で、youはとても背の高いご老人とばかり思っていたのだが、
実際はかなり美形の若い男性だった。
そのギャップに驚いたのと、彼を笑ったわけではないと伝えたかったのとが入り混じって
兎に角焦って謝ってしまったyou。
男はそれらを全て理解したように、youが謝罪した後すぐににっこりと微笑んだ。
と、同時に何かがyouに刺さった(気がした)。
あまりの綺麗な笑顔に、youは思わず赤面。
体温は突然上昇して、この小春日和に汗が浮き出そうになってしまう。
慌ててペコっと一礼して、飲み物のコーナーへと移動した。
ペットボトルの収められたドアを開くと、ひんやりと冷たい空気が顔に当たって
火照った顔と身体を冷やしてくれるようだった(ついでに頭の中も)。
新商品が沢山あって、何にしようか少し迷ったyouだったが、
やはりいつものお気に入りのを手にとって、カゴへと入れた。
パタン、と扉が閉まると同時に大きく深呼吸をして心拍数を抑える。
まだ少し赤い頬のまま、レジに向かうと…そこには再びあの白髪の青年。
片方のレジが「休止中」の札を出していた為、仕方なくyouは彼の後ろへと並んだ…。
読んでいた雑誌でも購入したのかと思い、後ろからチラッと覗き見たが…特に何も無い様子。
100円のライターとタバコを番号で指示して購入しただけのようだ。
彼がレジを離れ、店の外へと出て行くのに見惚れていると
「お次お並びのお客様…」と大きな声で店員に呼ばれてしまった。
終始何とも情け無い状態を晒しながらも、何とか買い物を済ませたyou。
気を取り直して、明るい太陽の下で公園へ向かって歩き出した…のだが。
どうにもさっきの青年のコトが気になってしまい、ぼんやりと彼のことを考えながら歩く。
「また…会いたいなぁ…。あのコンビニ、よく行くのかなぁ…。私も通おうかなぁ…。」
それはストーカー一歩手前だと、友人がいたならツッコんだであろう台詞を吐く。
そんな独り言を呟いている時だった…。
道路脇に設置されているミラーにふと視線を向けると、自分の後ろに人影を見た。
それは、確かに自分より先にコンビニを出たはずのあの白髪の青年。
吃驚して勢いよく振り返ると、彼もyouの顔を覚えていたようで「あ」と呟いて笑った。
綺麗に微笑むその顔は先程と同じように、とても爽やかで清潔な雰囲気が漂っている…。
ちなみに…youはつられて笑うのも忘れて、ただただ緊張の表情を浮かべていた。
「どうも。」
「はっ、はい!どうも!先程は失礼を…!(したような、していないような…)」
「別に…謝ることなんて何もしてないデショ。」
くすくす笑いながら、youに近づく青年。
真っ白な髪が陽の光に反射して、銀色に輝いている。
やっぱり素敵だなぁと思い、ぼーっとしているうちに
彼はyouの目の前に立っていた。
「いい天気だな。」
「は、はい!うん!いい天気!」
「これからどっか行くのか?」
「は、はい!ちょっと、公園に…。」
「…公園…?」
「いい、天気だから…ちょっと外でお菓子とか食べようと思って…///」
「一人で?」
「う……生憎と友人達はことごとく用事があるとのことで…。」
「そっか、残念だったな。」
「……ですね。」
「アンタ、名前は?」
「え…えっと…you。」
「ふーん……youちゃん、ね……オレはアカギ、赤木しげる。」
「アカギさん…。」
これはなんという僥倖かとyouは思う。
たった「あれ」だけのコンビニでのアクションで、彼の名前を聞くことができるとは…。
赤面した顔でアカギの顔を見上げると、本日何度目かの笑顔でにこっと微笑まれた。
youがそれに対し、何と返していいか分からずに戸惑っていると…。
彼はその綺麗な笑顔のまま、彼女にこう尋ねた…。
「なぁ、youちゃん、アンタ何で……顔赤いの?」
「え!?///」
「今日っていい天気だけど、ちゃんと爽風も吹いてるし暑くはないでしょ。」
「は…はは……わ、私汗かきでして…。」
「ふーん……そうなんだ?」
「う、うん!///」
「じゃぁさ…。」
「は…。」
「何でさっき、オレのコト見てたの?」
「!!!!///」
耐えていた汗が大量放出されそうな程に焦るyou。
血圧、脈拍、心拍数、全てが上昇して溶けそうだと、youは思う。
それに追い討ちを掛けるように、アカギはyouの目線まで屈んで耳元で何かを喋った。
「レジの順番忘れちゃうくらい、オレのコト見てたでしょ?」
口をぱくぱく震わせて、アカギから離れるyou。
一方のアカギはというと、先程とは打って変わってニヤリと黒々い笑みを浮かべている…。
先程までの「とても爽やかで清潔な雰囲気が漂っている」青年は何処へ?!
という疑問と、その延長で緊張がピークに達したらしく、youの一瞬足がガクっと揺れた。
そのまま地面にヘタリ込んでしまうかと思いきや、間一髪…アカギが彼女の身体を支える。
「一目惚れってヤツ?」
「ななな……じじ…自分で言うんですか!?自信過剰ですか!?自意識過剰ですか?!」
「さぁ、どうだろうね。違うの?」
「・・・・。」
「?」
「んん…?」
「??」
何故か唐突に悩み始めたyou。
アカギに支えてもらわなくても大丈夫になったらしく、少し離れて腕を組んだ。
それどころか、今まで体中を廻っていた上昇気流も治まったよう…。
考え込むこと約3分…
突如、はっと顔を上げたyou。
「あれか!あの時のあれか!!」
「なにが…。」
「うわぁああ!!アレだったの!?そうなの?!」
「何がってば…。」
「何か刺さったと思ったんだよね!あの時!!」
「……(おもしろい)」
youが言う「あれ」というのは、アカギと目が合って
最初に彼が微笑んだ時に何か刺さったような気がした「あれ」だ。
要するに非常にチープな言葉を借りて言うならば『運命の矢』とか『キューピッドの矢』というもの。
『一目惚れ』とはよく考えられた言葉だと…
今日の今日までそんな言葉を信じていなかったyouは真剣に思った。
結論。
「一目惚れかもしれません。」
「…そうなの?」
「おそらく。」
「……。」
「ブッ…///」
「?」
「ハハハハ!!!」
「??」
突然笑い始めたアカギに対して、思いっきり疑問符を頭に浮かべるyou。
数秒後、呼吸を整えたアカギが涙目でyouを見下ろして言った。
「オレもそうかも。」
「はい?」
「オレもyouに一目惚れかも、たった今から。」
「えー!それは無いでしょ!流石に!!」
「本当だって。だって楽しい、アンタのこと見てると面白い、気に入ったの、youチャンのコト。」
「わ、わざとらしく「ちゃん」付けしないで下さいよ…///」
「じゃあ何?」
「youでいいです…///」
「ふーん……結構聡いね、youは。」
「………。」
「もうオレの本性見抜いたでしょ。」
「…何となく…ですけど…。」
「オレでいいなら公園付き合うけど、どうする?」
「…っ……爽やかな好青年だと思っていたのに!」
「ッハハハ!」
もう既に刺さってしまった矢を抜くことは不可能で、
アカギのその笑い声は、バッチリそれを見抜いてのもののようだった。
しかし、そのギャップもまた彼の魅力の一つではないかと思ってしまうyou。
完全に嵌ってしまったと、軽く溜息を吐きつつ……
前を歩き出したアカギをパタパタと追いかけた。
ドSな美青年は
好きですか?
(そういえば…)
(ん?)
(アカギさんは?今日は何をする予定だったんですか?)
(あー………麻雀とか?)
(昼間っから?!)
(まぁ……それが仕事?みたいなもんだからな。)
(麻雀が…仕事??仕事って??)
(フフ…(困ってる困ってる……かわいい)。)
(????)
*。゜.*。゜.*。゜.*
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