記念作品
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「見てみて、カイジくん!星が凄いよ!」
そう言ってyouが指差したのは漆黒の天上。
ぽつぽつと立ち並ぶ街灯のみのその道は意外に暗く、
だからこそ余計に彼女の視界に入ったそれらの輝きが増しているのだろう。
満天とまではいかないが、確かに普段街中で見る星々よりは遥かに多い。
それを目にしたカイジもまた、同じように感嘆の声を上げた…。
「おお〜…凄ぇ…星ってこんなにキレイに見れるのな!」
「この辺は街の明かりが届かないからじゃないかな。」
「今度から帰宅途中は空見上げてみようかな。」
「そうだね、特に冬は空気が澄んでるから星や花火は綺麗に見えるんだよ、知ってた?」
「へぇ、いい雑学だな。」
カイジの言葉にニコリと笑顔で返したyou。
それから2人同時に再び空を見上げた。
「あっ!!……!!」
「おっ!!え〜と、えっと!」
同時に声を上げたのは、夜空の星の醍醐味の一つである流星によるもの。
それが、あっという間に消え去った後、youは興奮した面持ちでカイジに声を掛けた。
「いっ、今流れ星だったよね!」
「ああ!」
「うわー!感動的!凄い!嬉しい!」
「…よかったな、願いごとしたか?」
「間に合ったか分からないけど、ばっちり3回!」
「・・・スゲェな…。」
「カイジくんは?」
「…願い事ありすぎて、選んでる間に流れた。」
「あはは!カイジくんらしい!」
「youは…何て願ったんだ?」
「それは…えっと……秘密だよ、うん…。」
言いたげな表情を浮かべつつも、自分を諌めて言い聞かせるように頷いた。
カイジはその返答に納得したものの、すぐさま3回願うくらい1つに絞られている彼女の願いは
余程叶えたい願いなのだろうと考え、またそれをいつか自分が叶える助けになればと思うのだった。
「なぁ、you。」
「ん?」
「youの願い事でさ…。」
「うん。」
「オレにできることがあれば言えよな?」
「え・・・?」
「っと…何つーか…何だ、その…//」
軽く頬を掻いて、何度目か分からないくらいに夜空を仰ぐ。
「…叶えてやりたい、からさ…//」
「っ…!//」
「あっ、でも金貸せとかはちょっと…!」とあたふたトボケだしたカイジとは裏腹に
youは頬を真っ赤に染めながらも、真っ直ぐな目で彼を見つめた…。
「あ、ありがとうカイジくん…!」
「お、おう!」
「凄く嬉しい//」
「…おぅ…//」
「叶えられる気がするよ、カイジくんがそう思ってくれるのなら。」
「そう、か?」
「うん!えっと、やっぱりわたし…大好きです、カイジくんのこと。」
「ブフォァ?!///」
改めての告白に咽ぶカイジだったが、平静を取り戻したあとyouの髪をくしゃりと撫でて言った…。
「オレも好きだよ。」
「は…はぃ//」
「ならさ、そろそろ名前で呼ばないか?」
「え。」
「オレのこと、カイジって。」
「う…そ。」
「いや…うそって…そんな…。」
カイジが落胆したのも一瞬の話で、次の瞬間にはカイジの頬も赤く染まるのだった。
「願い事、叶えてくれた。」
「流れ星が?」
「星と…カイジくんが。」
「何の。」
「名前……ずっと呼びたかった。」
「…おう//」
引き続きyouの頭を軽く撫で、カイジはその手でそのまま彼女の手を握る。
嬉しそうに自分を見上げてくるyouにカイジは笑顔を返し、
2人はそのまま手を繋いで歩き始めた。
Thank you for your supporting,
Best Wishes for a new year!!
words from:yu-a
card design:ichiya