記念作品
name setting
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「アカギさん、見てください!」
「?」
雪で一面真っ白に彩られた公園の並木道。
嬉々とした声でyouが指差した先には、2人の膝上くらいある背丈の雪だるま。
恐らくは近所の子ども達が作ったのだろう。
なかなか大きめのそれは、昼の日差しに少しだけ溶けかけていた。
youはパタパタと駆けてゆき、雪だるまをぐるりと一周して見て回る…。
「かわいい!」
「ああ、なかなか立派なモンじゃないか。」
「でもちょっと溶けかけてるね。」
「仕方ない、この日差しだからな。」
「だね。」
「夜にはまた冷え込むし…あと数日はもつだろ。」
「そだねー。」
「…可哀想?」
「ううん、お子様には悪いけど、早く溶けちゃわないかな〜と思って。」
「?」
youの予想外の答えに、少しだけ目を大きく広げるアカギ。
そんな彼の反応を予想していたようで、youはふふっと微かに笑った。
「だってね、雪が溶けたら春になるでしょ?」
「確かに、冬の次は春だからな。」
「春は始まる季節だと思いませんか?」
「なにが?」
「んーと、何もかも、全〜部!」
「…たとえば?」
アカギの問いに、待ってました!とばかりに笑みを浮かべて、youは話し始める。
「草花が芽吹いて、命が始まります!」
「そうだな。」
「学生さんは新しい学年が始まります!」
「…そうだな。」
「アカギさんを好きでいる春夏秋冬が始まるんです!」
「…なるほどね。」
それが彼女が言いたかった台詞だろうと、理解したアカギ。
自分を見上げてくるyouを見下ろし、軽く微笑んだ。
しかしながら、それはyouにとっての正解であり、
アカギの感じる正解ではなかったようで…。
ニヤリと口角を上げたアカギを見て、不思議そうに首を傾げるyouに、
彼は彼の意見を告げた。
「でも、オレは春夏秋冬より1年サイクルが分かりやすくて好きなんだ。」
「え?」
「youの言う始まりは一年で言うところの4月だろうけど…。」
「そう…ですね。イメージ的には。」
「生憎とオレの始まりは1月からなんだ。」
「えっと…。」
アカギの言うことを半ば理解できているものの、
はっきりとまとめる事ができずに戸惑うyou。
彼女の頬にかかる髪を軽く摘み上げ、アカギはその顔を覗き込むように不敵に言った。
「もう始まってると思うんだけど?」
「そっ…その切り返しは卑怯です…//」
「フフ…。」
真っ赤な顔を隠そうとマフラーに顔を埋めたyou。
今年も彼に翻弄される一年が始まる…否、もう始まっているのだと…。
嬉しく思いつつも、覚悟を決めねばと思うyouなのであった…。
Thank you for your supporting,
Best Wishes for a new year!!
words from:yu-a
card design:ichiya