佐原誠
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「佐原くんは……とっても遊んでそうだよね。」
そう言われて、どうしようもなくガックリきたのは…
そうオレは貴女に
恋をしていたから
颯爽と現れた君を守るヒーロー
「やーだな、youさーん…オレそんな遊び人じゃないっすよ!」
「そうなの?」
「好きな子には一途です!!」
バイトの掃除中、箒を片手にそう言いながらグッと拳を握った佐原。
youはそんな彼をじっと見つめて微笑んだ。
「でも一途のサイクルがとても短そう。」
「ぐっ……!」
「あ、図星。」
「『今までは』ですよ!これからは、いや、今は違うッス!」
「今……ってことは、いるんだ?好きな子。」
「へ?あ…いや、それは……ちょっと。まだ、気になってるだけっつーか…。」
ゆるゆると拳を解き、離された指で頬を軽く掻いた。
少し赤らんだ佐原を見て、youは驚いた表情を浮かべる…。
「佐原くん、そんな表情するんだね……意外…。」
「なっ…!」
「うんうん、でもいいかも。」
「何が。」
「そっちの佐原くんの方が、私は好き。」
にっこりと…微笑んだyou。
佐原は咄嗟に手で口を塞いだ。
youが不思議そうな顔をしたが、仕方が無い。
自然とにやけてくる顔を必死で隠さなければならないから。
「youサン……卑怯。」
「え?!何?私何かした?」
『掃除はちゃんとしてるし、品出しも怠けずにしたけどな』と、小声で呟いて悩むyou。
その姿は佐原のツボに入ったようだ。
「あはは!youさん違う!違うって、そうじゃない!」
「ん?」
「あーもぉ本ッ当、可愛いッスね…youさんは…///」
「馬鹿にされて褒められても嬉しくないなぁ。」
「本気でしょ、これは……本当に可愛いと思ってますよ!」
「はいはい、ありがとう。」
「ちょー、youさーーん!」
外の掃除を完了させて、一人スタスタと店に戻っていく。
佐原は彼女の後ろを慌てて追いかけた。
その時、じゃれあっているように思って癪に障ったのだろうか、
横で煙草を吸っていた青年が佐原に向かってチッと舌打ちをするのを聞いた。
勿論不快に思った佐原だったが、勤務時間ということもあったし
何より公面で『不快に思った』などという単細胞生物的な理由で
殴りかかるわけにもいかないため放っておくことにした。
「オレも荒れてた時期はあんなんだったしな。」
「佐原くん、何か言った?」
「ん、何でもないっすよ!」
「そう、じゃぁ休憩行こうか?」
「そうっすね!あ、オレ今日ドーナツ買ってきたんすよ!一緒に食べません?」
「食べるっ!お菓子大好きだー!!」
先ほどの態度とは打って変わって、少女のような反応と笑みで佐原を振り返ったyou。
そんなギャップがまた佐原の心の深い部分をぎゅっと掴む…。
にっこりと…笑い返した佐原だったが、
未だ彼女の中で「遊び人」のレッテルを貼られてる部分を思うと正直辛いところもあり、
youが一歩先に休憩室の中に入ると同時にその笑顔は寂し気なものへと変化するのだった…。
「好きだと…思ったから、買ってきたんですよ。」
ぽつりと呟いた本音、それが本気で好きだという証拠。
youに届けばいいのに。
そう零れそうな愚痴のような言葉を飲み込む佐原。
「らしくねーけど……ま、頑張るしかねぇか…。」
物事をポジティブに考えることができる自分でよかったと…。
そういう笑顔を作って休憩室の扉を開けた。
「あ、佐原くん、何飲む?」
「オレはコーヒーで!」
「了解~。」
休憩室に入ってすぐにyouが尋ねてきた。
休憩の時間はそんなに長くはないが、一緒の時間を共有できるだけで十分嬉しいと思う佐原であった…。
「(…って、結構末期だな…オレ…。)」
「はい、どうぞ!」
「は!あ!どもッ!!」
勢いよく顔を上げると、コーヒーを渡そうとしたyouの手に佐原の手がぶつかる。
驚いた彼女の声が微かに「きゃ」と聞こえてからはスローモーションで場面が続く…。
手からすり抜けるカップ。
落下し、中身がそのまま…
佐原の膝へ。
「あ…っつーーー!!!」
「わぁあ!!ごめん佐原くん、あわわ!!冷やして!早く冷やしてー!」
「くない…あんまし。」
「ふぇっ?!」
「あー、当たったの全部膝下の裾の部分みたいっす…。」
「うそ、大丈夫?!」
「本当に、ちょっとかかったくらいだから、大丈夫。」
「ちょとかかった?!じゃぁそこだけでも冷やさないと!!」
テキパキと水にぬらしたタオルを用意し「これで拭いて冷やしてて」と、佐原に渡す。
更に休憩室の冷蔵庫から氷を出し、その辺にあったビニールに詰めて持ってきた。
「はい、佐原君…氷水!最初に直接あてて、後でタオルに包んだらいいと思う。」
「あ、えっと……ありがとうゴザイマス…。」
「大丈夫かな…本格的に火傷してないといいんだけど…。」
「大丈夫ですよ、マジで。」
「ごめんね。」
「……だーいじょうぶですって!」
「でも…。」
膝の前に屈み、心配そうに佐原を見上げるyou。
それは即ち佐原のリミットブレイクのきっかけであった…。
スッとその場にしゃがみ込んで、youの身体を抱き寄せた。
「さ…はらく…?」
「オレ……もーダメみたい…。」
「何、が…。」
「youさんのコト……好き。」
それから休憩室の扉の向こうから同僚が入ってくる気配がして、
youが慌てて佐原の腕を解いて離れた…。
それから一言も会話をしないまま、勤務の就業時間を迎えた…。
*。゜.*。゜.*。゜.*
「youサンっ!!」
「・・・・。」
「youさん、待ってくださいって!!」
ぱしっ…と、追いかけてきた佐原がyouの手を掴んで制止させた。
尚も振り向かない彼女に佐原は必死で弁解をはじめる。
「あの!さっきのは本当に急に抱きついたりしてスミマセンでした…っ!
でもあの……絶対軽い気持ちであんなこと言ったワケじゃないくて!!
困らせたいワケでもなくて…!
ただ…その…
好きになってしまったから…。
youさんが本気で可愛いって思ったから…。
伝えて…しまいました…。
ゴメンなさいッツ!!」
夜の街灯の下、youを掴んでいた手を離し、
ぎゅっと拳を握り締めて、佐原は目を瞑った。
暫しの沈黙ののち、youが口を開いた。
「さ、はらくんはズルイよ……さっきから…そんなこと、言われたら…。」
「オレ……確かにyouさんから見れば不真面目で遊んでるように見えるかもだけど…。」
「・・・・。」
「今まで付き合った子たち、大体は向こうからの告白で付き合って……
でも、ちゃんと確かに「可愛い」って思って付き合ってました…。」
「うん。」
「でも、youさんは何か…違う。」
そっとyouの肩に手を掛け、自分と向き合わせた。
逸らしもせずにじっと彼女の眼を見て、佐原は自分の言葉を紡ぐ。
「可愛いって思うし、泣かせたくないっていうか……守りたい?」
「何で疑問系…?」
「いやいやいや!守りたいですっ!貴女を守りたいから…っ!!」
「せ…セコ○のヨン様?」
「そーゆー水を差すところも好きですよ、えぇ。」
最後の台詞で肩を掴む力が強くなったのは言うまでも無い…。
「兎に角!」と、大きな声で話を元に戻す佐原。
「オレはyouさんが好きなんです!」
「う…。」
「youさんは…オレのこと……嫌いですか?」
「それは…///」
「さっき『そんなこと、言われたら』って言いましたよね?」
「あの…。」
「オレ……実はちょっと勘違いしちゃってたりするんですけど…。」
一歩、また一歩と距離を縮めてくる佐原…。
佐原の手が肩から背に回されそうになったその時!
「っ……ゴメンなさいッツ!!」
そう叫んで、一礼して走り出したyou。
一瞬だけ我を忘れた佐原だったが、ハッと我に返り
走っていくyouを目で追う。
「ちょ、youさん?!『ごめんなさい』ってどっちの?!っていうか足速ッツ!?」
駆け出したyouを追って、佐原も走り出したのだが…
曲がり角を曲られ、youの姿が人ごみに紛れていく。
いくら彼女に追いつける持久力と速さを持っていても、
この人ごみを掻き分けながらというのは難しい…。
最終的に信号で足止めを喰らってしまい、ついに見失ってしまった…。
「くっそー!……まぁいっか…明日もバイト同じ入りだしな。」
ハーーッと溜息とも深呼吸とも思える深い息を吐き、
服の袖で額の汗を拭い、佐原は呼吸を整えた。
「焦んなくてもいいよな……ゆっくり好きになってくれればいいしっ!!」
道往く人々が怪訝な目で見ることなど気にもせず、
youの赤い顔を思い出して佐原はクスクスと一人で含み笑いをした。
そんな折、視界に見覚えのある人物が信号を通る。
「あれは…。」
ぽつりと呟いた言葉は街の雑踏に紛れて消えた。
*。゜.*。゜.*。゜.*
一方、佐原の前から逃げ出したyouはというと…。
少し困った状況に陥っていた…。
「あの…ちょっといいですか?」
「?!」
後から声を掛けられて、振り向いたら
佐原ではなく見知らぬ男性が一人。
否、何度かバイト先の店前で見かけたことのある客の一人だ。
顔に見覚えが合ったyouは「あぁ」と頷き向き合ったのだが…。
「いつも当店を贔屓にしていただいて、ありがとうございます。」
「いえ…。」
「今日もご来店されてましたよね?」
「知ってて…くれたんですか?」
「えぇ、まぁ……常連さんですし…。」
「嬉しいな…。」
照れたように俯く青年の姿が今日の佐原を思い出させて、
youの心拍数を少しだけ上げた。
しかし、時間も時間だ…これ以上人通りが少なくなって帰宅はしたくないと
本能的に思ったyouは、青年に引き止めた意図を問うた。
それが間違いの元だと、すぐに知ることになるのだが。
「あの、それで…私に何か御用ですか?」
「あの……付き合って…くれませんか?」
「……どこへでしょう?」
「違う。」
「と、いいますと…。」
「いつもお店…ずっと見てました。貴女が好きです。僕と付き合ってください。」
「ぃいっぇえ?!!!」
それはオーバーリアクションだろうと…
きっと佐原ならツッコミを入れるであろうyouの反応…。
『今日はモテ日?!そうなのか?!』と、心で叫んでパニックになるyouだったが…。
暫し沈黙を漂わせ、目を閉じて心を落ち着かせた。
「あの……大変有難いお話なんですけど……。」
「・・・・。」
「貴方とは付き合えません、ごめんなさい。」
深々と綺麗に一礼をして、断りをいれた。
先ほどyouが作ったより長い沈黙が漂う。
そっと顔を上げて、youが青年に目を向けると…
彼は正面でしゃがんで蹲っている。
youは慌てて駆け寄り、その肩に手を添えた。
「大丈夫ですか?!?!」
「…で…。」
「?」
「何で…ですか?」
「なんで…って…私、貴方のことよく知らないですし…。」
「これから、知っていけばいいじゃないですか!!」
「や、あの…そうなんですけど…私……今っ他に、すっ…好きな人がいる、ので…///」
「それって…あの『サハラ』って男?」
「っ…!///」
青年の告げた名前を耳にするや否や、顔が赤くなるyou。
否定の言葉が見つからず、動けずにいると
突如、青年の手がyouの細い腕を掴んできた。
「やめろよあんな遊んでそうな男!絶対後悔する!!」
「…そんなこと…ない…と、思うよ。」
「……どうして。」
「私もそう思ってたんだけどね……ドーナツをね…買ってくれたんだ。」
「はぁ?」
「私が好きだろうって…そう思ったから、買ってきてくれたんだって。」
「意味不明なんですけど。」
「かもしれないね…でも……うれしかった。」
泣きたくなるくらい柔らかい笑みを浮かばせたyou。
そしてそれは自分の方を向いてはいるが、その微笑みが自分に対してのものではないのだと認識した青年。
急にyouは腕にビリっとした痛みを覚え、
怒りを感じる強い力に思わず顔を歪ませると、力任せに抱き寄せられた。
「い…っ?!」
「俺の方が絶対…youを好きなのに!!」
「は、離してください!(ていうかちょ、マジ痛いんですけど!!)」
近道をしようと思っていたyou。
この状況を考えると不幸なことに、そのルートは人気が無い…。
少し困った状況から、かなり危機的な状況に陥ったことにやっと気付いたyou。
「痛いんですけ、どっ!!(嘘ウソうそ!こんな漫画みたいな展開になるなんて!)」
「付き合って、くれるよね…you?」
「…助けてっ誰か……っさ、佐原くんーーーッツ!!」
その場に突き飛ばされ、冷たいコンクリートの上に組み敷かれた刹那。
「ぅらぁあああ!!俺のyouに何さらしとんじゃボケェエエ!」
ドカッ!
と、言う効果音と物凄いドスの効いた声が夜闇に響き渡り
先ほどまでyouに掛かっていた重力が無くなった。
ぎゅっと目を瞑ったまま、開けないでいるyou。
すぐにパタパタと誰かが駆け足で近づいてくる。
「youさん、大丈夫ですかっ!?」
「さ…は、ら…くん?」
「ハイ!」
そっと目を開くと、視界に金色が映る…。
街灯の拙い明かりでもハッキリ分かる、それは紛れも無い佐原の金髪だった。
まるで正義のヒーローのように颯爽と現れた佐原。
来てくれたことが嬉しく、恐怖から開放された安堵感もあって
youの瞳からボロボロと涙が溢れ出した。
「大丈夫っすか!!?」
慌てふためいて問いかける佐原にyouはただ頷くことしかできなかった。
彼女が何度もコクコクと頷いたことで、安心した佐原がホッと安堵の溜息を吐いた。
それから、ぎゅ…と、自分の服を掴んできた震えるyouの姿を見て
佐原は悲痛な面持ちで…でもそっと、優しく彼女を包んだ。
ポンポン…と、頭を優しく撫でた後、身体を少し離して「ちょっといっすか?」と笑いかけた。
youが軽くコクンと頷くと、佐原の視線は離れ…一点を見据えた。
「おい、テメェ……今日店の前にいたヤツだよな…。」
「・・・。」
「youさんに…youに何しやがった!あぁ?!」
「俺は…君よりも……幸せにできる自信が…あるっ!」
「自分の気持ち押し付けて無理矢理自分のモンにすることでコイツ幸せにできんのかよ!!」
「でも絶対俺の方が彼女を好きだ!!」
「んなもん知るか!!好きなら何をしても許されるのかよ!」
「……ッツ‥!」
「オレはyouを泣かせるヤツがyouを幸せにできるとは思えねぇよ。」
「…・・・。」
それ以降黙ってしまった青年。
佐原は腰が抜けて立てないyouを軽々と抱き上げて歩き出す。
そして捨て台詞。
「オレはいつでも相手になってやる、出直してきな。
その代わり……youに手ぇ出してみろ……マジでブチ殺すぞ?」
踵を返して足早に歩き出し、抱えたyouにニカッと笑い掛ける。
暗闇でも鮮やかな佐原の笑顔に、youはまた涙が零れた…。
*。゜.*。゜.*。゜.*
「あ、youさんの家どっちッスか?」
「あの、佐原くん…もう…大丈夫だから!」
「なーに言ってるんすか!全然大丈夫じゃないくせに…。」
「……だって恥ずかしいよ…。」
「誰もいませんって。」
「でも…。」
「じゃおんぶの方がいっすか?」
「…もういいです…。」
「あ、ここ右っすか?」
「うん。」
そうやっているうちにyouの家に到着した2人。
流石にもう落ち着いたのか、佐原の腕から離れて地に足を着いても
ちゃんとyouは立てていた。
「佐原くん、今日は本当にありがとう……ごめんね、迷惑掛けちゃって。」
「全然迷惑じゃないですよ!」
「あの人…悪いことしちゃったかな…。」
「はぁ?!普通逆でしょ!!youさんお人好し過ぎ!!」
「そうかな…でも、私はあの人の気持ちに応えること、できなかったから…。」
「……。」
「自分がどんなに想っても…届かない想いって……やっぱり辛いと思うんだ…。」
「………。」
「その部分は素直に「応えられなくてゴメンなさい」って…思うよ。」
少し俯いて呟くように言葉を紡いだyouを見て、
佐原がくすぐったそうに「へへっ」っと笑った…。
「よかった。」
「?」
「やっぱyouさんを好きになって、オレ、正解!」
「へ…?///」
「キレイなコト言う、キレイな人だと思う。」
「なななに?!!」
「後、今ので分かった!youさん無防備過ぎだから、オレが守らないとって思うしな、切実に!!」
「……あのねぇ、佐原く…」
ばふっと音がして、youの視界は真っ暗になり…
気付けば自分は佐原に抱きしめられていた…。
「無事でよかった…ッ!」
「・・・・。」
「追いかけてる途中でアイツを見つけて…何か様子がおかしかったから…追ってみたら…。」
「……っ…。」
「間に合ってよかった、you…you…っ…。」
胸に顔を預け、聞こえる心音はとても安心できて
youはそっと佐原の背に手を回した…。
「佐原くんの腕の中はどうしてこんなに安心するのかな…。」
「youさんも……オレが好きだからじゃないんっすか?」
「そう思う?」
「思う。」
「そっか……実はね、私もそう思ってた。」
顔を見合わせて一つ、笑って…
そのまま2人で唇を重ねた。
「you…って呼んでもいいっすか?」
「うん。」
「あと敬語も止めていっすか?」
「いいよ?」
「you、スキ…。」
ぎゅっと力を強めてyouを抱きしめてくる佐原。
その言動と行動が以外に可愛かったので、思わずyouも抱きしめる力を強めた。
長い間そのままで、離れた時に2人の隙間を縫って吹いてくる風が少し寒く感じた。
「あのさ、you…もっかいちゃんと聞いてもいい?」
「何を…?」
「オレと、付き合ってください。」
「……は、い。」
「ゃッタァア!!!」
「あの…。」
「あ、も、もしかして『一途のサイクルが短い』とか心配してたりする?!」
「いや…。」
「大丈夫だから!ちゃんと本心からスキだから!」
グッと拳をにぎってyouの目を見つめる。
youはそれにくすっと軽く笑って言った…。
「知ってる。」
「へ?」
「私、察しの通り甘いの大好きなんだよ。」
「?」
「今日はドーナツ、ありがとう。」
「ぁ……ぇ、えええ?!!ちょ、youさん、もしかしてオレの独り言聞こえて…?!!///」
「さぁ、どうでしょうね?」
「なっ…///」
「おやすみ、また明日ね。」
ちゅ、と…佐原の頬にキスを施し家に入っていくyou。
唇の触れた頬に手を当てて、一瞬悔しそうな顔…
のち、笑顔。
「また、明日。」
くすぐったそうな笑顔で紡いだ音が空の紺に溶けた。
何があろうと君を守る!
(そういえば最近アイツ来ないな…)
(もしかして佐原くんを倒す修行をしてたりしてー!)
(あはは!大丈夫大丈夫!オレ、強いから!)
(え…っと…あの…)
(あ、もしかしてyou、オレの武勇伝聞きたいとか?)
(ん、遠慮しとく。)
*。゜.*。゜.*。゜.*
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