平山幸雄
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for『The Dusk Tower』.
相互リンク感謝作品
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「アンタに惚れた、オレの女になってほしい。」
そう言われたのは
確か去年のこと
ちょうど
このくらいの時間帯
愛情表現法
「……本気ですか、平山さん…?」
「あぁ、本気でyouが好きだ。」
「どうしましょう…。」
「どうしましょうって……。」
「理解が追いつきません…。」
「困らせたか?」
「違うのです、だって…。」
youはその場でうーんと悩みはじめる…。
「だって」という言葉は即ち後に続く言葉があるという示唆。
平山は彼女の言葉が紡がれるのを待って沈黙を保つ…。
1分程唸る最中に、youの顔色が段々と赤くなったことで
彼女の放った「だって」が意図するものを汲み取った平山。
その理解のタイミングと同時にyouが言葉を続けた。
「だって、私も平山さんのことが好きだったので。」
「そりゃラッキーだ。これからよろしくな、you。」
「早いです、平山さん…。」
「じゃ、嫌いになるか?」
「ダメ。……すきです、平山さんが。」
「素直でよろしい。」
「……ぎゅってしても?」
「いい?」と、youは少しだけ首を傾けて平山を覗き込む。
平山はそれに対し、ふっと笑って両手を広げた。
「おいで。」
もう一度平山を見上げ、youも同じように軽く笑って
平山の腕の中に納まった。
腕を背中に回すと密着する身体。
シャツから覗く胸板にぴったりと顔をくっつけると彼の心音が聞こえてくる。
「人間は人の心音を聞くと落ち着くらしいですね。」
「落ち着いたか?」
「いいえ、全然。」
「……そうか…まぁ、皆が皆同じじゃないからな。」
「うん、だって平山さんの心臓凄くバクバクいってるから。」
「余計なお世話だ!オレだって緊張してんだよ!!///」
「そうですか……でも、私もです。私も凄く…心拍数上昇中、です。」
「……にしては反応薄いよな、お前。」
「まだ、きっと猫被ってるのです。」
「怖ぇな。」
「もう遅いです。」
「だな。」
少しだけ身体を離して、視線を合わせる…。
お互いに笑みを一つ零して、そのまま口付けた…。
そんな風に出会って、付き合って、春、夏、秋、冬を過ごして…いつの間にか一巡り。
「時間が経つのは早いなぁ」そんな回想を終え、
youは日差しの差し込む窓際に背を預けて眠っている平山に目を向けた。
サングラスをしたまま眠っている平山の顔にそっと手を伸ばし、外そうと試みるが…。
「……ん…。」
「あ、おきた。」
「…寝てたのか……。」
「うん、ちょっとだけ。」
「外は寒いみたいだけど、部屋ん中だと日差しが暖かかったからな…つい。」
「うん、ごめんね…起こして。」
「いや……こっちこそ、退屈させたか?」
「ううん、そうでもないよ。昔のことを思い出したりしてたから、結構楽しかった。」
「昔?」
「うん、もう一年になるね。」
「あぁ……もう一年か…。」
「早いね。」
「早いな。」
「でもまだ、きっと猫被ってるのですよ。」
「まだかよ。」
一年前のシーンの再現のように台詞を使い回したyou。
平山も覚えていたようで、笑いながら「懐かしいな」と付け加えた。
それからくすくす笑って、youは平山の隣に座る。
肩に頭を預け、彼の手に自分の手を絡ませて目を閉じて開口した。
「まだまだです。」
「何が?」
「まだまだ出し惜しみしますから、ちょっとずつ知っていってね。」
「…本当のyouを、か?」
「うん、だって私、まだまだずーっと……幸雄と一緒にいたいと思うから。」
「そ、そうか…///」
「おはよう、ありがとう、またね……いつも交わす何気ないアイサツも幸雄がいなきゃ意味ないの。」
「は?」
「だから……そんなありふれた、でも一番大切な言葉を繰り返して、
そこにちょっとだけ本当の私を出して生きていきたいの……ずっと、幸雄といっしょに。」
いい終えて、より一層強く平山の手を握った。
平山もそれに応えるようにyouの手をぎゅっと握り返す。
しかし徐々にその手は汗ばんでくる…。
黙っていられなくなったのか、平山は空いた方の手で頬を軽く掻いて
「おい」とyouに呼びかけた。
「良く言えば素直だけど……お前ってよくそんな恥ずかしい台詞ポンポン言えるよな…///」
「そうかな?」
「そうだよ。」
「でも、愛情表現が分かりにくいのは寂しくない?」
「まぁ、そうかもな。」
「じゃぁよ……youのコト。」
「はい?」
「……結婚した後から少しずつ知ってくのもアリか?」
ぱち、と…目を開いて隣に目を向けるyou。
そこには真っ赤に染まった平山の顔があった。
youは手を離し、その場に膝立ちをして平山を見つめる…。
数秒後に軽く触れた唇。
「アリです。」
そう、youは嬉しそうに微笑んで、平山に抱きついた。
これがオレの
愛情表現
"Let me see ...
「えぇっとね…
I really really love you!!"
大好き!」
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ギンさまへ
『夕闇タワー』相互ありがとうございました。
ずっと、ずっと、大好きです。
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