『天』 赤木しげる(壮年)
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for『The Delusion -utopia-』.
相互リンク感謝作品
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「赤木さん、こんなトコで寝てたら風邪引きますよー。」
「・・・。」
「あーかーぎーさーーーん!」
TVを見ながらうたた寝をしていた赤木を注意すべくyouは声を掛けたのだが…。
「ダメ。」
何故か彼の返事はよく分からない否定の言葉だった。
例えて、キミは。
「ダメ…って…何がですか?」
「な、ま、え。」
「あ…。」
拗ねたようにゴロリと、彼女と反対の向きに寝返りを打った赤木。
youは「もう!」と軽く溜息を吐いて、男の肩を揺すった。
「しげるさん、寝るなら布団で。」
「…分かった。」
ムクッと起き上がって、ベッドに向かうと思いきや…。
そのままyouに抱きついた。
そして離れない。
「あの……赤…しげるさん?」
「youは柔らかいなぁ。」
「何変なこと言ってるんですか、目ぇ覚めたんですか?」
「覚めた醒めた。」
「じゃぁもうすぐ夕飯だから、何か手伝ってくださいよ。」
「…それは面倒臭い。」
「…じゃぁ離れて。」
「嫌だね。」
「もぉおお!!!」
「ははっ!」
聞き分けの無い、大きな子どもに憤慨するyou。
どうにかして作業に移りたい彼女は赤木から離れようと奮闘するが…
暴れても騒いでも彼が離れることはなかった…。
どうしたものかと困り果てたところで、タイミングよく電話が部屋に鳴り響く。
youは俯いていた顔を上げ「電話だから離してくださいね!」と言って
電話の音に反応して攻防力の下がった赤木の身体を、無理矢理引き剥がした。
「はいもしもし!……あぁ、ひろゆき君!えっとね、うん、元気だよ。ひろゆき君は?」
電話の相手は赤木もよく知る井川ひろゆきだったよう。
自分の近況報告や赤木の様子を尋ねて電話をしてきたらしく、そういった話題が続いた。
そんな中でも途中から赤木がそそそ…と寄ってきて、youにぴったりと抱きつく。
最早何の驚きもないようで、youは平然としてひろゆきとの会話を続ける…。
そして5分経過後…
「うんうん、今度一緒にどこかに飲みに行きたいね!ん?今度の休み?えーっとね、確か…」
「暇な日は無い、残念だったなひろ。」
我慢が限界に達した赤木が受話器をyouから奪い、そのままガチャリと切ってしまった。
横から唖然とした顔でyouが見ている…。
「もー!折角皆で会う予定立ててたのにー!ひろゆき君赤木さんと会いたがってたんだよ?」
「あいつが会いたいのはお前だ。」
「何でそうなるかなー……私にしてみれば逆にひろゆき君にジェラシー感じるんですけど。」
「いいや、お前だ。」
「もー……聞き分けないなぁ…。」
「………。」
チラリと赤木を見やると、プイっと拗ねたような表情でyouから目を逸らす。
その行為があまりにも子どもっぽくて可愛かった為、思わずyouは吹き出した。
「プッ…ははは!!かわいい〜!拗ねたしげるさん可愛い〜っ!!」
「なんだよ……。」
「何か…猫さんのようですね。」
「猫ねぇ。」
「気まぐれな銀猫さん。」
「youになら飼われてやってもいいかな。」
「それは光栄です。」
ふふっと微かに笑って、未だ密着してくっつく赤木の髪を撫でた。
本当に猫のように気持ちよさそうに目を閉じ、彼女の手の感触を堪能する赤木。
そのまま2人してその場に座り込んで、youは膝枕をしてやることにした。
特に何をするでもなく、何を話すわけでもなく…ただ、ゆっくりとした時間だけが通り過ぎ、
窓外の空の色だけが黄昏の色から夕闇色に変わっていった。
「赤木さんの寝顔、超レアかも。」
ぽつりと呟いてyouは一人微笑む。
いつまでも見ていたいと思わせるくらい、邪気の無い神域の寝顔だったが
これ以上夕飯の支度が遅くなってはいけないと思い、いよいよ赤木を起こしに掛かった。
「しげるさん、そろそろ起きてください。」
「……ん…。」
「流石にもうご飯の用意しないと。」
「んー…いいだろ……もう少しくらい。」
「ダメ、ご飯無しになる。」
「オレはいいよ、一食たべなくても。」
「私は食べたい。」
「強情だな。」
「どっちがぁ!」
赤木の一言に少しだけムッとしたyou。
「それは貴方でしょーが!」と文句を言って、彼の額をペシッと叩いた。
「…意外と痛いな。」
「あ、ごめんなさい。」
「罰として…。」
「はーい、罰としてしげるさんの為に美味し〜いご飯作りますからね〜!」
「・・・。」
上手く丸め込んだyouは満足そうな顔で赤木の頭を膝から下ろし、意気揚々と立ち上がった。
赤木はというと、渋々その場に起き上がって頭を二、三度ガシガシっと掻く…。
そして・・・
台所に向かって歩き出したyouだったが…その足が何故かピタリと止まる…。
くるりと後ろを振り向くと、赤木が彼女のスカートの裾をぎゅっと掴んでいた。
不思議そうな顔をして赤木を覗き込み「どうしました?」と尋ねるyou。
じっと上目遣いで彼女を見上げ、子どものような澄んだ瞳で彼はyouに質問した。
「なぁ。」
「…はい。」
「youにとって、オレは何?」
「急に何と言われても困るなぁ……少し考えても?」
「ああ。」
それからyouは暫く「う〜ん」と悩み、その悩む姿を赤木はずっと眺めていた。
しかし、ものの5分と経たないうちに痺れを切らした赤木が「時間切れだ」と強制的に長考を両断する…。
考えついたようには見えなかったyouだが、以外に素早く答えを伝え始めた。
「そうですね……例えて言うならしげるさんは私にとって『絆創膏』…みたいです。」
「絆創膏ぉ〜〜?猫じゃなかったのか?」
不満たっぷり…といった声色で反応する赤木。
そんな彼に対し、youはいたって真面目な顔つきでその理由を語りだす。
「それはしげるさん自身をたとえると、です。私にとってのしげるさんということであれば…。」
「絆創膏…。」
「はい!私が傷付いた時にはぴったりくっついて、それを治してくれるでしょ。だから、絆創膏。」
「…なるほどね。」
その答えは意外と気に入ったようで、赤木は腕を組んでフム…と頷いた。
するとyouはそれに笑って一言付け加える…。
「でも、くっつきすぎると…ふにゃ〜ってふやけるから注意が必要なの。」
「ふーん……くっつきすぎると、ね。」
「そう。」
「…こんな風にか?」
「!!///」
赤木はニヤっと笑うと、自分のトレードマークとも言える柄のシャツを脱ぎ
次いで、youのトップスに手を掛ける…。
一瞬は驚いて目を丸くしたyouだったが、
聞こえるか聞こえないかくらいの溜息を吐いた後、赤木を見上げて言った。
「本当に仕方ない人だなぁ…///」
「ああ、本当にyouが好きなんだから仕方ない。」
一度ぎゅうっとyouを抱きしめてキスをし、
そのままベッドの上に押しやった。
だって世界で誰より
あいしてる
"Let me see ...
「えぇっとね…
I really really love you!!"
大好き!」
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愛姫さまへ
『妄想-utopia-』相互ありがとうございました。
ずっと、ずっと、大好きです。
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