俺と彼女の願い【キャプ翼・日向夢】
「まったく何をしているんだ!」
「すみません…」
翌日、俺は監督から昨日の件で怒られていた。その場にはマネージャーもいた。
「監督、私にも責任があります。日向くんを探すために無断で寮を出ていってしまって…」
「何、本当か?」
「はい」
マネージャーが話したことに監督が疑問そうに言うと俺は返事を返す。
「そっちこそ門限を破ったうえに無断外出とは何事だ!」
「私の監督不行き届きです、申し訳ありません…」
すると監督はマネージャーに対しても怒り始め、マネージャーは監督に謝罪していたのだった。
「まあ、こうなるだろうとは思っていたけど…」
「お前まで怒られるとはな…」
「私にも不注意があったから仕方ないわ、最初に探しに行ったのは私なんだから」
私にも責任があると言ったとはいえ結局同じ様に怒られてしまったがマネージャーは何一つ気にしていなかった。
「でもまあ、これはお互い様ってことね。結果的に私もあなたも大切なことに気付けたみたいだし」
そしてマネージャーは苦笑した後、優しく微笑んだ。
それを見てあることに気付く。
「お前、前より笑顔が柔らかくなったか?」
「えっ、そうかしら?」
「ははは、鏡がないからわかんねえか」
俺に指摘されてマネージャーは顔を少し赤くした、それを見て今度は俺の方も苦笑した。
今まで笑っている顔は何度か見たが少し固い感じがしており、今みたいな笑顔を見たのは初めてだ。それだけ俺とマネージャーの関係は更に良くなっていた。
そして十二月に入り、サッカー選手権本戦が近くなってきた。
俺の足は完全に治り戦力は十分だ。
その日に向けてサッカー部はとにかく練習に打ち込んでいった。
「以上だ、皆、気を引き締めていけ!」
「はい!」
そして迎えた本戦一回戦、ミーティングを終え、今まさに俺達の戦いが始まろうとしていた。
「みんな、頑張ってね」
「もちろん!」
「絶対勝つぜ!」
マネージャーが皆に声をかけ、一人一人返事を返していく。
「マネージャー」
俺はそれだけ言ってマネージャーの方を見る、そして無言で頷く。
必ず勝ってくる。
心の中でそう言うと、マネージャーもそれに対し同じ様に頷いた。
もちろん。
そう言ってる様な表情を見た後、俺はフィールドへ向かうのだった。
一回戦から準々決勝までは苦戦することなく勝ち続けていった。
ほとんど俺が得点を取り、ブランクなども感じず満足なプレーとなった。
準決勝では三杉のいる武蔵医大付属高校と当たった。
作戦通り前半で一気に攻め込み、やはり後半で三杉は出てきた。
奴の圧倒的なプレーに苦戦しながらもなんとか勝利を収めることができた。
いよいよ決勝戦だ。
立ちはだかる最後の壁、この先に俺の、俺達の夢が待っている。
必ず超えてみせる―――
「すみません…」
翌日、俺は監督から昨日の件で怒られていた。その場にはマネージャーもいた。
「監督、私にも責任があります。日向くんを探すために無断で寮を出ていってしまって…」
「何、本当か?」
「はい」
マネージャーが話したことに監督が疑問そうに言うと俺は返事を返す。
「そっちこそ門限を破ったうえに無断外出とは何事だ!」
「私の監督不行き届きです、申し訳ありません…」
すると監督はマネージャーに対しても怒り始め、マネージャーは監督に謝罪していたのだった。
「まあ、こうなるだろうとは思っていたけど…」
「お前まで怒られるとはな…」
「私にも不注意があったから仕方ないわ、最初に探しに行ったのは私なんだから」
私にも責任があると言ったとはいえ結局同じ様に怒られてしまったがマネージャーは何一つ気にしていなかった。
「でもまあ、これはお互い様ってことね。結果的に私もあなたも大切なことに気付けたみたいだし」
そしてマネージャーは苦笑した後、優しく微笑んだ。
それを見てあることに気付く。
「お前、前より笑顔が柔らかくなったか?」
「えっ、そうかしら?」
「ははは、鏡がないからわかんねえか」
俺に指摘されてマネージャーは顔を少し赤くした、それを見て今度は俺の方も苦笑した。
今まで笑っている顔は何度か見たが少し固い感じがしており、今みたいな笑顔を見たのは初めてだ。それだけ俺とマネージャーの関係は更に良くなっていた。
そして十二月に入り、サッカー選手権本戦が近くなってきた。
俺の足は完全に治り戦力は十分だ。
その日に向けてサッカー部はとにかく練習に打ち込んでいった。
「以上だ、皆、気を引き締めていけ!」
「はい!」
そして迎えた本戦一回戦、ミーティングを終え、今まさに俺達の戦いが始まろうとしていた。
「みんな、頑張ってね」
「もちろん!」
「絶対勝つぜ!」
マネージャーが皆に声をかけ、一人一人返事を返していく。
「マネージャー」
俺はそれだけ言ってマネージャーの方を見る、そして無言で頷く。
必ず勝ってくる。
心の中でそう言うと、マネージャーもそれに対し同じ様に頷いた。
もちろん。
そう言ってる様な表情を見た後、俺はフィールドへ向かうのだった。
一回戦から準々決勝までは苦戦することなく勝ち続けていった。
ほとんど俺が得点を取り、ブランクなども感じず満足なプレーとなった。
準決勝では三杉のいる武蔵医大付属高校と当たった。
作戦通り前半で一気に攻め込み、やはり後半で三杉は出てきた。
奴の圧倒的なプレーに苦戦しながらもなんとか勝利を収めることができた。
いよいよ決勝戦だ。
立ちはだかる最後の壁、この先に俺の、俺達の夢が待っている。
必ず超えてみせる―――
