君の夢、私の夢【キャプ翼・日向夢】
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本戦では一回戦から準々決勝まで東邦の快進撃だった。日向がいるので得点はほとんど彼が取っており、タイガーショットにも衰えがなく猛虎は怪我からの完全復帰を果たしていた。
準決勝では三杉のいる武蔵医大付属高校との対決だった。
前半は一気に攻め込み、後半は三杉に苦戦しながらもなんとか勝利を収めた。
そして迎えた決勝戦、相手はやはり南葛高校だった。
(南葛と戦うのもこれが最後か…)
長きにわたる戦いにようやくピリオドを打つ時だと日向は思った。
「マネージャー、何か言ってやれ」
「私がですか?」
ミーティング中、監督は千咲にそう告げる。
「みんな、泣いても笑ってもこれが最後。絶対優勝して私達の夢を叶えましょう!」
「おう!!」
千咲がそう言うと選手達も大きく返事を返す。
「日向くんにはこれを」
直後に日向の元へ行くと、千咲は日向の右足にあるものを着けた。
「これは…ミサンガ?」
それは赤と黒のミサンガだった。
「この時のために作ったの」
本戦開始前から千咲はこのミサンガを作っており、完成したら決勝の時に日向に渡すことも考えていた。赤と黒―日向と千咲の瞳の色でもあり同時に未来を見据える様な感じでもあった。
「最後にキャプテンのあなたからも言ってあげて」
「…そうだな。よし!この決勝、マネージャーが言った通り俺達の夢を絶対叶えるぞ!!このミサンガに誓って!」
日向が他の選手達にそう告げると、他の選手達は全員何も言わず頷いた。
そして、最後の戦いが始まるのだった。
前半は南葛がリードしていたが、途中から東邦の勢いが増し南葛は岬と新田がそれぞれ一点、東邦は日向が二点取り同点のまま後半を迎えた。
後半、一進一退の攻防が続き、反町が一点を取ったことで東邦が巻き返すのだった。
「そこだ!」
岬がオーバーヘッドキックでゴールを決めようとする。
「させるか!」
若島津が手刀ディフェンスでこれを弾き返した。
「なにィ!」
そして残りわずかとなり、両者共に更に勢いを増していった。
「日向さん、決めてください!」
激しい競り合いの中、ボールはタケシに回り、そしてそれを日向にパスする。
ボールを受け取った日向はそのまま真っ直ぐゴールへ向かっていき、そして――
「これが俺のネオタイガーショットだ!!」
ネオタイガーショットを打つと同時に、その勢いで右足のミサンガが切れる。
南葛の選手達をまとめて吹き飛ばし、止めようとしたキーパーの森崎ごとゴールに押し込み、そのままゴールを決めた。
千咲にはそれが三年前にみたあの時の日向のタイガーショットと重なって見えたのだった。
(これは…あの時と同じ、いや、それよりもっと凄い…!)
怪我を乗り超え、より強い絆を結び、それに応える様な思いが込められたネオタイガーショットに千咲は感動していた。それはあの時以上のものだった。
「試合終了ー!東邦学園、V3達成だー!!」
「やった…!やったぞ!V3だ!!」
試合終了のホイッスルが響き千咲の、日向達の、東邦サッカー部の目標であり夢が叶った瞬間 を迎える。
日向の元へ東邦の選手達が駆け寄ってくる。
「やりましたね、日向さん!」
「いや、俺だけの力じゃない。これは俺達みんなで勝ち取った優勝だ!」
若島津が満面の笑みで日向に言うと、日向はそう返した。
「ここまで本当に長い道のりでしたね…!」
「ああ。嬉しくてなんだか涙が出てきたよ」
タケシも今までで一番の喜びを感じており、反町は喜びのあまり感涙していた。
「日向くん!!」
日向の元に千咲が駆け寄る。
「最後のシュート、本当に凄かった…今までで一番凄かったわ!」
千咲は目に涙を浮かべていたがその表情は笑顔だった。
「お前と俺達の夢、ようやく叶ったぜ…!」
「ええ…その夢を叶えてくれてありがとう…!」
千咲はそう言った後、日向に抱きついた。日向もその後に彼女を抱き返すのだった。
この三年間、互いを信じついてきて、最後まで見限ることなく走り続けたこの結果は二人にとって忘れられないものとなった。
「その写真、とても大切にしてるのね」
「これはもう私にとっての宝物よ」
学園の廊下にて千咲は一枚の写真を見つめており、七美もその写真を見ている。
季節は春が近付き始めており、窓から見える桜の木には蕾が膨らみ始めていた。
「この時のことは卒業してもずっと忘れないわ」
千咲が持っている写真、それはサッカー選手権の時の写真だった。
中央に優勝旗を持った日向が立っておりその横に若島津と反町、手前と後ろにはタケシや他の選手達がいる構図となっていた。
「千咲の夢が叶った証だもの。それが一番ね」
写真を見ながらその先の未来も期待する千咲を見て七美は笑顔でそう返した。
私の夢は叶ったけど、それで終わることはない。
いつかまた新しい夢を見つける時がある。
思い出を胸に私はその新しい夢に一歩踏み出して行く―――
Fin
準決勝では三杉のいる武蔵医大付属高校との対決だった。
前半は一気に攻め込み、後半は三杉に苦戦しながらもなんとか勝利を収めた。
そして迎えた決勝戦、相手はやはり南葛高校だった。
(南葛と戦うのもこれが最後か…)
長きにわたる戦いにようやくピリオドを打つ時だと日向は思った。
「マネージャー、何か言ってやれ」
「私がですか?」
ミーティング中、監督は千咲にそう告げる。
「みんな、泣いても笑ってもこれが最後。絶対優勝して私達の夢を叶えましょう!」
「おう!!」
千咲がそう言うと選手達も大きく返事を返す。
「日向くんにはこれを」
直後に日向の元へ行くと、千咲は日向の右足にあるものを着けた。
「これは…ミサンガ?」
それは赤と黒のミサンガだった。
「この時のために作ったの」
本戦開始前から千咲はこのミサンガを作っており、完成したら決勝の時に日向に渡すことも考えていた。赤と黒―日向と千咲の瞳の色でもあり同時に未来を見据える様な感じでもあった。
「最後にキャプテンのあなたからも言ってあげて」
「…そうだな。よし!この決勝、マネージャーが言った通り俺達の夢を絶対叶えるぞ!!このミサンガに誓って!」
日向が他の選手達にそう告げると、他の選手達は全員何も言わず頷いた。
そして、最後の戦いが始まるのだった。
前半は南葛がリードしていたが、途中から東邦の勢いが増し南葛は岬と新田がそれぞれ一点、東邦は日向が二点取り同点のまま後半を迎えた。
後半、一進一退の攻防が続き、反町が一点を取ったことで東邦が巻き返すのだった。
「そこだ!」
岬がオーバーヘッドキックでゴールを決めようとする。
「させるか!」
若島津が手刀ディフェンスでこれを弾き返した。
「なにィ!」
そして残りわずかとなり、両者共に更に勢いを増していった。
「日向さん、決めてください!」
激しい競り合いの中、ボールはタケシに回り、そしてそれを日向にパスする。
ボールを受け取った日向はそのまま真っ直ぐゴールへ向かっていき、そして――
「これが俺のネオタイガーショットだ!!」
ネオタイガーショットを打つと同時に、その勢いで右足のミサンガが切れる。
南葛の選手達をまとめて吹き飛ばし、止めようとしたキーパーの森崎ごとゴールに押し込み、そのままゴールを決めた。
千咲にはそれが三年前にみたあの時の日向のタイガーショットと重なって見えたのだった。
(これは…あの時と同じ、いや、それよりもっと凄い…!)
怪我を乗り超え、より強い絆を結び、それに応える様な思いが込められたネオタイガーショットに千咲は感動していた。それはあの時以上のものだった。
「試合終了ー!東邦学園、V3達成だー!!」
「やった…!やったぞ!V3だ!!」
試合終了のホイッスルが響き千咲の、日向達の、東邦サッカー部の目標であり夢が叶った
日向の元へ東邦の選手達が駆け寄ってくる。
「やりましたね、日向さん!」
「いや、俺だけの力じゃない。これは俺達みんなで勝ち取った優勝だ!」
若島津が満面の笑みで日向に言うと、日向はそう返した。
「ここまで本当に長い道のりでしたね…!」
「ああ。嬉しくてなんだか涙が出てきたよ」
タケシも今までで一番の喜びを感じており、反町は喜びのあまり感涙していた。
「日向くん!!」
日向の元に千咲が駆け寄る。
「最後のシュート、本当に凄かった…今までで一番凄かったわ!」
千咲は目に涙を浮かべていたがその表情は笑顔だった。
「お前と俺達の夢、ようやく叶ったぜ…!」
「ええ…その夢を叶えてくれてありがとう…!」
千咲はそう言った後、日向に抱きついた。日向もその後に彼女を抱き返すのだった。
この三年間、互いを信じついてきて、最後まで見限ることなく走り続けたこの結果は二人にとって忘れられないものとなった。
「その写真、とても大切にしてるのね」
「これはもう私にとっての宝物よ」
学園の廊下にて千咲は一枚の写真を見つめており、七美もその写真を見ている。
季節は春が近付き始めており、窓から見える桜の木には蕾が膨らみ始めていた。
「この時のことは卒業してもずっと忘れないわ」
千咲が持っている写真、それはサッカー選手権の時の写真だった。
中央に優勝旗を持った日向が立っておりその横に若島津と反町、手前と後ろにはタケシや他の選手達がいる構図となっていた。
「千咲の夢が叶った証だもの。それが一番ね」
写真を見ながらその先の未来も期待する千咲を見て七美は笑顔でそう返した。
私の夢は叶ったけど、それで終わることはない。
いつかまた新しい夢を見つける時がある。
思い出を胸に私はその新しい夢に一歩踏み出して行く―――
Fin
