君の夢、私の夢【キャプ翼・日向夢】
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その夜、千咲は寮の自室でサッカー選手権本戦の出場校の情報を確認していた。監督から渡されたトーナメント表と相手となるチームの簡易情報をまとめた資料に目を通しそれらを覚えていく。
「東邦の一回戦の相手は✕✕高校ね、このチームは…」
ある程度資料を読み進めていると、ドアをノックする音が聞こえてきた。気になったのでドアの前に行き鍵を開けると、そこに若島津が立っていた。
「若島津くん!一体どうしたの?」
「マネージャー!実は日向さんがいなくなったんだ!」
「えっ!?日向くんが!?」
その話を聞いたのか七美もその場にやって来た。
「何があったの?」
「日向さんが部屋にいなくて…、他の部屋も探したけどどこにもいなかったんだ」
話をあまり知らない七美に若島津は事の説明を話す。
「私、探しに行ってくるわ!」
千咲はそう言って自室を飛び出した。
「千咲!?」
「マネージャー!?」
それを見た七美と若島津は驚く。
「…とにかく、俺もサッカー部の奴らと探しに行く。こんな時間にすまない」
「大丈夫よ、気を付けてね」
七美がそう言った後、若島津は他の部員達に声をかけに行くのだった。
(こんな時間にそう遠くへは行かないはず…)
千咲は学園の外を探したが、どこにも日向の姿はなかった。
「あと探してない場所はサッカー部の練習場だけ…」
たぶんそこに日向がいるかもしれない、そう思いながら練習場へと向かっていった。
練習場近くへ来ると、何かの音が聞こえてきた。
(これは…ボールを蹴る音とゴールにボールが入った音?)
もしやと思って近付くと、千咲の予想通り日向はそこにいたのだった。
「日向くん!」
日向が声がした方を向くと、その方向には千咲がいた。
「マネージャー…、こんな時間にどうしてここに?」
「それはこっちの台詞よ、どうしてこんな時間に寮を出て行ったの?」
二人とも寮を出たため部屋着であり一見寒そうに見えるが、鍛えているのでこれ位の寒さは少し平気だった。
「…ちょっと練習をな」
「練習?」
「怪我でブランクがあったし、復帰してからは数分しか出れない…、多分今のままじゃダメだと思って…こっそり練習をしてるんだ」
「どうして誰にも話さなかったの?」
「こんなの誰にも話せるわけねえよ…、言っても監督も他の奴らも反対するだろうと思って…」
「それでこのような…でもそれに関しては私も反対よ。あなたは今、もう少し自分を大切にするべきよ!」
日向がわけを話すと、千咲は少し厳しめの口調でそう言った。
「せっかく怪我が治ってきたのにもしそれでまた怪我をしたらどうするの!本戦ももうすぐなのよ!それなのに日向くんがまた抜ける様な事になったりしたら…」
初めの内はきつめの口調だったが最後の方になるにつれ、少し悲しげな口調に変わっていく。
「そしたら私の夢だって叶わなくなるかもしれないのよ?私はそれが一番嫌なの。それでもいいの?」
「…俺だって分かってる、いや…分かってるつもりだった。けど実際は俺が一番分かってなかった……」
そう話す日向の声は徐々に涙声へ変化していた。
「今の力じゃ勝ち続けられるか難しいと思って…このままだとお前の夢も叶えられるかどうか不安だったんだ…、それでひたすら今の練習に打ち込んで…」
日向は俯きながら話を続ける。
「でも結局、俺はマネージャーや皆に迷惑をかけてばっかだった…!そのせいで昨日みたいな事になっちまって…、俺はどうしたらよかったんだ……?教えてくれよ……」
顔を上げた日向を見て千咲は驚いた、彼は泣いていたのだった。
周りからの期待、V3を取るということからプレッシャーがかかっておりそれらに耐えていたが、今になって抑えきれなくなりそれが今の感情となったのだ。
(日向くんが泣いてる…、じゃああの時も…)
それを見た千咲は以前日向が泣いているのではないかと思ったことを思い出した、あの時も本当に泣いていたとなると今話していたことで思い悩んでいたのではと思うのだった。
「もし本戦で負けたら今までの成果が水の泡になっちまう…そればっか考えてたせいで焦っていたのかもしれない、でも俺もそれだけは嫌なんだ……」
日向は涙を流しながらそう言葉を続ける。
「俺が自分勝手すぎたせいかもしれない…、だけど一生に一度しかないこのチャンスを逃したらもう次はないんだ、我が儘だって思われてもいい…最後にお前にいい夢を見せてやりてえんだ……」
「…分かってくれたみたいで良かったわ。私も昨日の事で落ち込んでたけど七美のおかげで立ち直ることができた、誰かが傍にいてくれるから私はこうして夢を見続けられるのよ」
「…すまねぇ、カッコ悪りぃトコ見せちまって……」
日向は涙を拭い、改めて千咲の方を見る。
「お前のおかげで吹っ切れたぜ、ありがとう」
そして千咲に感謝の気持ちを伝えるのだった。
「東邦の一回戦の相手は✕✕高校ね、このチームは…」
ある程度資料を読み進めていると、ドアをノックする音が聞こえてきた。気になったのでドアの前に行き鍵を開けると、そこに若島津が立っていた。
「若島津くん!一体どうしたの?」
「マネージャー!実は日向さんがいなくなったんだ!」
「えっ!?日向くんが!?」
その話を聞いたのか七美もその場にやって来た。
「何があったの?」
「日向さんが部屋にいなくて…、他の部屋も探したけどどこにもいなかったんだ」
話をあまり知らない七美に若島津は事の説明を話す。
「私、探しに行ってくるわ!」
千咲はそう言って自室を飛び出した。
「千咲!?」
「マネージャー!?」
それを見た七美と若島津は驚く。
「…とにかく、俺もサッカー部の奴らと探しに行く。こんな時間にすまない」
「大丈夫よ、気を付けてね」
七美がそう言った後、若島津は他の部員達に声をかけに行くのだった。
(こんな時間にそう遠くへは行かないはず…)
千咲は学園の外を探したが、どこにも日向の姿はなかった。
「あと探してない場所はサッカー部の練習場だけ…」
たぶんそこに日向がいるかもしれない、そう思いながら練習場へと向かっていった。
練習場近くへ来ると、何かの音が聞こえてきた。
(これは…ボールを蹴る音とゴールにボールが入った音?)
もしやと思って近付くと、千咲の予想通り日向はそこにいたのだった。
「日向くん!」
日向が声がした方を向くと、その方向には千咲がいた。
「マネージャー…、こんな時間にどうしてここに?」
「それはこっちの台詞よ、どうしてこんな時間に寮を出て行ったの?」
二人とも寮を出たため部屋着であり一見寒そうに見えるが、鍛えているのでこれ位の寒さは少し平気だった。
「…ちょっと練習をな」
「練習?」
「怪我でブランクがあったし、復帰してからは数分しか出れない…、多分今のままじゃダメだと思って…こっそり練習をしてるんだ」
「どうして誰にも話さなかったの?」
「こんなの誰にも話せるわけねえよ…、言っても監督も他の奴らも反対するだろうと思って…」
「それでこのような…でもそれに関しては私も反対よ。あなたは今、もう少し自分を大切にするべきよ!」
日向がわけを話すと、千咲は少し厳しめの口調でそう言った。
「せっかく怪我が治ってきたのにもしそれでまた怪我をしたらどうするの!本戦ももうすぐなのよ!それなのに日向くんがまた抜ける様な事になったりしたら…」
初めの内はきつめの口調だったが最後の方になるにつれ、少し悲しげな口調に変わっていく。
「そしたら私の夢だって叶わなくなるかもしれないのよ?私はそれが一番嫌なの。それでもいいの?」
「…俺だって分かってる、いや…分かってるつもりだった。けど実際は俺が一番分かってなかった……」
そう話す日向の声は徐々に涙声へ変化していた。
「今の力じゃ勝ち続けられるか難しいと思って…このままだとお前の夢も叶えられるかどうか不安だったんだ…、それでひたすら今の練習に打ち込んで…」
日向は俯きながら話を続ける。
「でも結局、俺はマネージャーや皆に迷惑をかけてばっかだった…!そのせいで昨日みたいな事になっちまって…、俺はどうしたらよかったんだ……?教えてくれよ……」
顔を上げた日向を見て千咲は驚いた、彼は泣いていたのだった。
周りからの期待、V3を取るということからプレッシャーがかかっておりそれらに耐えていたが、今になって抑えきれなくなりそれが今の感情となったのだ。
(日向くんが泣いてる…、じゃああの時も…)
それを見た千咲は以前日向が泣いているのではないかと思ったことを思い出した、あの時も本当に泣いていたとなると今話していたことで思い悩んでいたのではと思うのだった。
「もし本戦で負けたら今までの成果が水の泡になっちまう…そればっか考えてたせいで焦っていたのかもしれない、でも俺もそれだけは嫌なんだ……」
日向は涙を流しながらそう言葉を続ける。
「俺が自分勝手すぎたせいかもしれない…、だけど一生に一度しかないこのチャンスを逃したらもう次はないんだ、我が儘だって思われてもいい…最後にお前にいい夢を見せてやりてえんだ……」
「…分かってくれたみたいで良かったわ。私も昨日の事で落ち込んでたけど七美のおかげで立ち直ることができた、誰かが傍にいてくれるから私はこうして夢を見続けられるのよ」
「…すまねぇ、カッコ悪りぃトコ見せちまって……」
日向は涙を拭い、改めて千咲の方を見る。
「お前のおかげで吹っ切れたぜ、ありがとう」
そして千咲に感謝の気持ちを伝えるのだった。
