ヘンドリー先輩と一緒に帰った翌日、学校中の女子達が昨日の事でざわざわ騒いでいる。正直人に注目されるのが苦手だから怖い…
こんな時は…

"みんな仕事とか学校で辛い事があるかもしれないけど明日も頑張ろう！"
昨日久しぶりに悠太くんが日本語で配信した時の言葉を思い出す。
うん！頑張るよ！

パンッ

‪Σ( ˙꒳​˙ ;)

楓『ちょっとあんた今めっちゃ騒がれてるよ！？一体何があったの？』
…
『だからそれ止めてよ！まじでビビるじゃん！…昨日一緒にヘンドリー先輩と帰ったの』

楓『は？何でヘンドリー先輩とあんたが？ちょっと話が見えないんだけど？』

｢部活で呼び出された時、ヘンドリー先輩が話あるから一緒に帰ろうって誘ってきたの。うちは何回も抵抗したけど全っ然放してくれなくて結局帰ることになった｣

楓｢へぇ〜で？その話って？｣

『スケッチ大会がもうすぐあるんだけど、先輩が最後だから後輩と一緒に描きたいから練習も当日も一緒に描かないかって…((ｺｿｯ))』

楓『ま、まじで！？』

｢ちょ、声大き…女子all｢きゃ〜〜〜！💕｣｣
すると突然、少女漫画ではあるあるの女子の黄色い声がした。
女子｢ヘンドリー先輩！おはようございます〜🥰｣
へ、ヘンドリー先輩！？今いっちばん会いたくない！私は楓の腕を掴んで教室まで走った…はずだったのに。

ヘンドリー｢あ、さえちゃん！おはよ〜｣

｢おはようございます…｣

あ〜女子の目が怖い…
ヘンドリー｢昨日はありがとう！早速今日から練習はじめない？｣
そんなの今言うこと…？メールでも出来るのに！
｢そ、そうですね…じゃあ放課後美術室で待ってます！では！｣

女子1｢何あの女…ヘンドリー先輩に話かけられるなんて何者…？｣
女子2｢うっざいよね〜どーせ内心嬉しんでしょ｣
女子3｢調子乗んな‪w｣
ズキッやっぱりうちは何年も陰口言われて慣れてるって自分で言い聞かせて強がってるけど…本当は辛い。辛いけど周りに迷惑かけたくなくて、無理矢理笑顔作って悩んでる事バレたくなくて…聞こえなかったフリして頑張るんだ…