アカデミー初日
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…うちのクラスなんだ。
マダラが入ってきたのは二限目だった。
黒い着物に黒い髪は、遠目から見ればやはりうちは一族に見える。
ザワザワ
マダラが入ってきた途端、教室が騒ぎ始めた。
「なんで今入学?」
「そういうのってありなのかよ」
「初めて聞いたぜ」
まぁ、そうだよね。
今は5月。入学試験は2か月前だし、通常、次の入学試験まで待たないといけないのに、マダラだけ措置が寛大だよね。
入りたくても入れない子も一部いるのに。
それだけ火影様に素質を見抜かれたのか、それとも、疑念を持たれたからこそ里に置いておきたいのか。
「…えー、今日からみんなと共に学ぶ…」
「黒龍門マダラだ!よろしくな!」
シン
「…」
あ、シンとした。
マダラって名前がやっぱりアウトなのか?
「…ねぇ!マダラ君、かっこ良くない!?」
「うん、すごいかっこいいっ!!」
「…」
女子はキャーキャー騒ぎ始めた。
顔さえ良ければ名前はあまり気にならないらしい。
「マダラ君て、サスケ君の親戚かな!?似てるよね!!」
あ、それは確かに。こっそり頷く。
男子は…ひそひそと話している。やっぱり名前が…
「黒龍門?聞いたことねー」
って、そっちかよ!
あ、でもよくよく考えたら、千手にとってマダラが目の敵だっただけで、他の一族にとってはそうでもないのか。
ちょっとアウトローだけど強い忍、くらいの認識なのかな?
なんか安心した。
「黒龍門って漫画に出てきそうだよな」
そりゃーそうだよ、マダラが必死に考えた中二感満載の姓だもん。
「マダラ、適当な席に座ってくれ」
「はーい」
マダラと目があった。
そのままマダラは私の方へ歩いてきた。
仕方なく奥へと詰める。
「なんでお前の隣空いてんだ?ひょっとして友達いねぇーの?」
「…うっさい。ていうか、マダラは実力はそうでもないんだね」
普通の学校と違って、アカデミーは、完全に実力制で年齢は関係ない。
ここはアカデミーの中で下の方のクラスである。
「ユヅキのクラスを聞いたら下の方って言うから、すっげー手を抜いといた」
「なんかいらっとする、それ…」
「事実だし」
「ふーん?でも、マダラって、手を抜いてまで私と同じクラスが良かったんだ?」
「…そりゃ、記憶がないこと知ってるのお前くらいしかいねーし」
「…まぁ」
正論を返された。
「それじゃ、始めるぞー。二限は…忍組み手だ。みんな、外にでろ」
結局立つのかよ!