スリーマンセル
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
小春山にやってきた。
この山は山というか、小さな丘みたいなものだから、すぐに頂上についた。
「あ…!!あれ!!」
開けた場所に、ぽつんと花の咲いた木があった。
近づいて見てみる。
「わー…珍しいね!」
全体のシルエットは桜のようだが、花は緑色で、ピンクのラインが入っている。
「これ…」
花は和風のハイビスカスのようで、どことなく…
「…タグラ君に似てる」
「な、なんだよ!それ…!」
タグラ君は顔が赤くなった。
からかったわけじゃないんだけどな。
「色の感じとかが!それに、その後ろの武器についてる花とも!そうそう!!ずっと思ってたんだけど、その武器どうやって使うの?」
…一応棍棒なのかな?
でもすごい重そうだし、タグラ君なら軽い剣の方が良さそうだけど。
「これは…」
タグラ君は俯いた。
「タグラ君?」
「おい、それ」
突然マダラは私の足元を指差してきた。
「え?」
足元を見れば…
緑のきのこっ!!
「タグラ君!!あったっ!!!」
「…ん?おっ!!本当だっ!!」
ザクッ
「…おおっ!!」
タグラ君は、地面から桜茸を掘り出した。
「よっしゃぁぁぁ!!」
「ふふっ!」
子供のように喜ぶタグラ君に思わず笑みが溢れる。
「な、なんだよ!!」
「やったね!タグラ君!」
「…やめろよ!」
「え?」
「その…君ってだせぇーし、つけなくていいから!」
「…分かった!!じゃあ、タグラ!!やったね!!」
私が手をタグラの前に出せばタグラも、手を出してきた。
パチンッ
「…おう」
「良かったぁー!!これで三人でスリーマンセルに…」
「そ、その…ありがと…」
タグラはそっぽを向き、顔を赤くしながらも小さな声で呟いた。
「えっ!あ、全然だよ!私だってマダラにきのこを貰っただけだし、当然というか!」
「少しだけおま…ユヅキのこと見直したというか…」
「…チョロいやつだ」
「なんだよ…シラ…!!…俺はお前には礼はしねぇからなっ!!実際、お前がいなくても茸は手に入れられてただろうし!!」
「…タグラ」
なんでそこまでマダラを…。
「ふん。ついてきたのは俺のためだ。礼など求めてすらいない」
「はっ!?何が言いてぇ!?」
タグラはマダラを睨んだ。
「タグラ、落ち着いて!…マダラ、どういうこと?」
「この試験の目的を考えることだ。茸を探させて何がわかる?」
何がわかる…?
「チッ!!そんなこと知ったこっちゃねぇーよっ!!」
「…探索能力?…なわけないか」
「そもそもなぜ俺たちはチームに分けられた?」
「え?これから一緒に任務をこなしていくスリーマンセルだからじゃないの?」
「試験が実力重視なら、分ける前に個人で実力を計ればいい。茸なんて探させるわけがない。だとしたら、この試験はチームワークを計るために行われたと予想できる」
「…確かに。でも、チームワークを計るにしてはおかしいよ?」
「そうだ、茸は2つだけ。協力して探すはずがない。この試験は茸を探した後が重要だったのさ。俺たちに求められてたのは…」
「…仲間を見捨てないかってこと?」
「あぁ」
「…ふん…シラコは知ってて俺たちには教えなかったのかよ」
「…お前と違って、ユヅキならもう一つ探すと言い出すことは分かっていたからな」
「…っ!!!」
「図星だろう」
「チッ…!やっぱりてめぇはいけすかねぇヤツだ!!」
「まぁまぁ!!でも、本当に良かったよね!桜茸が見つかって!」
「桜茸は特殊な気候の中、特殊な栽培法でしか育たない。この地に自生するわけがないがな」
「えっ!!じゃあもしかしてこの桜茸を埋めたのって…」
ボワンッ
「…!!」
白煙に包まれてでてきたのは…
「…シスイ先生!」
「マダラの言った通りだ!そして…全員ごーかくっ!!」
シスイ先生は嬉しそうに笑った。
私は二人と目を合わせた。
タグラはニシシッって感じの顔、マダラはポーカーフェイスだ。
「良かったっっ!!」
私は笑顔で顔が崩れてることだろう。
「さぁ、合格祝いにカレー作りだ!!」
シスイ先生はウィンクをした。