闇の中へ
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「よっと…」
火影岩の上に、二人で座り込んだ。
サァァッ
暖かな春風は、そっと髪を撫でていく。
「ここは変わらないな。居心地が良い」
里を眺めるマダラの表情は緩んでいる。
「うん!春は特に最高なんだよ!里の桜が一望できるし!」
里は今、桜が見頃で綺麗だ。
「…そうだな」
「…」
「…それで、伝えたいことって?」
少しの間の後、そう聞けば、マダラはこちらを向いた。
マダラの瞳と目があって、少しドキドキする。
「…」
「…マダラ?」
マダラは神妙な顔をしている。
「…面の男に会ったか?」
「ん…?面の男?」
突然の意味のわからない単語に、思わず聞き返す。
「その様子なら奴は手を出していないようだな」
「何の話?」
「ユヅキ。これからの話はお前が強くなったら話そうと思っていたことだ。だが、この話を聞けばお前は巻き込まれることになる」
「巻き込まれるって、何に?」
「闇だ」
「闇…?」
「その覚悟はあるか?」
マダラの目は光を鋭い光を放っている。
「うん」
私は頷いた。
「私はマダラの隣にいるために、ずっと修行をしていたんだから」
「…そうだな。お前は強くなった」
「うん!!」
「ならば、今からお前を幻術にかけて、俺の記憶を見せる」
「そんなことができるんだ!?それで、どんな記憶?」
「イタチの里抜け、そして俺の任務。この2つの経緯についての記憶だ」
「…え!?」
「ユヅキ、俺の瞳を見ていろ」
マダラの瞳が一瞬にして、赤い瞳へ変わりグルリと回った。
「…っ!!」
ズズズッ