再開は始まり
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サァァァッ
木々が揺れている。
ここは慣れ親しんだ稽古場だ。
「連続で出していくよ」
「木遁分身の術!」
ズズズッ
分身が10体でてきた。
「挿し木の術!!」
ズザッ
「木錠壁!!」
ズドォォォッ
「大樹林の術!!」
ズゥゥゥッ
「大槍樹!!」
ズバババッ
「…ふぅ…どう!?」
「…」
マダラは、私の術を黙って見ていた。
「…マダラ?」
「…驚いた…」
マダラは真剣な顔をしていたが、ふと顔が弛んで…
「頑張ったんだな」
笑ってくれた。
「…」
昔と一緒だ。
マダラは帰ってきて、なんだか大人っぽくなったけど、笑顔は変わっていなくて、私もつられて笑顔になる。
「う…うん…!そうなのっ…!頑張ったんだよ!」
ずっとマダラに見てほしかったから。
何だか目がまたうるうるしてきた。
「ねぇ、マダラ」
私はマダラに近づいた。
「どうした?」
「えっと…」
断られたらどうしよう、とか緊張する。
けど…どうしても…
「…ユヅキ?」
「抱きついても…いい?」
「…」
マダラは少し驚いた顔をした。
「だめ…かな?」
「…そのくらい聞かなくていい」
「…っ!!マダラーっっ!!」
マダラにぎゅっと抱きついた。
「フフ、突然どうした」
「だって六年ぶりで!マダラに褒められて!!なんか…すっごいうるっときた!!」
「そうか」
「うん!!…マダラがいなくて…私…」
「…」
「私、一人でも頑張ったんだから!」
「あぁ、伝わってきた」
「だから!もっと抱き締めてあげるんだから!」
「窒息はしないな」
「本気出してないもん!」
「…ユヅキ…伝えたいことがある」
「…伝えたいこと?」
「あぁ。話すには…あそこがいい」