再開は始まり
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ガチャ
「ふぅー!」
私は外にでて伸びをした。
「にしても…」
春の陽だまりは暖かく、風は穏やかで…
「良い天気!!」
シュンッ!
午後1時。
ご飯を食べて私はある場所に向かった。
スタッ
「…よっと」
それは、火影室のある火影御舎。
私はその外門に立つ。
なんか緊張でドキドキしてきたな…。
「あ…」
しばらく待っていると、建物から誰か出てきた。
「…」
こちらへ歩いてくる…
タッタッ
「…!」
その中で私は一人に視線を奪われた。
タッタッ
「…」
……
「…ただいま」
無言で突っ立っていると、突然頭にぽん、と手を乗せられた。
「…え?」
「ユヅキ」
「…マダ…ラ?…ええええっ!!」
思わず後退る。
「歓迎してくれるかと思ったが」
視線を合わせるために、目を上に向ける。
「い、いや…っ!」
身長高くなったね!?
「そ、そのっ…!!」
なんか…大人だ…っ!
髪型のせい?…かきあげられた前髪が、以前より大人っぽい。
「じっと見てどうした?」
「…」
それに、高く整った鼻に、凛々しい目元…涙袋は妙な色気を…。
…本当に同い年?こんな男の子回りにいないけど!?
「…俺が変わったからか?」
声まで男前になってる…。
しかも任務帰りなのにいい匂い…。
「…い、いや…」
なんか、マダラを直視できない。
6年って数年て言うんだね、って怒鳴ろうと思ってたのに…。
「フフ…俺を窒息させるんじゃないのか?」
マダラは少し意地悪な笑みを浮かべてきた。
「…っ!」
顔が熱くなってきた!…絶対赤くなってるっ!
六年前の私へ。…変なこと言うな!
ていうか!私だって変わったつもりなのに、マダラは驚いてなさそうだし、悔しいんだけど!
「なんだ…こいつ?」
「…わっ!!」
そんなことを考えていると、突然、マダラの後ろからひょっこりと男の子が顔を現した。
「…」
桃色の瞳に目の下のキズが特徴的で…かわいい!天使か!?
「紹介するよ、この子はタグラ」
「あぁっ!!シスイさん!!」
「久しぶりだね!」
シスイさんはにこりと微笑んでくれた。
シスイさんも顔つきが凛々しくなってるし、やっぱりイケメンだ!
「あ、は、はい!任務お疲れ様です!」
私はお辞儀をした。
存在感すごいのに、正直シスイさんたちのこと全然見えてなかった…恥ずかしい。
「で、俺のことは無視かよ?」
顔を上げれば、タグラ君はむすっとした顔で見上げてきた。
「…うっ!!」
思わず鼻から下を覆う。
やっぱりかわいいよ、この子っ!!
「あ?なんだよ」
「ご、ごめんね!タグラ君、初めまして!」
アカデミーの子なのかな。
「お前、名は?」
「千手ユヅキだよ!」
「ふーん。千手の一族か…それにしては大したことなさそうだ」
「はうっ…!」
今一瞬で小悪魔になったよ!?
初対面で言われることではないと思うし!
「タグラ、仲良くしてくれ。これから俺たちは第11班の仲間になるんだから」
「えっ!?第11班!?」
今日、ナルト達はスリーマンセルが発表されていたけど、私は呼ばれなかった。
だから、シスイ隊に入れると期待していたんだけど、まさか、私もスリーマンセルを組むことになるなんて!
「あぁ。話すのに場所を変えようか」