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翌朝。
「お、よく起きたな!ねぼ助のくせに」
「うるさいなぁ…私だってまだ眠いけど…起きてあげたのー」
「はい!これお弁当よ!マダラ君、元気で頑張って!稲荷寿司を作って待っているからね!」
「ありがとうございます。ユヅリさんもお元気で」
ガチャ
二人で外へ出た。
ちょうど朝日が登ってきていて、辺りを橙の光で照らしている。
アカデミーのみんなはまだ寝ているだろう。 そんな中、こうしてマダラを見送るのは不思議な感じがする。
「本当に行くんだね」
「あぁ」
「…」
なんて言えばいいのかわからない。
だけど、ただじゃあねと見送ることはできない。
「一生の別れじゃねぇんだか…」
ギュッ
「…」
私はマダラに抱きついた。
「…」
マダラはどんな顔をしているんだろう。
「マダラ…」
マダラの温もりと匂いを忘れないように、ぎゅっと抱きしめる。
「…」
マダラは無言で、頭に手を置いてきた。その手は温かい。
……
「…ふぅー!しんみりタイムしゅうりょー!!」
しばらくして、私はマダラから離れた。
「…ま、シスイ隊に入れるくらい強くなっとけ」
「分かってる」
マダラの言葉に頷いた。
「じゃあな」
マダラは背を向け、歩きだした。
「…マダラのばーか!」
込み上げてきた涙を拭った。声が震えないように。
「…」
「ばかマダラが帰ってきたら、また抱きしめてやるんだから!今度は窒息するくらい!!」
「そりゃー楽しみだなー」
「っ!私がいなくて泣かないでねっ!!」
「そっくりその言葉をお前に返そう」
「…っマダラ!無事に帰ってきてね!」
「しつこい」
「…あ、あと!…あと…」
「ありがとな、ユヅキ」
「…!」
顔を上げればもうマダラの後ろ姿は見えなくて。でも、きらりと輝いた朝日は私の涙を乾かすように綺麗だった。
「ねぇー!マダラ君の卒業祝いパーティーしましょうよ!」
「おっ、いいな!」
「なら、焼き肉Q行こうよー!あそこなら食べ放題…」
「…っ…」
「ちょっと!ユヅキ?」
「どうしたんだってばよ!?」
ダンッ!!
「焼き肉行くっ!食べまくるっ!」