不変の日々に入ったひび
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ワンッワンッ!!
「あぁぁーっ!!」
私達はドッグカフェに来ていた。
昨日のお願いは、二人で出かけること、だ。
この間、色々な木遁を教えてもらったばかりだし、修行にするか迷った。
でも、思い返せば私達は二人で遊びに出かけたことがなかった。イノやナルト君たちと一緒になら何回もあるけど。
それに、任務に行くとなればマダラも遊ぶことはできないはずだ。
だから、その前にマダラを遊びに連れ出したかった。
「かわいいーっ!!」
あの子!毛並みがすごいっ!!あっ!あの子もっ!
「はしゃぎすぎだろ…」
マダラは呆れ顔だ。
私にはそんな顔効かないけどね!
「だって!!忍犬がもふもふし放題なんだよ!?それにラテも美味しいらしいし…」
「…店員さんもイケメンなんだって…!」
そこは声を控える。
「くだらねぇ…」
「あ、見てー!あのわんちゃんも、ちょーかわいいー!!」
「いらっしゃいませー」
あ!店員さん、確かにイケメンだっ…!
さすが、イノの情報網!
「二人でお願いします!」
「はーい!こちらへどうぞー!」
「俺、金もってねぇけど…」
そういえばママが、マダラがお小遣い受け取ってくんないー、って嘆いてたっけ。
「平気だってー!これでも私、お嬢様なんだから!」
「悪ぃな…」
「いーのいーの!大人になったら、10倍で返してくれれば!」
「良くねぇよ!なんで10倍返しなんだよ!」
そしてお次は。
上品な深緑をした、ソフトクリーム…。
パクッ
奥深い味わいに滑らかな口当たり!
「ん~っ!!抹茶ソフト、美味しいっ!」
「まぁ、うまいけど…お前、俺に甘味巡りを付き合わせてるだけだろ?」
「ふっふっふ!!マダラ!私が甘味だけに留まるとでも?」
「はぁ?」
「私をなめてもらっちゃ困る!お昼は一楽だっ!」
「一楽?」
一楽ののれんをくぐった。
昔ながらのラーメン屋、マダラと一度来たかったんだよね。
「マダラは、決まった?」
「醤油と味噌、どっちがうまい?」
「私は味噌の方が好き!」
「なら、俺も味噌でいいかな」
「おっけー!味噌チャーシュー大盛り二つで!」
「俺も大盛っ!?」
私は、運ばれてきた味噌ラーメンを平らげた。
この味、安心するんだよね!
「…テウチさん、おかわりっ!!」
「はいよー!」
「おまっ…なんでそんな食えるんだよ…」
「えへへ!食べたい時にどかんと食べれる便利な胃なのです~!」
行きたかったカフェ&一楽巡りを終え、木の葉神社にやってきた。
「へぇ、神社か」
「マダラは神様を信じる?」
「半々だな。まぁ、神がいるなら争いなんてない世界にしろよと思う」
「そうだね、それは言えてる」
ガラガラッ
パンパンッ!!
マダラが無事に帰ってきますように。
そんなお願い事をしてから、安全お守りを二つを買った。
「何買ったんだ?」
「お守り!」
お守りを紙袋から出して、胸におき、両手で包む。
「マダラが無事に帰ってきますように…マダラが無事に帰ってきますように………」
十回唱えて、気持ちをお守りに込めた。
「俺の前でそんな真似すんなよ…」
マダラ、照れてやがるな?
「大丈夫だよ!これは願掛けというか、一種の洗脳ってやつだから!」
「変なことさらっと言うな!」
「はい、あげる!」
「まぁ…貰っとく」
「このお守り、命にかえても守ってね?」
「そりゃ本末転倒だな?」
「あははっ!うそだって!それと、最後に行きたい場所があるんだけど」
「どこだ?」
やってきたのは。
「シスイんちじゃねーか!!お前まさか…」
「大丈夫!変なことは言わないから!」
「…信用できねぇ」
「ごめんくださーい!」
戸を叩けば、シスイさんのお母さんが出てきて、シスイさんを呼んでくれた。
ガラッ
「…ユヅキ?それにマダラ?どうした?」
「シスイさん、明日から任務なんですよね。だから挨拶に来ました!」
「そうか…すまない。突然の出発になってしまって。それに、マダラとしばらくの別れになってしまうことも」
「いえいえ!今日、マダラと色々回ったんでしばらく十分ですよ!」
「そ、散々付き合わされた」
「人聞きの悪い!マダラだって楽しんでたくせに」
「…ふん」
「ふふ!仲がいいな、本当に」
「いえ!しばらくの別れになるからってだけです!あ、そうだ!シスイさんも、このお守り、持っていてください!」
シスイさんに先程買ったお守りを渡す。
「わ、嬉しいな!ありがとう!」
「無事に帰ってくること、何より願っています!」
「あぁ、もちろん!」
「それと…一つお願いが…」
「お願い?」
「はい。任務から帰ってきたら…私をシスイさんの隊にいれてください!」
「俺の隊に?」
「はぁ!?」
マダラは、隣で驚きの声をあげた。
「それまでに、強くなるように、努力します!もし実力不足だったら、まずは雑用でも何でもします!お願いします!」
「…マダラと一緒に任務がしたいのかい?」
「はい」
「気持ちはわかった。だが、俺の隊は上忍ばかりだ。ユヅキは…」
「マダラなんてアカデミー卒業したばかりじゃないですかー!」
「…それは例外というか…」
「例外その2として!そこをなんとかお願いします!」
「うーん…わかった。火影様に伝えておくよ」
「やったー!!」
「…まだ決まったわけじゃないよ、あくまで可能性ってだけだからね?」
シスイさんは眉を潜めているが、優しい眼差しだ。
この眼差しを見ていると、イタチさんのことを思い出す。
イタチさんは、元気かな。遠く離れていると、そんなことさえわからない。
帰り道。
「お前よくあんな図々しいこと頼めたな」
マダラには呆れた顔をされた。だが、そんなことは気にしない。
「別にいいじゃん!私はシスイさんのこと尊敬してるだけだし?」
「お前、俺と任務がしたいのか聞かれて頷いてたろ」
「そ、それはー!場の空気を読んだだけだもん!」
「ま、お前をどうするかは火影とシスイが決めることだし、俺には関係ねぇーけどな」
「そんなこと言っちゃってぇー!内心嬉しいんじゃない?素直じゃないんだからー!」
「…そうか。なら…俺がお前の推薦を却下しといてやる」
「うそうそ」