不変の日々に入ったひび
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バンッ!!
家に帰って、私はマダラの部屋に押し入った。
マダラは荷物整理をしている。
「…何してるの?」
「シスイの隊に入った。明後日、任務に出発する」
マダラは手を動かしながら、淡々と話す。
「急すぎるよ!アカデミーの卒業だって…」
「しばらくは帰ってこれない」
「しばらくって!…半年…とか?」
「数年かかる」
マダラは手を止め、呟いた。
「す、数年!?」
思わず絶句する。
「…意味分かんない」
ボフッ
私はマダラのベッドに座り込んだ。
「…数年会えないってこと?それとも時々帰ってくるの?」
「…」
「そう…」
木遁を一気に教えてきたのも、最近一人でどこかに行ってたのも…全部そういうことだったんだ。
「…」
マダラと過ごすうちに、これが当たり前だと感じて、願ってしまっていた。でもそうだね、当たり前なんかじゃない。マダラにとっては。
「…マダラ。私、悔しいよ」
マダラくらいの力があったら、私を誘ってくれたのかな。
…わかってる。
アカデミーを卒業したって、私がついていったら足手まといでしかないんだもん。
「悪ぃ」
「…」
なんで謝るの?そんなこと聞いたって無駄だって分かってる。マダラは優しいから。
「…任務って何の任務なの?」
「…今は言えねぇ」
「…何で教えてくれないの?私のこと信用できないから?」
「違ぇ」
「じゃあなに?極秘任務なの?それって危険だってことでしょ!?」
「わかってる」
マダラの黒い瞳と眼があった。
深くて、吸い込まれそうで、でも何も教えてくれなくて。
「なんで…!なんでそんな任務をっ…!マダラはまだ子供なんだよ!?マダラは…」
「俺のこと信用できないのか?」
「…っ…」
マダラは私に長期で危険な任務であることを、ちゃんと教えてくれた。
私がマダラのことを理解していると思っているから。
「…信用してるよ。マダラが強いことも、目的があって行動していることも、マダラが私を信じてくれていることも、わかってる」
「…」
「でも…寂しいから、行ってほしくないから」
思わず涙が溢れていた。こんな弱虫でいたくないのに。
「すまない」
「謝らないで」
私がわがままなだけなんだから。
「…」
「ちゃんと戻ってきてね…」
マダラはそのままどこかへ行ってしまいそうだから。
「あぁ。必ず戻ってくる」
「…うん。絶対に死なないでね」
「心配すんな!」
マダラを見れば、マダラはニッと微笑んだ。
この笑顔もしばらく見られないと思うと、私はさらに顔が歪んでしまうけど。
「…マダラ。その代わり、一つお願いを聞いて」