不変の日々に入ったひび
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「なぁ!シカマルー、この宿題見せてくれってばよー!」
「あー?それくらい自分で解けっての!」
「頼むってばよー!」
「シカマル、俺にも頼む!」
「お前ら馬鹿には付き合ってらんねぇ」
それからナルト君がキバ君達と一緒にいるのを見るようになった。
もちろん、マダラとも。
一緒に授業抜けだしたり、色々遊んでいるようだ。
「なぁ、マダラ!お前は宿題やったか!?」
「やってねぇ」
「お前…すましてるくせにまたやってないのかってばよ…」
「マダラはいつも宿題未提出だからね…」
手抜きスタイルは徹底されているのだ。
「ねぇ、今日みんなでお昼ごはん食べましょー!」
「うん!」
私も、みんなと仲良くなれた。
イノやサクラとはよく女子バナで盛り上がる。
「ねぇ、サスケも一緒に食べよう!」
「…仕方ねぇな」
「さすが、ユヅキ!!でかしたわ~!!!」
サスケは、少しずつだけど、みんなと関わるようになった。
もちろん、遊びながらも、修行は継続中だ。
「よし、今日こそ!」
木遁分身を始めたのは6月なのに、もう9月。
周りの木々は紅やら黄に染まっている。
だからこそ、少し焦っていた。
「ふぅ…」
「木遁分身の術!」
ズズッ
地面から、私の分身が現れた。
「シスイさん、前向いていいですよ!」
「…よし!」
シスイさんの瞳が赤くなった。
万華鏡写輪眼、この眼を見るのはもう何度目だろう。
シスイさんとマダラの万華鏡写輪眼は少し模様が違うんだよね。
マダラの万華鏡写輪眼はよく見たことないけど、なんとなく違かったことは覚えている。
「…」
シスイさんは瞳を左右に動かしている。
「…」
緊張する。
「…」
シスイさんと目が合う。
なんかずっと本体の私ばかり見られてる気が…ばれてる?
「本物は…右?」
あ、やっぱり…今回もだめか…
「…いや左か?…うーん…」
お、これは!?
「…わからない。お手上げだ」
シスイさんは眉を潜めた。
「やったぁぁぁーー!!」
「やるじゃねぇか!合格だ!」
「よっしゃぁぁぁ!!」
頑張ったよ…私!よく頑張った…。
分身で私を撫でたいくらいには。
…あ、やっぱりシスイさんに変な奴って思われるのは嫌だからやめておこう。
でも、ここまで十回以上シスイさんに見破られてきたから、本当に達成感が半端ない。
「これならどんな敵でも…そうだ!」
私はマダラの方に目を向ける。
「なんだ?」
「マダラ!いざ尋常に!本物の私がどっちか見破ってみて!」
「お!マダラが見破れるかは俺も興味がある!」
「ふん、楽勝だっての!」
「はい、後ろ向いてー!」
マダラが後ろを向いている間に、分身の私と位置を入れ換える。
いや…これじゃばれるかな。やっぱり右に立っておこうかな。
いやでも…
「振り向いていいよー」
「…」
マダラの瞳が写輪眼になった。
マダラは左右を見比べる。
「…右は木遁分身。左は影分身。本物はそこの木の上」
マダラと眼があった。
「うへぇっ…」
大人しく分身を解除して、木から降りる。
「俺を騙すにはまだまだだな。100年先でも見破れる気しかしねぇけど」
「くっそー!悔しい!!けど否定できないからむかつく!」
「すごいな、マダラは。俺は万華鏡写輪眼でも見破れなかったのに。俺もまだまだって分かったよ」
「いえいえ…シスイさんに何回見破られてたと思ってるんですか…。心折れかけてたんですからね!?」
「あははっ、そうか!」
「でも、マダラの万華鏡写輪眼見たかったなぁ」
「見たけりゃ、もっと精度を上げることだな」
「うぅ…」
シスイさんにお礼を伝えて別れた後。
私たちは稽古場に来ていた。
「まさか三ヶ月で習得するなんてな。数年かかってもおかしくないと思っていたが…」
「え!?そんなに難しい技なの、これ!?確かに難しかったけど…」
「写輪眼で見抜けねぇ分身は唯一無二だからな。ま、おかげで次の技も教えられそうだ」
「あ、今!?」
もう夕方なのに。
「修行は明日からでいい。見ておけ、4つある。挿し木の術、木錠壁、大樹林の術、大槍樹だ」
「そんな一気に!?しかもなんか難しそう!!」
「木遁分身ができたお前ならできる。いいか、まず挿し木の術は…こうやって相手に飛ばす」
マダラは体から生み出した木の枝いくつか飛ばした。
カッ!!
枝は岩に突き刺さった。
「な、なんで!?岩に木って刺さるの!?」
「で、印を組む」
ズシャァ!!
その枝は、マダラが印を組むと大きく分裂し、岩を砕いた。
「えぇぇっ!?」
凄まじい破壊力!!
「これで敵を串刺しにする」
「オーバーキルすぎる!!てかグロいっ!!木遁恐ろしい!!」
「次は木錠壁」
「ペース早いっ!!」
そうして、新たな木遁の修行に明け暮れている日のことだった。
「ねぇ、ユヅキー!」
「あ、いのー、おはよー」
「ねえ!!ねぇ!!マダラ君は!?」
イノは顔をぐいっと近づけてきた。
今日のいのは何時にもまして、勢いがあるな…。
「わっと…マダラなら今日も休みだよ」
マダラは、最近アカデミーを休んでどこかへ行っちゃうんだよね。
夕方には帰ってくるからあんまり気にしてないけど。
「そう…もう来ないか…。アカデミー飛び級したんだものね…でも、さすがよね!!」
「…え?なんの話?」
飛び級?誰が?
…マダラが?
そんなの一言も聞いてないけど?
「あんた、マダラ君から聞いてないの!?掲示板に張り出されてたわよ!」
「はぁぁぁっ!!?」