マダラと修行~その1~
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「今日は火遁についてだ」
えー!とか、できないよー、という声が周りから続出している。まぁ、どの性質変化でもそうなのだが。
「なに、火の粉が出せれば上出来だ!」
それでも、ブーイングが続出する中。
「へへん!俺、火遁すごいんだぜ!」
サスケはマダラに自慢気に話しかけた。
「そうかよ、なら勝負すっか?俺も一番得意だぜ」
「やってやるぜ!ユヅキ、お前もな!」
「えっ!?私!?」
「あぁ!」
「えー。私火遁が一番苦手なんだけど…」
「なら、教えてやる、見ておけ!…火遁、猛火の術!」
マダラは素早く印を結ぶと、炎を口から出した。
ゴォォッ!
「わぁぁー!!」
「さすがマダラだ!!」
周りからはいつものように歓声が上がる。
「へへん!マダラ!俺がもっとすごい術を見せてやる!」
一方のサスケはマダラを横目で見ながら手を胸の前に構えた。
「いくぞ!…火遁、業火球の術!」
ゴォォッ!
「サスケ君かっこいいー!!」
「キャー!!」
たしか、猛火の術よりも業火球の術は難易度が高いんだよね。
マダラよりも一回り小さな火だったけど、この年でこれだけの火遁ができるなんてすごい。
「へへん!次はお前だ、ユヅキ!」
「えー…」
マダラとサスケの側にいるとみんなちらちら見てくるし嫌なんだよな。
「とりあえず真似してみろよ。お前なら猛火の術くらいできんだろ」
「はぁ!?猛火の術くらいって!できるはずないから!」
火の粉だって出せるか怪しいってのに。
「まずは巳だ!」
「えー」
渋々、巳を組んでみせる。
「次は未、そして申。この順で印を結んで火を吹け」
マダラに言われた通りに印を組む。
未、申…
「…火遁、猛火の術!」
ボッ!!
「…!!」
口から小さな火がでた。マッチくらいのほんの小さな火だ。
「や、やった!!」
だが、小さくても、自分の口から火がでたことが嬉しい。
おおっー!!
みんなはパチパチと拍手をしてくれた。
「な、できただろ?お前は要領が良い!」
「な、何よ…」
この誉め上手がぁ!!
「火遁は、火の粉でも出せれば、野営にも使える。少しは使えた方がいい」
「へぇー!」
「俺も頑張るぞー!!」
周りはマダラの言葉でやる気がでたようだ。
印を真似して火遁をしようとしている。
「マダラ、良い解説するじゃないか!マダラの言うように、火の粉でいいから、みんなも頑張るんだ!」
はーい!!
次の授業は体術だ。
「体術の授業を始めるぞ!まずは校庭30周!」
えーっ!!
またみんなからブーイングの嵐だ。
私もみんなに心の中で便乗してる。
「ガイ先生!!僕は300周しますっ!!うおおおぉっ!!」
「いいぞぉ!リー!!頑張れ!!先生も一緒に走るぞ!!うおおぉっーー!!」
リー君とガイ先生は砂煙をあげながら、ものすごい速さで走っている。
みんなは、その砂煙にゴホゴホしているのだが、そんなことお構い無しで、二人はみんなが一周する間に何周もしている。
「ゴホッ…ガイ先生まで走らなくても…」
リー君もリー君だけど、ガイ先生も相変わらず熱血だな…。
「…へぇ、すげぇー奴らだな!」
隣を走るマダラは笑っている。
「まぁ、リー君はいつも体を鍛えているし、ガイ先生は体術だけで上忍になったんだからすごいよね」
「いつか戦ってみてぇな!」
「おいッ!!お前は俺と勝負だからなーッ!」
後ろからサスケの叫ぶ声が聞こえた。
「きゃーサスケくーん!!」
「頑張ってぇー!」
そして大勢の女子の黄色い歓声も。
「…スピードあげるぞ」
「うへぇ…マジですか」
「サスケに追い付かれたら地獄だぞ」
「それは確かに…」
サスケの後ろには、女子数十人が固まっていて、ずっとキャーキャー叫んでいる。
あの中に巻き込まれたら鼓膜が破れそうだ。
というか、キャーキャー言いながら走るって体力すごいよ。
「待てぇーッ!!」
「ひぃぃ-っ!!」