うちのこ設定資料集

Kyo Hiryu
アウラ・レン/男性/31歳


    クガネ出身の元商人。商売人の両親の元クガネで生まれ育つ。成長し商いの勉強をする中で知り合った仲間たちと共に新しい商会を立ち上げ、貿易のためにリムサ・ロミンサの地を踏んだのがエオルゼアを訪れたきっかけ。それからしばらくは順調にことが進んでいたのだが、5年前の第七霊災で一変する。エオルゼア中に甚大な被害を及ぼしたかの霊災の被害はご多分に漏れずKyoの商会にも直撃し、商会が壊滅状態となってしまう。明日の食い扶持にも事欠くような状況で、妻と産まれたばかりの娘のために斧を手に取ったのが冒険者となった理由。それまで戦いとは無縁の人生を送ってきたので誰かに戦い方を指南してもらう必要がある(先述の理由で無駄死になどできないため)と感じ、既に冒険者として名が知られていたReiに溺れた海豚亭で土下座して教えを乞うたのが2人の出会いでありKyoの冒険の始まりの瞬間でもある。
(なおReiはそうやって散々押しかけてくる割にまともに仕事しようともしない自称“冒険者志望”に辟易していたのだが、Kyoのあまりにも切羽詰まった態度に押し切られるような形で受諾。彼女曰く「あまりにも必死だったし……事情知っちゃったら断れないじゃない」とのこと)
    本来Reiはある程度冒険者として必要な技術や知識が身に付いたら独り立ちさせようと思っていたらしいのだが、アドバイスを素直に聞いて順調に冒険者として成長するKyoの姿と彼の抱える事情を鑑みて思い直し、一緒に仕事することを提案。Kyoからしてみれば断る理由など無いため二つ返事で承諾し、それからKyoのその時々の力量に合った依頼を二人で受けながら各地を渡り歩いていた。それからしばらくの後二人して「暁」にスカウトされ、波乱万丈の旅路を歩むことになるReiのそばで共に戦い続けることに。

    元々商人であることもあり、人を寄せ付けない雰囲気を醸し出しているReiとは対照的に人当たりがいい。そのため交渉事などはKyoが行うことが多い。またそういった背景があるせいか商売の気配を感じると手を出したくなる性分。そんな訳でリテイナーを介した戦利品の売買にも積極的。商売人の意地としてしっかり利益は出している。
    声がよく通り、歌が上手い。たまに酒の席で余興として歌ってみせたりする。大きな劇場がある故郷クガネの土地柄故か演劇にも親しんでおり、自ら市民劇団の役者として舞台に立つことも。そしてそれを活かして冒険の場で大胆なハッタリをかますこともしばしば。なお某劇団の座長をして「一介の冒険者にしておくのは惜しいのだが」と言わしめる実力の持ち主。
    何故かゴールドソーサーのエアフォースパイロットが異様に上手い。見ようによっては射撃の腕があるとも言えるその特技を見たReiの「弓練習してみたら?」という一言がきっかけで弓術に手を出す。本人は斧術と刀術だけで充分……と思っていたのだが、いざ弓を持ってみたところ驚くほどしっくり来たので合間合間に鍛錬を積んでいる。なお刀術の方は子供の頃お稽古ごとの一環として基礎を叩き込まれていたものを、冒険者として一通りのことができるようになった頃に改めて鍛え直している。
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