日常
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目が覚めた後も、妙に胸に残っている夢があった。
Honeyの寝顔を見ながら、少しだけ言葉にしてやろうかと考える。
「…なぁ、Honey」
呼びかけると、彼女はゆっくりとまぶたを持ち上げて俺を見る。
「夢を見たんよ。アンタと小さな家で朝飯を食ってた。外から子どもの声がして…ふとアンタが笑って俺を見てた。」
Honeyは少し驚いたように目を丸くしてから、柔らかく笑う。
俺は咳払いして誤魔化す。
「…夢で見ても、アンタの笑顔が一番だ」
思わず口をついて出た言葉に、自分でも照れる。
けど、それが本音だった。
子どもは将来、きっと望むだろう。
そん時は、必ず孕ませっかんね。
だが今はまだ早い。
俺はまだHoneyをじっくり味わいたい。
抱きしめて、触れて、確かめ合って。
すべての時間を独占していたいかんね。
だから、彼女にピルをやめさせるような真似はしない。
焦る必要はない。
心の中でだけ呟く。
そう遠くない未来に待ってな、baby。
俺たちの愛の延長線上で、必ず会える。
腕の中で微笑むHoneyを見て、静かに決意を刻んだ。
「…夢で見ても、アンタの笑顔が一番だ」
言った瞬間、Honeyの頬がじわりと紅く染まっていくのが見えた。
瞳を潤ませ、唇を噛んで視線を逸らす。
「…そんなこと、急に言わないでよ…恥ずかしいじゃない」
小さく抗議する声が、震えていて愛らしい。
スタンは思わず口元に笑みを浮かべた。
「ふっ…やっぱり照れんだな。」
Honeyが枕に顔を埋めて「やめてよ…」と呟く。
その仕草が可愛くてたまらず、スタンはそっと彼女の髪を撫で、額に唇を落とす。
「悪い。けど、どうしても言いたくなったんよ。…アンタの未来を夢で見て、安心したかんね」
Honeyは小さく震えて、やがて顔を上げる。
頬を染めたまま、まっすぐにスタンを見つめた。
「…私も、その未来を見てみたいわ」
スタンの胸が熱くなる。
言葉の代わりに、彼女を強く抱き寄せる。
この温もりを逃さぬように、照れた顔ごと。
Honeyが小首を傾げ、微笑みながらまるで小さな子に諭すように問いかけてきた。
「ふふふ。子どもが出来たら育児で忙しくなるから、スタンとは出来なくなっちゃうわね。我慢できる?」
その言葉に、スタンは思わず眉をひそめた。
子どもが出来たら当然、抱きたいときにHoneyと身体を重ねることは難しくなる。
頭では分かっている。だが、心は簡単に割り切れない。
「…堪えんよ。俺が我慢できねぇ男だと思う?」
低く返しながらも、視線は彼女の唇に吸い寄せられてしまう。
Honeyはくすっと笑い、わざと大げさに肩を竦めてみせた。
「んー…ちょっと心配かも?」
「ハハッ…ったく」
スタンは苦笑し、腕の中でHoneyをぎゅっと抱き寄せた。
「確かに、アンタに触れられねぇのは地獄だ。だがな…それ以上に、アンタと未来を築いてくことの方が俺には価値がある。
だから我慢できんよ。…そん代わり、隙を見せたら全部もらうがな」
耳元で囁くと、Honeyの肩がぴくりと震え、頬が赤く染まった。
彼女の照れ笑いを見て、スタンはまた胸の奥から熱いものが込み上げてきた。
Honeyが小さく笑って、いたずらっぽく細めた瞳でこちらを見上げる。
「ふふふ。スタンのエッチ。…そんな所も好きだけど…」
そう言って、彼女は背伸びするようにして俺の頬へチュッ、と柔らかなキスを落とした。
瞬間、胸の奥がじわりと熱くなる。
ただの軽いキスなのに、まるで心臓を掴まれたみてぇに強烈に響いた。
戦場で銃弾を浴びても動じないはずの俺が、この女の一挙手一投足で簡単に翻弄される。
「…ったく。アンタはほんと、ずるい女だ」
口ではそう呟きながらも、頬に残るHoneyの温もりを手でそっと覆う。
心臓が落ち着かねぇ。
でも、それが心地いい。
欲望も、愛しさも、全部ひっくるめて、俺はこの女に夢中だ。
スタンはHoneyの頬に残るキスの熱を指で辿りながら、唇が触れるか触れないか、ギリギリの距離で止まった。
鼻先が触れそうなほど近い。
Honeyの息づかいが、くすぐったいほどに感じられる。
ほんの一拍。
その一瞬の静寂が、永遠にも思えた。
視線が絡んだ。
Honeyの瞳がまっすぐに自分を映していて、その光を見た瞬間、理性の糸がぷつりと切れる。
「…もう無理だ」
喉の奥で低く唸るように呟き、唇を重ねた。
甘く、強く、堪えていた分だけ深く。
待つことには慣れている。任務も、計画も、戦場も。
だが、Honeyだけは、どうしても待てねぇ。
彼女の背に手を回し、後頭部を包み込む。
もう片方の腕で腰を引き寄せ、逃がさないように。
小さく息を呑むHoneyの身体が、すぐに自分の胸に馴染んでくる。
唇を離しても、額と額を寄せたまま、低く囁いた。
「…アンタだけは、こうしてないと落ち着かねぇ」
Honeyが小さく笑って「ほんとに甘えん坊なんだから」となだめた。
俺の絶対安心領域であるHoneyに言われちゃ、否定する気も起きねえな。
スタンはHoneyを抱いたまま、静かに息を吐いた。
腕の中の温もりが、胸の奥にじんわりと沁みていく。
Honeyの髪を指で梳きながら、低く、掠れた声で囁く。
「なぁ、Honey…」
その声音はまるで夜気を溶かすように優しい。
「アンタが笑うとさ、世界が少しだけマシに見えんよ。どんな現実でも、アンタがいりゃ悪くねぇって思える」
Honeyが少し見上げて、戸惑ったように瞬きをする。
スタンはそんな瞳を逃さず、視線の熱をゆっくりと上げていった。
「俺がどんな任務に出ようが、どんな相手を撃とうが、帰りたくなん場所は、いつだってアンタんとこだけだ」
唇を近づけ、彼女の耳もとで囁く。
「Honey、アンタがいんだけで、俺の人生、完全勝利だ」
ふっと息がかかる距離。
Honeyの頬がわずかに赤く染まるのを見て、スタンの口角が上がる。
「…落とされてんのは、俺の方だな。初めて会ったあの日からずっと、アンタの虜だ」
Honeyが胸に手を添えて、照れくさそうに笑う。
スタンはその手を包み、指先に口づけを落とした。
「この手も、この声も、この笑顔も、全部、俺の大事なもんだ。手放す気なんて、これっぽっちもねぇ」
言葉と一緒に、またひとつ甘いキスを落とす。
唇を離すたび、スタンの瞳はHoneyだけを映していた。
「…俺は、Honeyに夢中だかんね」
静かな夜に、彼の声だけが甘く響いた。
「…そんな風に言われたら、また惚れ直しちゃうじゃない。私ね、スタンが好きで、失いたくなくて、たまに…気持ちが溢れて…自分でもどうしたらいいか分からなくなってしまうの…」
スタンはその言葉を聞いた瞬間、胸の奥がぎゅっと熱く締め付けられた。
Honeyの瞳には、いつもの穏やかさの奥に、深い愛情と、少しの不安が滲んでいた。
その正直な想いが、たまらなく愛おしい。
「…Honey」
低く名前を呼んで、そっと彼女の頬に触れた。
指先が触れるたび、肌の温度が伝わってくる。
彼女の鼓動が、自分の鼓動と重なるように感じた。
「気持ちが溢れるってのは…いいことだろ」
スタンは少し照れたように微笑んだ。
「俺もそうだ。アンタが笑ってんと、胸が痛ぇくらい嬉しくなんぜ。離れてっと、すぐにでも抱きしめたくなんよ」
Honeyの睫毛が揺れる。
スタンは彼女をそっと抱き寄せ、耳もとで囁いた。
「アンタが不安になる時は、その分だけ俺が安心させっから。俺は、Honeyを絶対に手放さねぇ。何があっても」
腕の中のHoneyが小さく息を吸い、そして、ゆっくりとスタンの胸に顔を埋めた。
「…そんなこと言われたら、ずっと一緒にいたくなっちゃう」
スタンはその髪に口づけしながら、少し笑った。
「それでいい。俺も離す気ねぇんだし」
二人の間に静かな沈黙が落ちた。
けれどそれは、言葉を越えた温もりに満ちていた。
スタンはHoneyの髪を撫でながら、穏やかな声で続けた。
「俺はさ、Honey。アンタの心ごと抱いて生きていきてぇ。どんな状況でも、隣で笑ってるアンタを見ていたいんよ」
Honeyが顔を上げる。
その瞳には、涙の粒が小さく光っていた。
スタンはその涙を親指で拭って、そっと唇を重ねた。
長いキス。
互いの息が溶け合い、心の奥まで繋がっていく。
離れたあと、スタンが囁く。
「…アンタは俺の全てだ、Honey。
これからも、何度でも惚れ直させてやんよ」
Honeyは微笑み、静かに頷いた。
その笑顔を見て、スタンは思う。
この瞬間こそが、自分が命を懸けてでも護りたい世界だと。
Honeyを腕の中に抱いてる時。
それは、戦場のど真ん中でも味わえなかった生きてる実感だ。
静かに息をして、あたたかくて、柔らかくて。
その全部が、俺の中の荒れた世界を一瞬で鎮める。
触れてるだけで、身体の奥が熱くなるのに、心の奥は不思議と落ち着く。
矛盾してんだろ?
けど、Honeyだけはそういう存在なんよ。
Honeyが俺の名を呼ぶ時。
少し甘えて、息が混じる声で「スタン」って言うその響きだ。
その一言で、全部持ってかれる。
頭じゃなく、本能が反応すんよ。
守りてえ、離したくねえ、一生、側に置きたいってな。
Honeyがふと笑う時、俺の肩に頭を預けたり、寝息を立ててん時。
その小さな仕草のひとつひとつに、胸が締めつけられる。
こいつを護るためなら、何でも出来る。
そう思う瞬間が、俺の中で一番グッとくる。
思い返せば、Honeyへの気持ちが溢れた時、正直、制御が効かねぇ。
キスも強くなるし、抱き締める手にも力が入んよ。
「好きだ」とは、ベラベラと口にしねぇけど、そういう時は堪えきれなくて自然と出ちまう。
声も低くなって、気づいたら耳もとで囁いてんだ。
「…Honey、愛してんよ。」
それが、俺の本音。
任務なら命令一つで動くが、Honeyの前じゃ、心が勝手に動く。
それが俺にとっての恋であり、生きる理由だ。
Honeyを抱いてる時、世界がどうなろうと正直どうでもいい。
Honeyの温もりだけが、俺の現実で、帰る場所だ。
スタンは、Honeyを胸に抱いたまま、夜の静けさを聞いていた。
外は風の音ひとつしねぇ。
けど、Honeyの穏やかな呼吸だけが、この部屋の時間を確かに刻んでる。
その柔らかな髪が、胸の上にかかるたびにくすぐったくて、自然と手が伸びて、Honeyの頭を撫でてしまう。
「…可愛いな」
思わず、声にならない息で漏れた。
ほんの一瞬、Honeyの唇が動いた。
まるで返事でもするみたいに、小さく寝言がこぼれる。
「…スタン…」
その名を呼ぶ声が、寝息と一緒に触れる。
その瞬間、胸の奥が、ぎゅっと掴まれたみてぇに熱くなる。
そして、寝ぼけたHoneyの指が、無意識のままスタンの胸をぎゅっと掴んだ。
その小さな手に力がこもって、まるで離れないでと言ってるみたいで。
スタンはそっとその手を包み込み、唇を寄せて、指先にキスを落とした。
「…ここにいんよ、Honey」
囁きながら、また抱き寄せる。
Honeyの体温が、胸に溶けていく。
この温もりが続く限り、どんな任務にも戻れる気がする。
スタンの瞳は、眠るHoneyを見つめたまま、その夜、しばらくのあいだ瞬きさえ惜しんだ。
Honeyの寝顔を見ながら、少しだけ言葉にしてやろうかと考える。
「…なぁ、Honey」
呼びかけると、彼女はゆっくりとまぶたを持ち上げて俺を見る。
「夢を見たんよ。アンタと小さな家で朝飯を食ってた。外から子どもの声がして…ふとアンタが笑って俺を見てた。」
Honeyは少し驚いたように目を丸くしてから、柔らかく笑う。
俺は咳払いして誤魔化す。
「…夢で見ても、アンタの笑顔が一番だ」
思わず口をついて出た言葉に、自分でも照れる。
けど、それが本音だった。
子どもは将来、きっと望むだろう。
そん時は、必ず孕ませっかんね。
だが今はまだ早い。
俺はまだHoneyをじっくり味わいたい。
抱きしめて、触れて、確かめ合って。
すべての時間を独占していたいかんね。
だから、彼女にピルをやめさせるような真似はしない。
焦る必要はない。
心の中でだけ呟く。
そう遠くない未来に待ってな、baby。
俺たちの愛の延長線上で、必ず会える。
腕の中で微笑むHoneyを見て、静かに決意を刻んだ。
「…夢で見ても、アンタの笑顔が一番だ」
言った瞬間、Honeyの頬がじわりと紅く染まっていくのが見えた。
瞳を潤ませ、唇を噛んで視線を逸らす。
「…そんなこと、急に言わないでよ…恥ずかしいじゃない」
小さく抗議する声が、震えていて愛らしい。
スタンは思わず口元に笑みを浮かべた。
「ふっ…やっぱり照れんだな。」
Honeyが枕に顔を埋めて「やめてよ…」と呟く。
その仕草が可愛くてたまらず、スタンはそっと彼女の髪を撫で、額に唇を落とす。
「悪い。けど、どうしても言いたくなったんよ。…アンタの未来を夢で見て、安心したかんね」
Honeyは小さく震えて、やがて顔を上げる。
頬を染めたまま、まっすぐにスタンを見つめた。
「…私も、その未来を見てみたいわ」
スタンの胸が熱くなる。
言葉の代わりに、彼女を強く抱き寄せる。
この温もりを逃さぬように、照れた顔ごと。
Honeyが小首を傾げ、微笑みながらまるで小さな子に諭すように問いかけてきた。
「ふふふ。子どもが出来たら育児で忙しくなるから、スタンとは出来なくなっちゃうわね。我慢できる?」
その言葉に、スタンは思わず眉をひそめた。
子どもが出来たら当然、抱きたいときにHoneyと身体を重ねることは難しくなる。
頭では分かっている。だが、心は簡単に割り切れない。
「…堪えんよ。俺が我慢できねぇ男だと思う?」
低く返しながらも、視線は彼女の唇に吸い寄せられてしまう。
Honeyはくすっと笑い、わざと大げさに肩を竦めてみせた。
「んー…ちょっと心配かも?」
「ハハッ…ったく」
スタンは苦笑し、腕の中でHoneyをぎゅっと抱き寄せた。
「確かに、アンタに触れられねぇのは地獄だ。だがな…それ以上に、アンタと未来を築いてくことの方が俺には価値がある。
だから我慢できんよ。…そん代わり、隙を見せたら全部もらうがな」
耳元で囁くと、Honeyの肩がぴくりと震え、頬が赤く染まった。
彼女の照れ笑いを見て、スタンはまた胸の奥から熱いものが込み上げてきた。
Honeyが小さく笑って、いたずらっぽく細めた瞳でこちらを見上げる。
「ふふふ。スタンのエッチ。…そんな所も好きだけど…」
そう言って、彼女は背伸びするようにして俺の頬へチュッ、と柔らかなキスを落とした。
瞬間、胸の奥がじわりと熱くなる。
ただの軽いキスなのに、まるで心臓を掴まれたみてぇに強烈に響いた。
戦場で銃弾を浴びても動じないはずの俺が、この女の一挙手一投足で簡単に翻弄される。
「…ったく。アンタはほんと、ずるい女だ」
口ではそう呟きながらも、頬に残るHoneyの温もりを手でそっと覆う。
心臓が落ち着かねぇ。
でも、それが心地いい。
欲望も、愛しさも、全部ひっくるめて、俺はこの女に夢中だ。
スタンはHoneyの頬に残るキスの熱を指で辿りながら、唇が触れるか触れないか、ギリギリの距離で止まった。
鼻先が触れそうなほど近い。
Honeyの息づかいが、くすぐったいほどに感じられる。
ほんの一拍。
その一瞬の静寂が、永遠にも思えた。
視線が絡んだ。
Honeyの瞳がまっすぐに自分を映していて、その光を見た瞬間、理性の糸がぷつりと切れる。
「…もう無理だ」
喉の奥で低く唸るように呟き、唇を重ねた。
甘く、強く、堪えていた分だけ深く。
待つことには慣れている。任務も、計画も、戦場も。
だが、Honeyだけは、どうしても待てねぇ。
彼女の背に手を回し、後頭部を包み込む。
もう片方の腕で腰を引き寄せ、逃がさないように。
小さく息を呑むHoneyの身体が、すぐに自分の胸に馴染んでくる。
唇を離しても、額と額を寄せたまま、低く囁いた。
「…アンタだけは、こうしてないと落ち着かねぇ」
Honeyが小さく笑って「ほんとに甘えん坊なんだから」となだめた。
俺の絶対安心領域であるHoneyに言われちゃ、否定する気も起きねえな。
スタンはHoneyを抱いたまま、静かに息を吐いた。
腕の中の温もりが、胸の奥にじんわりと沁みていく。
Honeyの髪を指で梳きながら、低く、掠れた声で囁く。
「なぁ、Honey…」
その声音はまるで夜気を溶かすように優しい。
「アンタが笑うとさ、世界が少しだけマシに見えんよ。どんな現実でも、アンタがいりゃ悪くねぇって思える」
Honeyが少し見上げて、戸惑ったように瞬きをする。
スタンはそんな瞳を逃さず、視線の熱をゆっくりと上げていった。
「俺がどんな任務に出ようが、どんな相手を撃とうが、帰りたくなん場所は、いつだってアンタんとこだけだ」
唇を近づけ、彼女の耳もとで囁く。
「Honey、アンタがいんだけで、俺の人生、完全勝利だ」
ふっと息がかかる距離。
Honeyの頬がわずかに赤く染まるのを見て、スタンの口角が上がる。
「…落とされてんのは、俺の方だな。初めて会ったあの日からずっと、アンタの虜だ」
Honeyが胸に手を添えて、照れくさそうに笑う。
スタンはその手を包み、指先に口づけを落とした。
「この手も、この声も、この笑顔も、全部、俺の大事なもんだ。手放す気なんて、これっぽっちもねぇ」
言葉と一緒に、またひとつ甘いキスを落とす。
唇を離すたび、スタンの瞳はHoneyだけを映していた。
「…俺は、Honeyに夢中だかんね」
静かな夜に、彼の声だけが甘く響いた。
「…そんな風に言われたら、また惚れ直しちゃうじゃない。私ね、スタンが好きで、失いたくなくて、たまに…気持ちが溢れて…自分でもどうしたらいいか分からなくなってしまうの…」
スタンはその言葉を聞いた瞬間、胸の奥がぎゅっと熱く締め付けられた。
Honeyの瞳には、いつもの穏やかさの奥に、深い愛情と、少しの不安が滲んでいた。
その正直な想いが、たまらなく愛おしい。
「…Honey」
低く名前を呼んで、そっと彼女の頬に触れた。
指先が触れるたび、肌の温度が伝わってくる。
彼女の鼓動が、自分の鼓動と重なるように感じた。
「気持ちが溢れるってのは…いいことだろ」
スタンは少し照れたように微笑んだ。
「俺もそうだ。アンタが笑ってんと、胸が痛ぇくらい嬉しくなんぜ。離れてっと、すぐにでも抱きしめたくなんよ」
Honeyの睫毛が揺れる。
スタンは彼女をそっと抱き寄せ、耳もとで囁いた。
「アンタが不安になる時は、その分だけ俺が安心させっから。俺は、Honeyを絶対に手放さねぇ。何があっても」
腕の中のHoneyが小さく息を吸い、そして、ゆっくりとスタンの胸に顔を埋めた。
「…そんなこと言われたら、ずっと一緒にいたくなっちゃう」
スタンはその髪に口づけしながら、少し笑った。
「それでいい。俺も離す気ねぇんだし」
二人の間に静かな沈黙が落ちた。
けれどそれは、言葉を越えた温もりに満ちていた。
スタンはHoneyの髪を撫でながら、穏やかな声で続けた。
「俺はさ、Honey。アンタの心ごと抱いて生きていきてぇ。どんな状況でも、隣で笑ってるアンタを見ていたいんよ」
Honeyが顔を上げる。
その瞳には、涙の粒が小さく光っていた。
スタンはその涙を親指で拭って、そっと唇を重ねた。
長いキス。
互いの息が溶け合い、心の奥まで繋がっていく。
離れたあと、スタンが囁く。
「…アンタは俺の全てだ、Honey。
これからも、何度でも惚れ直させてやんよ」
Honeyは微笑み、静かに頷いた。
その笑顔を見て、スタンは思う。
この瞬間こそが、自分が命を懸けてでも護りたい世界だと。
Honeyを腕の中に抱いてる時。
それは、戦場のど真ん中でも味わえなかった生きてる実感だ。
静かに息をして、あたたかくて、柔らかくて。
その全部が、俺の中の荒れた世界を一瞬で鎮める。
触れてるだけで、身体の奥が熱くなるのに、心の奥は不思議と落ち着く。
矛盾してんだろ?
けど、Honeyだけはそういう存在なんよ。
Honeyが俺の名を呼ぶ時。
少し甘えて、息が混じる声で「スタン」って言うその響きだ。
その一言で、全部持ってかれる。
頭じゃなく、本能が反応すんよ。
守りてえ、離したくねえ、一生、側に置きたいってな。
Honeyがふと笑う時、俺の肩に頭を預けたり、寝息を立ててん時。
その小さな仕草のひとつひとつに、胸が締めつけられる。
こいつを護るためなら、何でも出来る。
そう思う瞬間が、俺の中で一番グッとくる。
思い返せば、Honeyへの気持ちが溢れた時、正直、制御が効かねぇ。
キスも強くなるし、抱き締める手にも力が入んよ。
「好きだ」とは、ベラベラと口にしねぇけど、そういう時は堪えきれなくて自然と出ちまう。
声も低くなって、気づいたら耳もとで囁いてんだ。
「…Honey、愛してんよ。」
それが、俺の本音。
任務なら命令一つで動くが、Honeyの前じゃ、心が勝手に動く。
それが俺にとっての恋であり、生きる理由だ。
Honeyを抱いてる時、世界がどうなろうと正直どうでもいい。
Honeyの温もりだけが、俺の現実で、帰る場所だ。
スタンは、Honeyを胸に抱いたまま、夜の静けさを聞いていた。
外は風の音ひとつしねぇ。
けど、Honeyの穏やかな呼吸だけが、この部屋の時間を確かに刻んでる。
その柔らかな髪が、胸の上にかかるたびにくすぐったくて、自然と手が伸びて、Honeyの頭を撫でてしまう。
「…可愛いな」
思わず、声にならない息で漏れた。
ほんの一瞬、Honeyの唇が動いた。
まるで返事でもするみたいに、小さく寝言がこぼれる。
「…スタン…」
その名を呼ぶ声が、寝息と一緒に触れる。
その瞬間、胸の奥が、ぎゅっと掴まれたみてぇに熱くなる。
そして、寝ぼけたHoneyの指が、無意識のままスタンの胸をぎゅっと掴んだ。
その小さな手に力がこもって、まるで離れないでと言ってるみたいで。
スタンはそっとその手を包み込み、唇を寄せて、指先にキスを落とした。
「…ここにいんよ、Honey」
囁きながら、また抱き寄せる。
Honeyの体温が、胸に溶けていく。
この温もりが続く限り、どんな任務にも戻れる気がする。
スタンの瞳は、眠るHoneyを見つめたまま、その夜、しばらくのあいだ瞬きさえ惜しんだ。