日常
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「ねぇ、スタン。スタンにとって理想のキスってどんなキス?」
彼女は突然そんな事を聞いてきた。
目線をずらせば、答えは手元の雑誌にあった。恐らく記事がその類いのもんだったのだろう。
スタンはの言葉に応えるように、静かに目を細め、片手で彼女の頬に触れる。
優しく、でも芯に熱を秘めた視線でまっすぐ見つめながら答える
「理想のキス、ね…。
そんなら、Honeyが、俺だけを想ってくれる時のキスだな。」
言葉を選ぶように、少し言葉を止め、また口を開く
「深く、長く、身体の奥に火がつくようなキスも好きだが……一番、心に残んのは――アンタの心がまるごと、俺にしか向いてないと分かるキスだな。」
Honeyの指先に自分の指を絡めながら、低く囁く
「たとえば、夜…Honeyが何も言わずにそっとキスしてきたとして、その唇から、迷いも遠慮も感じない時。Honeyは今、全部を俺に預けてると思うかんね。」
少し微笑んで、彼女の額にそっと唇を落とした。
「そんなキスなら、甘く、激しくても、どんな形でも…全部が、最高だ。それはHoneyが俺を愛してる証じゃん?」
そして彼は囁くように、そっと一言
「……Honey。アンタの濃厚で深いキス、今夜も期待してっかんね。」
静かに笑いながら、Honeyの唇を指でなぞった。
それを聞いたHoneyは少し照れながら雑誌に視線を戻すと質問を続けた。
「スタンはキスで弱い所の自覚ある?」
スタンは質問の内容に、わずかに眉を上げて小さく笑い、Honeyを見つめながら低く囁くように返し、少しだけ真剣な表情になるスタン。
「……俺が一番弱いのは――舌裏、だな。アンタに舌を絡められて、そこを這われた時の感覚……理性が飛びかける。
Honeyが甘く攻めてきると、呼吸が乱れて、主導権なんて維持できなくなんよ。
あそこは……無意識に声が漏れそうになる、唯一の場所かもな。」
そして、Honeyの耳元に口を寄せて囁く
「Honeyの一番、知ってんぜ。」
言葉に少しだけいたずらな熱をこめながら、続けるスタン
「上唇の内側と上側口腔内のくぼみ、少しだけ奥の位置。
そこに軽くキスするだけで、Honeyは呼吸が甘くなるし、ちょっと吸うだけで目が潤む。くぼみに舌を這わせれば……可愛いくらい、反応がいいかんね。」
にやりとしながら、甘い低音で締めくくる。
「なぁHoney、今夜……確かめ合うか?」
自覚がないHoney。
スタンの舌裏も気になる。
「そうなの?!試してみたいわ」
スタンはHoneyの反応に肩を震わせて小さく笑う。
腕の中の彼女を見下ろす瞳は、驚きと好奇心に満ちたその表情があまりにも可愛らしくて、思わず顔を寄せる。
「おいおい……言ったな、Honey。」
低く甘い声で耳元に囁き、軽く唇で耳たぶを挟みこむ。
「試してみたいってのは、つまり…攻める気満々ってことだな?」
言いながら、唇をすべらせて首筋に軽く触れるキスを落とすし焦らすスタン
「OK……ただし、俺も黙って耐える気はないかんね。」
真剣で挑発的な目でHoneyを見つめながら続ける
「Honeyにされんなら、どこをどう責められたって構わねえ――
ただし、試した後…アンタの無自覚な急所、そのままにはしておけねえかもな。」
甘さと熱が混じった声、獲物を前に鋭い視線でHoneyを捉えるスタン
「さぁ、どっちが先に堕ちっか…試してみんぜ、Honey。」
ソファの端に腰かけたHoneyは、ルンルンとした笑顔で髪を指でくるくると弄びながら、まるで遊びの続きを楽しむ子どものような瞳で俺を見ていた。
「私はスタンに無意識の声を出させたい。スタンは私の無自覚な急所をつきたい。どちらが先に出来るかしら?」
その挑戦的な言葉に、口元が自然と緩む。
こういう遊びを持ちかけてくる時のHoneyは、可愛さと艶っぽさが同居している。
そしてそれは、最も俺の理性を試す時間でもある。
俺は静かに、立ち上がり、ゆっくりと彼女の前に膝をつく。
顔を近づけ、言葉より先に指先で彼女の顎を持ち上げてアイコンタクト。
「勝負ってえのはな、Honey……先手を取った方が有利なんよ。」
その言葉と同時に、唇を彼女の鎖骨のあたりに軽く寄せて、呼吸を感じさせる距離で止める。
ここで触れないのが肝。
少しの焦らしは、相手の反応を見極めるための戦術。
Honey僅かに息をのんだが、即座に目元を細め、にやりと笑った。
「まだ私のターンは終わってないのだけれど?」
Honeyは指をすっと俺の首筋に滑らせ、そのまま耳たぶをそっと指先でなぞる。
その動きが、何とも分かっている感じで、柄になくちょっと焦る。
無自覚な急所、こっちは探りつつも――
奴は今、意図的にこちらの反応を見てきてやがる。
「やんじゃん…これはなかなか手強いな」
俺も、黙ってはいない。
彼女の耳元に唇を寄せて、ごく浅く…ほとんど触れるか触れないかの感触で、囁きのようなキスを一つ。
「Honey…その笑い声、次には変わってっかもな」
次の瞬間、舌先でそっと耳の後ろをなぞる。
その反応――Honeyが一瞬、息を引いた。
「……ここ、弱いんだな」
勝負の口火は切られた。
ここからは静かで、甘くて、意地のぶつかり合い。
相手をどこまで蕩けさせるか。
声を引き出すか。
あるいは自分が先に崩されるか。
けれど――どちらが勝っても、間違いなく幸せな結末になる。
それだけは、確信していた。
俺たちは、まるで静かな駆け引きをしているようだった。
言葉を交わさず、けれど視線と仕草、そして微細な触れ合いで
先に崩れるのはどちらかを探り合っていた。
Honeyの瞳は楽しげで、それでいてどこか本気。
おどけた挑発じゃない。
俺の理性の綻びを本気で狙ってきている。
指先で喉元を這い、呼吸のリズムを感じる位置へと滑らせる彼女。
そのまま俺のシャツのボタンを、ひとつ、またひとつと外していく。
いたずら好きな猫のようにくすぐる動作が、実に油断させてくる。
だが俺も、そう簡単に狩られる側で終わる気はない。
――俺はHoneyの腰に両手を添え、
そのまま身体を引き寄せて、自分の膝の上に座らせた。
距離ゼロ。
お互いの吐息が直接触れる。
その空間にあるのは、音ではなく気配だ。
軽く唇をふれ合わせる様なキスを繰り返し、彼女が目を細めた瞬間――
俺は彼女の唇を舌で開けさせ、舌裏へとそっと触れた。
一度、浅く。
そして、柔らかく、逃がさず、じっくりと。
その瞬間――
「……ぁ…っ」
かすかな、ほんの一音。
けれどそれは、確かにHoneyの喉から洩れた無意識の音だった。
目を見開いたHoneyが、自分の口元を手で覆って照れる仕草が愛おしくて。
俺は彼女の額にそっとキスを落とした。
「Honey、先に音を漏らしたのは……アンタだ」
勝敗はついた――が。
これはきっと、始まりに過ぎない。
これから先、どれだけでも互いの知らない音を引き出せる。
それは、俺たちの特権だ。
さっきの勝負で先に音を漏らしたのは確かにHoneyだった――けれど、アンタがそのまま引き下がるタイプじゃないことも、俺は知ってる。
スタンの言葉に、Honeyはしばらく頬を赤らめていたけれど、
やがてニッコリと笑って、何かを思いついたように目を細めた。
「…そうね、確かに私が先だったわ。でも、スタンの無自覚な音”、私も聞きたいわよ?」
そして彼女は立ち上がると、
おもむろに――手早くバスローブを脱ぎ、身体に沿ったスリップのランジェリー姿に。
「ちょっと待ってて」と笑って、リビングの照明をひと段階落とした。
柔らかく、影を孕んだ室内。
その中で、Honeyが上目遣いでにじり寄ってくる。
「今から…音のリベンジ戦、第二ラウンド。ふふ、さっきの借り…返させてもらうわね、スタンリー隊長♡」
膝の上にまたがったHoneyは、ゆっくりと指先でスタンの首筋から胸元へと指を這わせる。
今度は、さっきまでとは逆の主導権――
彼女は舌先でスタンの鎖骨のくぼみをなぞり、そのまま耳の裏をくすぐるように吐息をかけた。
その瞬間――
「……ッ…く……」
わずかに、息を呑むようなスタンの音。
Honeyはそれを聞き逃さない。
「あら…今の、音よね?」
指先でシャツの裾を引っ張りながら、嬉しそうに囁く。
「スタンも…可愛い音出すのね。これはもっと、聴きたくなっちゃうじゃない…?」
そう――リベンジ成功かと思われた、その時。
スタンがHoneyの両手をそっと取って、引き寄せた。
そのまま、ベッドへ。
「……Honey、やんじゃん。アンタが火点けたんだ。リベンジはここで終わんねえかんね。俺のターンも、ちゃんと受けてもらうぜ」
深く、舌先が絡み合うキス。
理性をひとつずつ溶かすような濃厚な愛撫。
Honeyがスタンの首に腕を絡めてしがみつきながら、再び、甘い音を洩らしてしまう。
Honeyのリベンジを甘く見ていたわけじゃない。
むしろ、あれほど完璧な愛撫を仕掛けてくるとは思わなかった。
やられたらやり返す
2人で堕ちる夜を選んだのは、Honeyじゃん?
Honeyがスタンにしがみついたまま小さく甘い吐息を漏らした瞬間、スタンの瞳の奥が――熱を孕んだ獣のように変わる。
「……いい子だ、Honey。だが今夜は、逃げ道はねえぜ」
そう囁くと、スタンはHoneyの両手を優しく、けれど確かにベッドへと押さえつけた。
ゆっくりなキスからの舌先を使った深いキス。
唇だけでなく、首筋、鎖骨、胸元、指先…
全てを知ってるからこそ、わざと外す刺激と、急所を突く的確さでHoneyを揺さぶってくる。
Honeyも負けてはいない。
スタンの首筋に舌を這わせ、あの舌裏を再び狙ってきた。
その瞬間、スタンの喉奥から――
抑えきれないような低いうなり声が漏れる。
「……ふふ。今の、逃さないわよ、スタン♡」
笑ってるが、Honeyの頬は紅潮し、瞳は潤んでいた。
愛しさと欲しさで滲むその瞳が、スタンの理性を更に削っていく。
お互いが主導権を握る攻防戦ではない。
今夜は、どっちも落とし合う夜。
「Honeyが俺の敏感な場所を知ってんなら、俺も、アンタの急所を一つずつ確かめていくぜ」
そう言って、スタンはHoneyの反応を細かく見逃さず、舌先、指先、吐息、体温…あらゆる手段で無意識を暴いていく。
Honeyが身を反らして耐えきれず手を伸ばしたところで、今度はスタンがそれを受け止め、さらに深く、愛で返す。
そして、長く甘い夜の頂点へ。
数時間後の、ベッドの中。
濡れた睫毛のまま、息を整えるHoney。
頬はほんのり赤く、額にはうっすら汗がにじんでいる。
「……こんなの…ずるいわ、スタン…私、今夜何度音出したか、もう分からない…」
「そんなら、数えておきゃよかったな。次は
どっちが先に声を漏らすかじゃなく、何回落とせるかにしてみっか?」
そう言って、スタンはまだ少し余裕のある微笑みを見せる。
だがその瞳の奥には、まだ灯る熱が…残っていた。
「……もう、そんなこと言うとまた…溶けちゃうじゃない…」
アンタが望むなら、朝まででも、何度でも愛し合える。
アンタが腕の中で甘えてくるだけで、もう胸がいっぱいだ。
けれど、それだけじゃ終わらせない。
Honeyが安心して、心から満たされるまで。
「今夜は勝負じゃない。アンタのすべてを包み込むためだけの時間だ、Honey」
言葉にせずとも、君の指先が俺の腕をなぞるだけで愛してほしいって気持ちはちゃんと伝わってくる。
だから――何も言わなくていい。
君の吐息も、震える声も、絡めた指の力も、ぜんぶ俺が受け止めてんぜ。
Honeyの頬をそっと撫でながら、柔らかく唇を重ねる。
それはまるで、心に触れるようなキス。
何度も、何度も。
「可愛いじゃん…こんなに俺の前で素直になるなんて…やんじゃん、Honey」
そのまま首筋、肩、胸元へとキスを落としながら、甘さに触れて、香りを吸い込んで、熱に溶けるように身を預けていく。
「スタン…好き…」
「愛してる…」
「嬉しい…苦しいくらい…でも幸せ…ひたすら愛して」
そんな想いが混じった声が胸に沁みる。
俺はただひたすらに、Honeyを甘やかして、愛して、包み込んで、心ごと抱き締める。
「大丈夫だ、Honey。アンタがどんな風に乱れても、甘えても…俺はすべて、愛してっかんね。今度はHoneyのしてほしい事叶えるぜ」
髪を優しく撫で、額にキスを落としながら、
そっと囁く。
「おやすみ、Honey。愛してる。…また明日も、その先も、ずっと」
ひたすら愛してと望んでくれたことが、俺にとって何よりの幸福だ。
翌朝
「おはよう、Honey。…はは、顔が真っ赤だぞ」
アンタが目を覚ました瞬間から、俺の視線はもうアンタに釘付けだった。
ぼんやりと瞬きを繰り返して、昨日の記憶を辿るその頬が、朝の光の中で静かに染まっていくのを見て――たまらなく愛おしいと思った。
「スタン…おはよう。…あれ、そっか私途中で…」
情事の最後気を失ったHoney
後始末されていた事に気付き、直ぐスタンにお礼を伝えた。
「後始末、なんて当然だ」
アンタが心地よく、安らかに眠れていたなら、それだけで十分。
シーツ越しに伝わったアンタの体温、細く絡んでいた指先の感触、それが何よりの報酬だったんだから。
「してほしいこと、焦んなくていいさ。
アンタがふと思いつくその時まで、俺はいつだって待ってる」
そう言いながら、柔らかくキス。
額に、鼻先に、そして唇に、静かに触れた。
「ただ、ひとつだけ。俺に全部を預けてくれるアンタが――俺はたまらなく好きだ。今日も、その先も…全部、Honeyのしてほしいに応えんよ」
ベッドの中、朝の空気はまだ微睡んでいて。
頬に手を添えながら、俺は今日もHoneyを愛し直す。
「好きだ、Honey。何度でも言う――好きすぎる」
さ、今日の始まりを、もう一度キスで祝おうか。
彼女は突然そんな事を聞いてきた。
目線をずらせば、答えは手元の雑誌にあった。恐らく記事がその類いのもんだったのだろう。
スタンはの言葉に応えるように、静かに目を細め、片手で彼女の頬に触れる。
優しく、でも芯に熱を秘めた視線でまっすぐ見つめながら答える
「理想のキス、ね…。
そんなら、Honeyが、俺だけを想ってくれる時のキスだな。」
言葉を選ぶように、少し言葉を止め、また口を開く
「深く、長く、身体の奥に火がつくようなキスも好きだが……一番、心に残んのは――アンタの心がまるごと、俺にしか向いてないと分かるキスだな。」
Honeyの指先に自分の指を絡めながら、低く囁く
「たとえば、夜…Honeyが何も言わずにそっとキスしてきたとして、その唇から、迷いも遠慮も感じない時。Honeyは今、全部を俺に預けてると思うかんね。」
少し微笑んで、彼女の額にそっと唇を落とした。
「そんなキスなら、甘く、激しくても、どんな形でも…全部が、最高だ。それはHoneyが俺を愛してる証じゃん?」
そして彼は囁くように、そっと一言
「……Honey。アンタの濃厚で深いキス、今夜も期待してっかんね。」
静かに笑いながら、Honeyの唇を指でなぞった。
それを聞いたHoneyは少し照れながら雑誌に視線を戻すと質問を続けた。
「スタンはキスで弱い所の自覚ある?」
スタンは質問の内容に、わずかに眉を上げて小さく笑い、Honeyを見つめながら低く囁くように返し、少しだけ真剣な表情になるスタン。
「……俺が一番弱いのは――舌裏、だな。アンタに舌を絡められて、そこを這われた時の感覚……理性が飛びかける。
Honeyが甘く攻めてきると、呼吸が乱れて、主導権なんて維持できなくなんよ。
あそこは……無意識に声が漏れそうになる、唯一の場所かもな。」
そして、Honeyの耳元に口を寄せて囁く
「Honeyの一番、知ってんぜ。」
言葉に少しだけいたずらな熱をこめながら、続けるスタン
「上唇の内側と上側口腔内のくぼみ、少しだけ奥の位置。
そこに軽くキスするだけで、Honeyは呼吸が甘くなるし、ちょっと吸うだけで目が潤む。くぼみに舌を這わせれば……可愛いくらい、反応がいいかんね。」
にやりとしながら、甘い低音で締めくくる。
「なぁHoney、今夜……確かめ合うか?」
自覚がないHoney。
スタンの舌裏も気になる。
「そうなの?!試してみたいわ」
スタンはHoneyの反応に肩を震わせて小さく笑う。
腕の中の彼女を見下ろす瞳は、驚きと好奇心に満ちたその表情があまりにも可愛らしくて、思わず顔を寄せる。
「おいおい……言ったな、Honey。」
低く甘い声で耳元に囁き、軽く唇で耳たぶを挟みこむ。
「試してみたいってのは、つまり…攻める気満々ってことだな?」
言いながら、唇をすべらせて首筋に軽く触れるキスを落とすし焦らすスタン
「OK……ただし、俺も黙って耐える気はないかんね。」
真剣で挑発的な目でHoneyを見つめながら続ける
「Honeyにされんなら、どこをどう責められたって構わねえ――
ただし、試した後…アンタの無自覚な急所、そのままにはしておけねえかもな。」
甘さと熱が混じった声、獲物を前に鋭い視線でHoneyを捉えるスタン
「さぁ、どっちが先に堕ちっか…試してみんぜ、Honey。」
ソファの端に腰かけたHoneyは、ルンルンとした笑顔で髪を指でくるくると弄びながら、まるで遊びの続きを楽しむ子どものような瞳で俺を見ていた。
「私はスタンに無意識の声を出させたい。スタンは私の無自覚な急所をつきたい。どちらが先に出来るかしら?」
その挑戦的な言葉に、口元が自然と緩む。
こういう遊びを持ちかけてくる時のHoneyは、可愛さと艶っぽさが同居している。
そしてそれは、最も俺の理性を試す時間でもある。
俺は静かに、立ち上がり、ゆっくりと彼女の前に膝をつく。
顔を近づけ、言葉より先に指先で彼女の顎を持ち上げてアイコンタクト。
「勝負ってえのはな、Honey……先手を取った方が有利なんよ。」
その言葉と同時に、唇を彼女の鎖骨のあたりに軽く寄せて、呼吸を感じさせる距離で止める。
ここで触れないのが肝。
少しの焦らしは、相手の反応を見極めるための戦術。
Honey僅かに息をのんだが、即座に目元を細め、にやりと笑った。
「まだ私のターンは終わってないのだけれど?」
Honeyは指をすっと俺の首筋に滑らせ、そのまま耳たぶをそっと指先でなぞる。
その動きが、何とも分かっている感じで、柄になくちょっと焦る。
無自覚な急所、こっちは探りつつも――
奴は今、意図的にこちらの反応を見てきてやがる。
「やんじゃん…これはなかなか手強いな」
俺も、黙ってはいない。
彼女の耳元に唇を寄せて、ごく浅く…ほとんど触れるか触れないかの感触で、囁きのようなキスを一つ。
「Honey…その笑い声、次には変わってっかもな」
次の瞬間、舌先でそっと耳の後ろをなぞる。
その反応――Honeyが一瞬、息を引いた。
「……ここ、弱いんだな」
勝負の口火は切られた。
ここからは静かで、甘くて、意地のぶつかり合い。
相手をどこまで蕩けさせるか。
声を引き出すか。
あるいは自分が先に崩されるか。
けれど――どちらが勝っても、間違いなく幸せな結末になる。
それだけは、確信していた。
俺たちは、まるで静かな駆け引きをしているようだった。
言葉を交わさず、けれど視線と仕草、そして微細な触れ合いで
先に崩れるのはどちらかを探り合っていた。
Honeyの瞳は楽しげで、それでいてどこか本気。
おどけた挑発じゃない。
俺の理性の綻びを本気で狙ってきている。
指先で喉元を這い、呼吸のリズムを感じる位置へと滑らせる彼女。
そのまま俺のシャツのボタンを、ひとつ、またひとつと外していく。
いたずら好きな猫のようにくすぐる動作が、実に油断させてくる。
だが俺も、そう簡単に狩られる側で終わる気はない。
――俺はHoneyの腰に両手を添え、
そのまま身体を引き寄せて、自分の膝の上に座らせた。
距離ゼロ。
お互いの吐息が直接触れる。
その空間にあるのは、音ではなく気配だ。
軽く唇をふれ合わせる様なキスを繰り返し、彼女が目を細めた瞬間――
俺は彼女の唇を舌で開けさせ、舌裏へとそっと触れた。
一度、浅く。
そして、柔らかく、逃がさず、じっくりと。
その瞬間――
「……ぁ…っ」
かすかな、ほんの一音。
けれどそれは、確かにHoneyの喉から洩れた無意識の音だった。
目を見開いたHoneyが、自分の口元を手で覆って照れる仕草が愛おしくて。
俺は彼女の額にそっとキスを落とした。
「Honey、先に音を漏らしたのは……アンタだ」
勝敗はついた――が。
これはきっと、始まりに過ぎない。
これから先、どれだけでも互いの知らない音を引き出せる。
それは、俺たちの特権だ。
さっきの勝負で先に音を漏らしたのは確かにHoneyだった――けれど、アンタがそのまま引き下がるタイプじゃないことも、俺は知ってる。
スタンの言葉に、Honeyはしばらく頬を赤らめていたけれど、
やがてニッコリと笑って、何かを思いついたように目を細めた。
「…そうね、確かに私が先だったわ。でも、スタンの無自覚な音”、私も聞きたいわよ?」
そして彼女は立ち上がると、
おもむろに――手早くバスローブを脱ぎ、身体に沿ったスリップのランジェリー姿に。
「ちょっと待ってて」と笑って、リビングの照明をひと段階落とした。
柔らかく、影を孕んだ室内。
その中で、Honeyが上目遣いでにじり寄ってくる。
「今から…音のリベンジ戦、第二ラウンド。ふふ、さっきの借り…返させてもらうわね、スタンリー隊長♡」
膝の上にまたがったHoneyは、ゆっくりと指先でスタンの首筋から胸元へと指を這わせる。
今度は、さっきまでとは逆の主導権――
彼女は舌先でスタンの鎖骨のくぼみをなぞり、そのまま耳の裏をくすぐるように吐息をかけた。
その瞬間――
「……ッ…く……」
わずかに、息を呑むようなスタンの音。
Honeyはそれを聞き逃さない。
「あら…今の、音よね?」
指先でシャツの裾を引っ張りながら、嬉しそうに囁く。
「スタンも…可愛い音出すのね。これはもっと、聴きたくなっちゃうじゃない…?」
そう――リベンジ成功かと思われた、その時。
スタンがHoneyの両手をそっと取って、引き寄せた。
そのまま、ベッドへ。
「……Honey、やんじゃん。アンタが火点けたんだ。リベンジはここで終わんねえかんね。俺のターンも、ちゃんと受けてもらうぜ」
深く、舌先が絡み合うキス。
理性をひとつずつ溶かすような濃厚な愛撫。
Honeyがスタンの首に腕を絡めてしがみつきながら、再び、甘い音を洩らしてしまう。
Honeyのリベンジを甘く見ていたわけじゃない。
むしろ、あれほど完璧な愛撫を仕掛けてくるとは思わなかった。
やられたらやり返す
2人で堕ちる夜を選んだのは、Honeyじゃん?
Honeyがスタンにしがみついたまま小さく甘い吐息を漏らした瞬間、スタンの瞳の奥が――熱を孕んだ獣のように変わる。
「……いい子だ、Honey。だが今夜は、逃げ道はねえぜ」
そう囁くと、スタンはHoneyの両手を優しく、けれど確かにベッドへと押さえつけた。
ゆっくりなキスからの舌先を使った深いキス。
唇だけでなく、首筋、鎖骨、胸元、指先…
全てを知ってるからこそ、わざと外す刺激と、急所を突く的確さでHoneyを揺さぶってくる。
Honeyも負けてはいない。
スタンの首筋に舌を這わせ、あの舌裏を再び狙ってきた。
その瞬間、スタンの喉奥から――
抑えきれないような低いうなり声が漏れる。
「……ふふ。今の、逃さないわよ、スタン♡」
笑ってるが、Honeyの頬は紅潮し、瞳は潤んでいた。
愛しさと欲しさで滲むその瞳が、スタンの理性を更に削っていく。
お互いが主導権を握る攻防戦ではない。
今夜は、どっちも落とし合う夜。
「Honeyが俺の敏感な場所を知ってんなら、俺も、アンタの急所を一つずつ確かめていくぜ」
そう言って、スタンはHoneyの反応を細かく見逃さず、舌先、指先、吐息、体温…あらゆる手段で無意識を暴いていく。
Honeyが身を反らして耐えきれず手を伸ばしたところで、今度はスタンがそれを受け止め、さらに深く、愛で返す。
そして、長く甘い夜の頂点へ。
数時間後の、ベッドの中。
濡れた睫毛のまま、息を整えるHoney。
頬はほんのり赤く、額にはうっすら汗がにじんでいる。
「……こんなの…ずるいわ、スタン…私、今夜何度音出したか、もう分からない…」
「そんなら、数えておきゃよかったな。次は
どっちが先に声を漏らすかじゃなく、何回落とせるかにしてみっか?」
そう言って、スタンはまだ少し余裕のある微笑みを見せる。
だがその瞳の奥には、まだ灯る熱が…残っていた。
「……もう、そんなこと言うとまた…溶けちゃうじゃない…」
アンタが望むなら、朝まででも、何度でも愛し合える。
アンタが腕の中で甘えてくるだけで、もう胸がいっぱいだ。
けれど、それだけじゃ終わらせない。
Honeyが安心して、心から満たされるまで。
「今夜は勝負じゃない。アンタのすべてを包み込むためだけの時間だ、Honey」
言葉にせずとも、君の指先が俺の腕をなぞるだけで愛してほしいって気持ちはちゃんと伝わってくる。
だから――何も言わなくていい。
君の吐息も、震える声も、絡めた指の力も、ぜんぶ俺が受け止めてんぜ。
Honeyの頬をそっと撫でながら、柔らかく唇を重ねる。
それはまるで、心に触れるようなキス。
何度も、何度も。
「可愛いじゃん…こんなに俺の前で素直になるなんて…やんじゃん、Honey」
そのまま首筋、肩、胸元へとキスを落としながら、甘さに触れて、香りを吸い込んで、熱に溶けるように身を預けていく。
「スタン…好き…」
「愛してる…」
「嬉しい…苦しいくらい…でも幸せ…ひたすら愛して」
そんな想いが混じった声が胸に沁みる。
俺はただひたすらに、Honeyを甘やかして、愛して、包み込んで、心ごと抱き締める。
「大丈夫だ、Honey。アンタがどんな風に乱れても、甘えても…俺はすべて、愛してっかんね。今度はHoneyのしてほしい事叶えるぜ」
髪を優しく撫で、額にキスを落としながら、
そっと囁く。
「おやすみ、Honey。愛してる。…また明日も、その先も、ずっと」
ひたすら愛してと望んでくれたことが、俺にとって何よりの幸福だ。
翌朝
「おはよう、Honey。…はは、顔が真っ赤だぞ」
アンタが目を覚ました瞬間から、俺の視線はもうアンタに釘付けだった。
ぼんやりと瞬きを繰り返して、昨日の記憶を辿るその頬が、朝の光の中で静かに染まっていくのを見て――たまらなく愛おしいと思った。
「スタン…おはよう。…あれ、そっか私途中で…」
情事の最後気を失ったHoney
後始末されていた事に気付き、直ぐスタンにお礼を伝えた。
「後始末、なんて当然だ」
アンタが心地よく、安らかに眠れていたなら、それだけで十分。
シーツ越しに伝わったアンタの体温、細く絡んでいた指先の感触、それが何よりの報酬だったんだから。
「してほしいこと、焦んなくていいさ。
アンタがふと思いつくその時まで、俺はいつだって待ってる」
そう言いながら、柔らかくキス。
額に、鼻先に、そして唇に、静かに触れた。
「ただ、ひとつだけ。俺に全部を預けてくれるアンタが――俺はたまらなく好きだ。今日も、その先も…全部、Honeyのしてほしいに応えんよ」
ベッドの中、朝の空気はまだ微睡んでいて。
頬に手を添えながら、俺は今日もHoneyを愛し直す。
「好きだ、Honey。何度でも言う――好きすぎる」
さ、今日の始まりを、もう一度キスで祝おうか。