日常
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Honeyが海外出張で1週間不在に。
スタンはゼノ護衛任務と重なり、Honeyの護衛兼飛行機のパイロットはシャーロットが担う事となり、スタンは一週間Honeyと離れる事となった。
Day1
スタンは飛行場でHoney見送った。
Honeyは颯爽と飛行機へ向かうが、スタンはその背中を見送る間、内心ずっと「本当に行くんだな」と不在の現実に押し黙っていた。
ゼノが隣で冷静に告げた。
ゼノ「彼女がいない間、君の集中力が落ちないことを祈るよ、スタン」
スタン「……俺が一番心配してんよ」
Honeyを見送った空港からの帰り道、助手席に残るわずかなHoneyの残り香が妙に胸に残った。
スタンは言葉少なに車を走らせ、帰宅後すぐに軍服に着替えてゼノの任務へ出動準備に入った。
「…これで1週間か」
軽く呟いた声がやけに響く。
寝室にはHoneyが畳んだシャツ、その存在がひどく切なくて、夜のタバコの本数が激増した。
この日は持ち前の集中力で乗りきったものの、この日の夜、自宅に戻ったスタンは帰った時に電気がついていない自宅、広いベッド、Honeyが居ない違和感…こんなにも寂しいものなのかと改めて実感する事となった。
Honeyを抱きしめてられない為、寝つきは悪く浅かった。
Day2
朝起きると無意識下でHoneyを探す腕。
覚醒する意識が不在である現実を思い出させる。
ゼノの補佐任務の空き時間、書類を読みながらふと、無線越しのHoneyの声が頭をよぎった。
「スタン、酸素濃度と座標確認した?」
…なんて、いないのに聞こえた気がする。
今までHoneyがどれだけ自分に寄り添っていたかを噛みしめる。
昼間の任務中、スタンの操縦は完璧だったが、着陸後に一瞬だけヘルメットの中で目を閉じた。
Honeyから届いたメッセージ
「お疲れ様、スタン。今夜、声が聞きたいな」
その夜、シャツを脱ごうとしてふと止まる。Honeyが最後に干した洗濯物の香りが微かに残っていた。
胸がギュッとなって、リビングの椅子に崩れ落ちたが、電話越しのHoneyの声を聞いて、ようやく少し息が抜けた。
Honey「スタン…そっちはどう?」
スタン「…問題大有りだ。Honey不足の俺が一番問題なんよ」
Honey「ふふ、寂しい?」
スタン「ああ、寂しいぜ。Honey、早く帰って来い。」
Day3
この日は朝からガルガル。訓練も任務も完璧にこなし、周りにはバレなかったが、ゼノには直ぐにバレた。
ゼノは苦笑しながら、
「…Honeyは今朝、こちらにもしっかり資料を送ってくれた。仕事に集中しているようだ」
と伝えてくれた。
スタンは黙ってそれを聞きいていた。
丁度その時、他の隊員が何気なく「Honeyさん、ほんと優秀ですね」と口にしただけで、スタンの目つきがちょっとだけ鋭くなった。
ゼノ「…君のその反応、限界な予兆だな、スタン」
スタン「悪い。Honeyの名前が他人の口から出ると無性に気が立つんよ」
ゼノ「重症だな」
……俺は、3700年前、こんな気持ちをHoneyに何年もさせてたん?
無意識のうちに当たり前と思っていた傍にいるHoney。
その存在が、どれほど自分を満たしていたのかを痛感する夜。
Day4
出張先は雨らしいと、Honeyが短くメッセージを送ってきた。
その言葉が、逆に寂しさを助長させる。
窓の外に同じように降る雨を眺めながら、彼女の濡れた髪をタオルで優しく拭くいつもの時間を思い出す。
……帰ってきたら、もっと傍にいる。
タバコの火を消して、彼女のスリッパを黙って整えた。
Day 5
今日はHoneyと通話できなかった。
任務先の通信トラブルということだが、それでも理由にならなかった。
夜、寝室の枕に顔を埋める。
Honeyの使っていた香りがまだ仄かに残っていた。
…こんなんで、あと2日?
軍で鍛えた鋼の精神は何処かに消えてしまったと錯覚する程の喪失感。
恋しさと罪悪感で、心がごちゃ混ぜになった。
Day5
訓練も任務も、影響は出ていないが纏う負のオーラが日に日に濃くなっていく…隊員達は察して敢えて近づく者はいなかった。
早々に切り上げ、スタンはベッドの上、Honeyの着ていた薄手のシャツをそっと握る。
香りがまだ微かに残っていた。
その時、電話が鳴った。
Honey「…スタン?今日も無事だった?」
スタン「……会いてえ」
Honey「…うん、私も」
Day6
あと1日と思えば思うほど、時が遅く感じる。
ゼノは変わらず冷静に研究を進めているが、スタンは集中できず手元が狂いかけた。
「…スタンリー・スナイダー、完全にHoney欠乏症だな」とゼノが呆れ顔。
苦笑で返しながらも、スタンは心の奥で思った。
これが、Honeyのいない日常の味。
……二度と、長く離れさせっかよ。
仕事を終え帰宅し、家に戻ると自然と家中の掃除を始めていた。
Honeyの好きな花を飾り、食器を整え、ベッドのシーツを取り替えた。
あと数時間……もう一度、抱きしめられる
ソファに深く沈みながら、携帯のHoneyからの最後の留守電を再生する。
Honeyの声:「明日帰るからね、スタン。楽しみにしてて」
胸の奥が温かくなり、柄にもなく涙が滲みそうだった。
明日にはHoneyが戻る。
Day7
朝6時、目覚ましよりも早く目が覚めた。
寝室にHoneyの気配がない。
それが夢ではなく、現実だったこの1週間。
もうすぐ終わる――そう思うだけで、胸の奥が落ち着かなかった。
出迎えの時間はまだ少し先。
なのに、身支度はすでに完了していて、シャツもアイロンしたての一番お気に入りを選んでいた。
…何度も戦地に立ったこの俺が、恋人を迎えるだけでこんなにソワソワするとはな
冷蔵庫を開けても、Honeyの手料理がないことがやけに寂しくて、朝食も食べずに家を出た。
スタンは訓練後、早く準備を済ませ、Honeyを迎えるプランを計画中。
ゼノ「まさか、君がここまでバランス崩すとは。人間らしい部分が増えてきたな」
スタン「Honeyに関してだけ、な」
飛行場に1機の飛行機が到着する。
白いシャツの襟を立て、髪を結ったHoneyが、キャリーケースを引いて出てきた。
その瞬間、スタンの心臓が跳ねた。
Honeyもこちらを見つけて、笑みを浮かべる。
その瞬間、足が自然と動いていた。
キャリーを手から取って横に置き、Honeyの身体を迷いなく引き寄せ、強く抱き締めた。
Honeyの両腕がゆっくりと背にまわってくる。
「……長かった。会いたかったぜ、Honey」
小さく頷く彼女の額に、そっとキスを落とした。
スタンは表情を抑えていたが、その手は震えるほど強くHoneyを抱きしめていた。
Honey「ただいま、スタン」
スタン「……もう、離さねえかんな」
帰宅後、スタンはHoneyにゆっくりシャワーを勧め、その間にキッチンでHoneyの好きな紅茶を淹れていた。
Honeyがいない自宅は、ただの箱だった。
そこにHoneyがいるだけで、こんなにも変わるものなのだと改めて実感していた。
シャワーの音が止まる。
タオルで髪を包んだHoneyが、バスルームから出てくると――
スタンの視線がそっと、まるで大切なものを確認するようにその姿を追った。
長いまつ毛、しっとり上気した頬、バスローブの隙間から覗く細い首筋。
どこもかしこも、恋しくて、見惚れてしまう。
「……何か、変?」
Honeyが照れたように微笑んで問う。
スタンはゆっくりと首を横に振った。
「違え。……目の前に、ちゃんといる。」
Honeyは笑いながら、スタンの隣に腰を下ろし、そっと寄り添う。
触れた肩越しに、スタンの心拍がHoneyの体に伝わる。
「…この1週間、何回夢に出てきたか分からねえ。 触れようとするたび、目が覚めんよ。……悔しくて、また寝直しちまった」
その言葉を聞いたHoneyが、小さく囁いた。
「じゃあ、今日は夢じゃないって証明しなきゃね」
言葉の後、Honeyの唇がそっと重なる。
ただ触れるだけのキス。
なのに、たまらないほど愛しい。
たった1週間、されど1週間。
抑えていた想いが、触れた途端、堰を切ったように溢れ出す。
ソファに2人並んで座ると、Honeyは少し眠たげに身体を預けてきた。
「……寂しかったか?」
「うん……でも、今こうしてスタンが隣にいるから、大丈夫よ」
Honeyの髪にキスを落としながら、スタンは言った。
「俺はダメだった。家の香りも、ベッドの温もりも、全部Honeyで……いないが気配があるのが、辛かったんよ…こんな気持ちを3700年前、Honeyにさせてたんだと思ったら……自分に腹が立った」
そうだ。3700年前、俺は帰宅出来たのは精々月に数日。一度召集がかかれば数ヶ月帰らない事もザラにあった。当たり前に待たせていた。
Honeyはそっとスタンの頬に手を添えて、微笑んだ。
「私はちゃんと、スタンを待ててたわ。信じてたから。……でも、今は、ちゃんと戻ってきてくれるって分かってるから、もっと深く、愛せるのよ」
その言葉に、スタンの胸がギュッと締め付けられた。
「……愛してんよ、Honey」
「私もよ、スタン。もう二度と、離さないで」
その後、部屋の照明を落とし、
Honeyはスタンのシャツを少しだけ引き寄せて、胸元に顔を埋めた。
「スタンの匂い、やっぱり安心する……おかしいわね、ただの服なのに」
「……違え。Honeyがそう言ってくれるから、意味があるんよ」
ふと、スタンはHoneyをそっと抱き上げて、寝室へ向かった。
眠る前に交わしたキスは、まるで再会の証。
優しく、深く、互いの体温に宿る感情を、確かめ合うように重ねられていった。
月明かりが窓辺を照らす。
落ち着いた呼吸を保ちながらも、その瞳は熱を孕み、彼女を上から見つめる。
「……Honeyがいない夜は、部屋が寒すぎた」
「私も……スタンの温もりが恋しかったの。今、やっと息ができる気がするわ」
バスローブが滑り落ち、スタンの手が、丁寧に、彼女の肌を撫でる。
いつもより、時間をかけて。
触れるたびに確かめるように、
ここにいる、愛してると伝えるために。
唇も、手のひらも、まるで慈しむように動き、交わる視線が、再びの絆を深く刻んでゆく。
「Honey……好きすぎて、怖いくらいだ。
今夜は、ずっと抱きしめてえ。 離さない。絶対に」
「うん……抱きしめて……全部、預けるから。
今夜は、スタンに…私の全部を、もう一度渡したいの…」
その夜はいつもよらより深く、甘くて濃密に互いを求めあった。
もうどこにも逃がさないと言わんばかりのスタンからのキスや抱き寄せる強さに、胸の奥がキュッと痛み切なくなってしまう。
2人の境目が無くなり、最奥で感じる彼が愛しくて仕方ない。
快感から身をよじれば、それさえ許さないとスタンが捕まえる。
溶けてしまうのではないかと思う程の甘い快楽に2人は酔いしれた。
深く繋がりた余韻の中、スタンはHoneyをしっかりと腕に抱き、彼女の額にキスを落とす。
2人の身体は密着したまま、指先だけは互いの胸元に触れ合い、心音を確かめていた。
「なぁ、Honey。……もう出張、なしにできねぇのか?」
「ふふふ。……そうね、考えておくわ。
でも、これでまた次会えたときの喜びが倍になるでしょ?」
「喜びはもう十分だ。…離れんのは、もう要らねえ」
Honeyが微笑むと、スタンの腕に力が入る。
どんな言葉より、どんな約束より、この腕の中にいる今が、何よりの証。
「愛してんぜ。……一生そばにいてくれ、Honey」
「もちろんよ、スタン。…ずっと、ずっとね」
スタンはゼノ護衛任務と重なり、Honeyの護衛兼飛行機のパイロットはシャーロットが担う事となり、スタンは一週間Honeyと離れる事となった。
Day1
スタンは飛行場でHoney見送った。
Honeyは颯爽と飛行機へ向かうが、スタンはその背中を見送る間、内心ずっと「本当に行くんだな」と不在の現実に押し黙っていた。
ゼノが隣で冷静に告げた。
ゼノ「彼女がいない間、君の集中力が落ちないことを祈るよ、スタン」
スタン「……俺が一番心配してんよ」
Honeyを見送った空港からの帰り道、助手席に残るわずかなHoneyの残り香が妙に胸に残った。
スタンは言葉少なに車を走らせ、帰宅後すぐに軍服に着替えてゼノの任務へ出動準備に入った。
「…これで1週間か」
軽く呟いた声がやけに響く。
寝室にはHoneyが畳んだシャツ、その存在がひどく切なくて、夜のタバコの本数が激増した。
この日は持ち前の集中力で乗りきったものの、この日の夜、自宅に戻ったスタンは帰った時に電気がついていない自宅、広いベッド、Honeyが居ない違和感…こんなにも寂しいものなのかと改めて実感する事となった。
Honeyを抱きしめてられない為、寝つきは悪く浅かった。
Day2
朝起きると無意識下でHoneyを探す腕。
覚醒する意識が不在である現実を思い出させる。
ゼノの補佐任務の空き時間、書類を読みながらふと、無線越しのHoneyの声が頭をよぎった。
「スタン、酸素濃度と座標確認した?」
…なんて、いないのに聞こえた気がする。
今までHoneyがどれだけ自分に寄り添っていたかを噛みしめる。
昼間の任務中、スタンの操縦は完璧だったが、着陸後に一瞬だけヘルメットの中で目を閉じた。
Honeyから届いたメッセージ
「お疲れ様、スタン。今夜、声が聞きたいな」
その夜、シャツを脱ごうとしてふと止まる。Honeyが最後に干した洗濯物の香りが微かに残っていた。
胸がギュッとなって、リビングの椅子に崩れ落ちたが、電話越しのHoneyの声を聞いて、ようやく少し息が抜けた。
Honey「スタン…そっちはどう?」
スタン「…問題大有りだ。Honey不足の俺が一番問題なんよ」
Honey「ふふ、寂しい?」
スタン「ああ、寂しいぜ。Honey、早く帰って来い。」
Day3
この日は朝からガルガル。訓練も任務も完璧にこなし、周りにはバレなかったが、ゼノには直ぐにバレた。
ゼノは苦笑しながら、
「…Honeyは今朝、こちらにもしっかり資料を送ってくれた。仕事に集中しているようだ」
と伝えてくれた。
スタンは黙ってそれを聞きいていた。
丁度その時、他の隊員が何気なく「Honeyさん、ほんと優秀ですね」と口にしただけで、スタンの目つきがちょっとだけ鋭くなった。
ゼノ「…君のその反応、限界な予兆だな、スタン」
スタン「悪い。Honeyの名前が他人の口から出ると無性に気が立つんよ」
ゼノ「重症だな」
……俺は、3700年前、こんな気持ちをHoneyに何年もさせてたん?
無意識のうちに当たり前と思っていた傍にいるHoney。
その存在が、どれほど自分を満たしていたのかを痛感する夜。
Day4
出張先は雨らしいと、Honeyが短くメッセージを送ってきた。
その言葉が、逆に寂しさを助長させる。
窓の外に同じように降る雨を眺めながら、彼女の濡れた髪をタオルで優しく拭くいつもの時間を思い出す。
……帰ってきたら、もっと傍にいる。
タバコの火を消して、彼女のスリッパを黙って整えた。
Day 5
今日はHoneyと通話できなかった。
任務先の通信トラブルということだが、それでも理由にならなかった。
夜、寝室の枕に顔を埋める。
Honeyの使っていた香りがまだ仄かに残っていた。
…こんなんで、あと2日?
軍で鍛えた鋼の精神は何処かに消えてしまったと錯覚する程の喪失感。
恋しさと罪悪感で、心がごちゃ混ぜになった。
Day5
訓練も任務も、影響は出ていないが纏う負のオーラが日に日に濃くなっていく…隊員達は察して敢えて近づく者はいなかった。
早々に切り上げ、スタンはベッドの上、Honeyの着ていた薄手のシャツをそっと握る。
香りがまだ微かに残っていた。
その時、電話が鳴った。
Honey「…スタン?今日も無事だった?」
スタン「……会いてえ」
Honey「…うん、私も」
Day6
あと1日と思えば思うほど、時が遅く感じる。
ゼノは変わらず冷静に研究を進めているが、スタンは集中できず手元が狂いかけた。
「…スタンリー・スナイダー、完全にHoney欠乏症だな」とゼノが呆れ顔。
苦笑で返しながらも、スタンは心の奥で思った。
これが、Honeyのいない日常の味。
……二度と、長く離れさせっかよ。
仕事を終え帰宅し、家に戻ると自然と家中の掃除を始めていた。
Honeyの好きな花を飾り、食器を整え、ベッドのシーツを取り替えた。
あと数時間……もう一度、抱きしめられる
ソファに深く沈みながら、携帯のHoneyからの最後の留守電を再生する。
Honeyの声:「明日帰るからね、スタン。楽しみにしてて」
胸の奥が温かくなり、柄にもなく涙が滲みそうだった。
明日にはHoneyが戻る。
Day7
朝6時、目覚ましよりも早く目が覚めた。
寝室にHoneyの気配がない。
それが夢ではなく、現実だったこの1週間。
もうすぐ終わる――そう思うだけで、胸の奥が落ち着かなかった。
出迎えの時間はまだ少し先。
なのに、身支度はすでに完了していて、シャツもアイロンしたての一番お気に入りを選んでいた。
…何度も戦地に立ったこの俺が、恋人を迎えるだけでこんなにソワソワするとはな
冷蔵庫を開けても、Honeyの手料理がないことがやけに寂しくて、朝食も食べずに家を出た。
スタンは訓練後、早く準備を済ませ、Honeyを迎えるプランを計画中。
ゼノ「まさか、君がここまでバランス崩すとは。人間らしい部分が増えてきたな」
スタン「Honeyに関してだけ、な」
飛行場に1機の飛行機が到着する。
白いシャツの襟を立て、髪を結ったHoneyが、キャリーケースを引いて出てきた。
その瞬間、スタンの心臓が跳ねた。
Honeyもこちらを見つけて、笑みを浮かべる。
その瞬間、足が自然と動いていた。
キャリーを手から取って横に置き、Honeyの身体を迷いなく引き寄せ、強く抱き締めた。
Honeyの両腕がゆっくりと背にまわってくる。
「……長かった。会いたかったぜ、Honey」
小さく頷く彼女の額に、そっとキスを落とした。
スタンは表情を抑えていたが、その手は震えるほど強くHoneyを抱きしめていた。
Honey「ただいま、スタン」
スタン「……もう、離さねえかんな」
帰宅後、スタンはHoneyにゆっくりシャワーを勧め、その間にキッチンでHoneyの好きな紅茶を淹れていた。
Honeyがいない自宅は、ただの箱だった。
そこにHoneyがいるだけで、こんなにも変わるものなのだと改めて実感していた。
シャワーの音が止まる。
タオルで髪を包んだHoneyが、バスルームから出てくると――
スタンの視線がそっと、まるで大切なものを確認するようにその姿を追った。
長いまつ毛、しっとり上気した頬、バスローブの隙間から覗く細い首筋。
どこもかしこも、恋しくて、見惚れてしまう。
「……何か、変?」
Honeyが照れたように微笑んで問う。
スタンはゆっくりと首を横に振った。
「違え。……目の前に、ちゃんといる。」
Honeyは笑いながら、スタンの隣に腰を下ろし、そっと寄り添う。
触れた肩越しに、スタンの心拍がHoneyの体に伝わる。
「…この1週間、何回夢に出てきたか分からねえ。 触れようとするたび、目が覚めんよ。……悔しくて、また寝直しちまった」
その言葉を聞いたHoneyが、小さく囁いた。
「じゃあ、今日は夢じゃないって証明しなきゃね」
言葉の後、Honeyの唇がそっと重なる。
ただ触れるだけのキス。
なのに、たまらないほど愛しい。
たった1週間、されど1週間。
抑えていた想いが、触れた途端、堰を切ったように溢れ出す。
ソファに2人並んで座ると、Honeyは少し眠たげに身体を預けてきた。
「……寂しかったか?」
「うん……でも、今こうしてスタンが隣にいるから、大丈夫よ」
Honeyの髪にキスを落としながら、スタンは言った。
「俺はダメだった。家の香りも、ベッドの温もりも、全部Honeyで……いないが気配があるのが、辛かったんよ…こんな気持ちを3700年前、Honeyにさせてたんだと思ったら……自分に腹が立った」
そうだ。3700年前、俺は帰宅出来たのは精々月に数日。一度召集がかかれば数ヶ月帰らない事もザラにあった。当たり前に待たせていた。
Honeyはそっとスタンの頬に手を添えて、微笑んだ。
「私はちゃんと、スタンを待ててたわ。信じてたから。……でも、今は、ちゃんと戻ってきてくれるって分かってるから、もっと深く、愛せるのよ」
その言葉に、スタンの胸がギュッと締め付けられた。
「……愛してんよ、Honey」
「私もよ、スタン。もう二度と、離さないで」
その後、部屋の照明を落とし、
Honeyはスタンのシャツを少しだけ引き寄せて、胸元に顔を埋めた。
「スタンの匂い、やっぱり安心する……おかしいわね、ただの服なのに」
「……違え。Honeyがそう言ってくれるから、意味があるんよ」
ふと、スタンはHoneyをそっと抱き上げて、寝室へ向かった。
眠る前に交わしたキスは、まるで再会の証。
優しく、深く、互いの体温に宿る感情を、確かめ合うように重ねられていった。
月明かりが窓辺を照らす。
落ち着いた呼吸を保ちながらも、その瞳は熱を孕み、彼女を上から見つめる。
「……Honeyがいない夜は、部屋が寒すぎた」
「私も……スタンの温もりが恋しかったの。今、やっと息ができる気がするわ」
バスローブが滑り落ち、スタンの手が、丁寧に、彼女の肌を撫でる。
いつもより、時間をかけて。
触れるたびに確かめるように、
ここにいる、愛してると伝えるために。
唇も、手のひらも、まるで慈しむように動き、交わる視線が、再びの絆を深く刻んでゆく。
「Honey……好きすぎて、怖いくらいだ。
今夜は、ずっと抱きしめてえ。 離さない。絶対に」
「うん……抱きしめて……全部、預けるから。
今夜は、スタンに…私の全部を、もう一度渡したいの…」
その夜はいつもよらより深く、甘くて濃密に互いを求めあった。
もうどこにも逃がさないと言わんばかりのスタンからのキスや抱き寄せる強さに、胸の奥がキュッと痛み切なくなってしまう。
2人の境目が無くなり、最奥で感じる彼が愛しくて仕方ない。
快感から身をよじれば、それさえ許さないとスタンが捕まえる。
溶けてしまうのではないかと思う程の甘い快楽に2人は酔いしれた。
深く繋がりた余韻の中、スタンはHoneyをしっかりと腕に抱き、彼女の額にキスを落とす。
2人の身体は密着したまま、指先だけは互いの胸元に触れ合い、心音を確かめていた。
「なぁ、Honey。……もう出張、なしにできねぇのか?」
「ふふふ。……そうね、考えておくわ。
でも、これでまた次会えたときの喜びが倍になるでしょ?」
「喜びはもう十分だ。…離れんのは、もう要らねえ」
Honeyが微笑むと、スタンの腕に力が入る。
どんな言葉より、どんな約束より、この腕の中にいる今が、何よりの証。
「愛してんぜ。……一生そばにいてくれ、Honey」
「もちろんよ、スタン。…ずっと、ずっとね」