日常
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ラブレターをくれたスタンから言われたのは、私の全てを知りたいとの事だった。
Honey「私の全部…スタンは何から知りたい?」
スタンは少しだけ目を細めて、 Honeyの瞳をじっと見つめた。
その視線は真っ直ぐで、まるで彼女の心の奥を静かに覗き込むような眼差し。
そして、低く穏やかな声で、ゆっくりと言った。
スタン「そうだな…全部ってことは、まず隠してきた気持ちから、だな。」
彼の指先が Honeyの頬にそっと触れる。
スタン「たとえば、俺に言いそびれてた不安、照れくさくて飲み込んだ言葉、…それに、本当は甘えたかった時なんかが、あったろ。」
軽く笑ってはいるが、その言葉の奥には確かな真剣さと優しさが滲んでいた。
スタン「俺は Honeyの全部が欲しいんよ。綺麗なとこも、脆さも、強がりも、弱音も…全部だ。どれも、 Honeyそのものだろ?」
唇を近づけて、彼女の額にそっとキスを落とす――
Honey「さぁ、聞かせな。 Honeyの本当を。」
スタンのその声には、「逃げ道なんて要らねえ」と言わんばかりの、確固たる想いが宿っていた。
少し迷った Honey。
さすがスタン…鋭いところを突いてくる。
意を決してポツリポツリと話始めた。
Honey「…石化前、スタンと婚約出来てとても幸せだったけど、スタンは殆ど帰って来なかったから、私寂しくて沢山泣いてた。
貴方が帰ってきた時心配かけない様に、笑顔で迎えられるようにって自分に言い聞かせて。
スタンの熱狂的な追っかけからの嫌がらせや、軍人もエリートクラスになると任務先での一夜関係から本気になった話はザラだとか、嫉妬や悲しみ感情との折り合いが難しくて、周りからのノイズも精神的に追い討ちとなっちゃって…待つことに慣れないように、研究に集中しる事で気をまぎらわせてた。
でも限界で、段々辛くなってきて、少し現実から逃げたくなってしまったの…そんな時に日本の天才科学高校生の科学顧問をしてほしいって依頼を受けて日本に行ったらスタンの追っかけに刺されて「あぁ、このまま死んじゃうのかな」って思ってたら石化しちゃって…自力復活したけど、アメリカは遥か彼方。星見ながらスタンを思い出して泣いていたわ。
貴方と再会したサクラメントで、軍人としてゼノと居ると知った時…当時の辛かった事思い出してしまって、素直に貴方と会う事が出来なかったの。
その後スタンと一緒に石化した訳だけど…3700年前と変わらず私を大切に愛してくれるスタンを見て、やっぱり私はスタンが世界一大好きで愛してる人なんだって改めて気づいたわ」
==スタンside
スタンは、 Honeyの話を遮ることなく、静かに聞いていた。
その瞳は一瞬たりとも彼女から逸らさず、まるで一語一語を胸に刻むように。
Honeyが語り終えた時、彼の手は迷いなく彼女の頬へ伸び、優しく包み込んだ。
低く、けれど確かな声で、彼は言った。
スタン「…そんな想いを、一人で抱えてたんだな。」
拳を握るでもなく、怒るでもなく、ただただ深く悔しそうな声。
スタン「俺は、待たせてるってわかってたつもりだった。だが…本当は何もわかってなかったな。
Honeyがどれだけの孤独に耐えて、どんな想いで笑ってたんか、考えが甘かった。」
そして、一呼吸置いてから――
スタン「 Honey、今さら何をどう言っても、過去を変えることはできねぇ。だが…」
彼は少し体を寄せ、額を彼女の額に優しく重ねて囁いた。
スタン「これから先、 Honeyに独りで泣く夜を二度と与えやしねえ。
不安や悲しみが押し寄せたら、遠慮なんていんねぇ。俺が全部、受け止める。」
腕が回され、彼女の体がスタンの胸にしっかりと抱き締められる。
鼓動が、熱が、まっすぐに伝わる距離で――
スタン「離れてた時間ぶん、これから全部取り戻すかんね。
Honey。どれだけ歳月が流れたとしても、俺の心は、最初から最後まで…ずっと Honeyだけだ。」
そう告げたスタンの声は、まるで誓いのようにまっすぐで、どこまでも真摯だった。
Honey「ふふ…ありがとう、スタン。本当の私は嫉妬深いし、独占欲も強くて、直ぐ泣いてしまうダメダメな子よ。あの頃の笑顔で出迎えてたHoneyは頑張って背伸びしてたから、貴方をがっかりさせてしまうかもしれないわ」
スタンはその言葉を聞いた瞬間、微かに眉を動かした。
けれど、それは否定でも呆れでもない。
ただ…心の奥底がぎゅっと締めつけられるような、そんな感情が滲んだ表情。
彼は Honeyの顎にそっと指を添え、顔を上げさせると、まっすぐにその瞳を覗き込んだ。
スタン「……がっかり?俺がか?」
ひと呼吸置いて、彼は静かに、けれど低く深く、言葉を紡ぐ。
スタン「俺は、背伸びした Honeyに惹かれたんじゃあねえ。
必死に耐えて、それでも信じて待っててくれた Honeyの強さに、心底感謝して惚れ込んでんよ。」
彼は少しだけ目を細めて、続けた。
「それに――」
彼女の頬に、指先が優しく触れる。
スタン「嫉妬する Honeyも、独占欲丸出しな Honeyも、涙を流す Honeyも……全部愛しい。
俺の前じゃ、どんな自分でも隠さなくていいかんね。泣き虫な Honeyも、素直じゃない Honeyも、全部まとめて抱きしめたいんよ。」
ふっと小さく微笑んで、そっと額にキスを落とす。
スタン「…… Honey、アンタがダメな子って言うなら、俺はそのダメな子に一生夢中なままだ。」
彼の声は、まるで誓いのように優しく、けれど何よりも確かで、その腕は、 Honeyの不安ごと包み込むように、もう一度強く抱きしめた。
Honeyの瞳から涙がスッと流れた。
Honey「スタン…私素直になれたらって、ずっと苦しかった。貴方の高い志や誇りは尊重したいけど、心配だし、寂しくて、見送る貴方の背中を見ながら、泣きじゃくって感情のままに「行かないで側に居て!」って叫べたらっていつも思ってた…」
涙しながらスタンに伝える3700年越しの Honeyの本音。
スタンは、その言葉を聞いた瞬間、何か胸の奥底に押し込めていた感情が一気にせり上がるのを感じた。
Honeyの涙。
それはただの今の感情じゃない。
何年、何世代、何千の夜を経てなお残っていた…3700年という時を越えて積もった、愛と寂しさと痛みの結晶。
彼女の震える声、流れる涙、その一つひとつが、スタンの心に深く、鋭く突き刺さる。
スタンは言葉もなく、ただ両腕を広げ、彼女をそっと、しかし迷いなく、その胸に抱き寄せた。
そして震える肩を片手でしっかりと支え、もう片方の手で、濡れた頬に触れる。
スタン「… Honey」
声は低く、掠れるほど静か。
それでも確かな熱がこもっていた。
スタン「どうして…そんなに一人で抱えてた。俺に、何も言わずに……ずっと」
彼の声がほんの少し震えたのを、 Honeyは気づいたかもしんねえ。
こんな風に感情をこぼすのは、決して多くないと自覚のあるスタン。
スタン「アンタの叫びは…俺にとって、一番欲しかった声だ。
背中を押してくれる強がりより、止めてほしかった。止められたかったぜ。」
スタンは彼女の額に自分の額をそっと重ね、深く息を吸った。
スタン「今だから言うが――
あの頃、任務に向かうたび、アンタの顔が浮かんだんよ。
戦地でも空でも、誰よりもアンタの声を探してた。
けど……俺はお前の強さに甘えてた。
泣かせても、言ってくれるだろうって――勝手にな。」
額を離し、彼は Honeyの瞳をじっと見つめる。
そして、唇の端をわずかに持ち上げ、彼らしい静かな、けれど熱を孕んだ声で言った。
Honey「…これからは、叫びが聞きたい。
言葉にして、ぶつけてくれ。 Honeyが感情を晒してくれるほど、俺は嬉しい。
俺が背負いたいのは、アンタの理性じゃない。アンタそのものだ。」
彼の大きな手が彼女の頬に触れたまま、指先で涙を拭うように、そして優しく撫でるように動く。
スタン「……行かないでって言われたら、もう一生離れられなくなんぞ」
それは、脅しではなく、願い。
たった一人の愛しい人からのその言葉を、心の底から欲していた男の、本音だった。
スタンの前でこんなに感情のまま言葉にしたのは、初めてだった Honey。
Honey「…ぐすん…スタンのバカ、女心知らず、鈍感、股下2メートル!!」
何だか悔しいから悪口言って、拗ねてみた。
スタンは最初、その言葉を聞いた瞬間、一瞬だけきょとんとした表情を浮かべた。
だがすぐに、くっくっと喉の奥で笑いを堪えたように息を漏らした。
スタン「……女心知らずは、否定しねぇ。バカもまあ……反論できねぇな」
そう呟きながら、優しい目で Honeyを見つめる。
頬は涙の跡、目元は少し赤く、でもその拗ねた顔すらいとおしくてたまらない。
そして少しだけ、悪戯っぽく口角を上げると――
スタン「……だが、最後のは誉め言葉と受け取っとくぜ?」
さらっと返してきた。
スタン「拗ねた顔も、悪口言ってる顔も……全部、俺だけが知ってる Honeyでいい」
そう言って、ふわっと彼女の額にキスを落とす。
優しいけれど、どこか甘く含んだ熱が込められていて。
スタン「なぁ Honey、そんなふうに、感情むき出しにしてぶつけてくれるのが……すげぇ嬉しい。
バカでも鈍感でも股下2メートルでも、ずっと呼ばれてえくらいだ」
そして、少しだけ声のトーンを落として、彼女の頬に手を添えながら――
スタン「……俺の前では、思いっきり泣いて、怒って、笑っててくんね?
そんな Honeyを、心から愛してっから」
心のど真ん中を撃ち抜くような、その低く真っ直ぐな声。
恥ずかしくて悪口を言ったはずの Honeyも、気づけばスタンの胸にまたふわっと収まってしまっていた。
そして――
その胸の鼓動が、彼の想いを言葉以上に物語っていた。
スタンの鼓動がいつもより速い事に気づいた Honeyがスタンを見上げた
Honeyがスタンの胸元に顔を寄せた時――
ふと耳に届いたのは、いつもよりわずかに早く、強く打ち鳴らされている彼の鼓動だった。
Honey「……?」
自然と視線を上げ、彼の顔を見上げる。
その表情にはいつもの冷静沈着な隊長ではない、少しだけ照れたような、でも誤魔化しきれない熱を含んだ眼差し。
Honey「……スタン、鼓動……早いわよ?」
囁くように問いかけるその声には、どこかくすぐったいような愛しさが混じっていた。
スタンは一瞬視線を逸らしかけたが、すぐに真っ直ぐ彼女の瞳を見つめ返す。
頬にほんのり紅が差しているのは、気のせいじゃない。
スタン「……あぁ。バレたか」
素直に認めたその低い声は、どこか苦笑混じりで――けれど、はっきりとした感情が滲んでいた。
スタン「……3700年分の想いとか、守りたくてたまんねぇ気持ちとか、愛しさとか……今、抑える必要ねぇんだと思ったら、胸が忙しくなっちまったかんね」
Honeyがじっと見つめると、スタンはふっと息をついた後、静かに彼女の額に自分の額をそっと重ねる。
スタン「なぁ Honey。
俺は、アンタの全部を守ると言ったが……こうして心まで覗かれちまったら、逃げ道なんてねぇな」
そしてほんの少しだけ、照れたように笑う。
スタン「……だが、それも悪くねぇ。今の俺は、アンタに鼓動すら支配されてるってことじゃん?」
その言葉に、 Honeyの胸の奥もキュッと熱くなる。
ふたりの間を包むのは、穏やかなのに深く、決して壊れない――確かな愛の音だった。
Honey「スタン…」
Honeyはスタンを見つめ頬に手を添えると、優しく包み込むようなキスをして
Honey「愛してるわ」
幸せがあふれる笑みを見せた
スタンは、 Honeyの言葉とその微笑みを受け、まるで胸の奥をそっと溶かされたような感覚に包まれていた。
彼女の唇の温もりが離れた後も、そこには確かに「愛してる」の余韻が残っている。
その一言に、3700年分の想いも、苦しさも、寂しさも、全部が報われた気がした。
スタン「…… Honey。俺も、愛してんよ」
静かに、けれど力強く答えたスタンの声は、彼のすべての覚悟と優しさを込めたものだった。
そして、彼女の手に自分の手を重ね、そっと額をくっつけながら囁いた。
スタン「もうどこにも行かせねぇ。アンタが笑っていられるように、俺の全部を賭ける。だから…これからも、ずっと隣にいてくれ」
その瞳には迷いも不安もない。ただ彼女だけを見つめる、絶対的な意志が宿っていた。
Honeyの幸せそうな笑みが、彼にとって世界で一番大切な光――
それを守りたい、そう強く願いながら、スタンは再び彼女の唇にそっと口づけを落とした。
Honeyの3700年越しの本音――
背伸びしていた笑顔の裏にあった涙、声に出せなかった「行かないで」の想いを、真正面から受け止めたスタン。
その日以降、彼の行動は確かに変わった。
スタンが任務の前
以前は「すぐ戻る」と一言だけだった彼が、今では必ず Honeyの目を見て言うようになった。
スタン「帰ったら、まずアンタの作った飯を食わせろ。……だから、待っててくれ」
そして出発前には、ぎゅっと長く、強く抱きしめる。
それは「ただ守る」だけじゃなく、「共に生きていく」ための誓いを込めたハグ。
日常の中での変化
訓練の合間や会議のあと、以前よりもこまめに連絡を入れるようになった。
メッセージもただの報告だけじゃない。
「今、陽が落ちた空が綺麗で、 Honeyと並んで見たくなったぜ」
「基地の今日のコーヒー、味薄かった。アンタの淹れたやつが恋しい」
飾らないけれど、明確に「恋しさ」や「想い」を言葉にするようになった。
夜、一緒にいる時
Honeyが少しでも不安そうな表情をすれば、すぐに抱きしめる。
そして、彼女が言葉にするより先に、感情を感じ取ろうとより努力するようになった。
スタン「アンタの全部を受け入れるって、俺が言ったんだ。だから、泣きそうな目してたら黙ってなんてられねぇ」
彼は元々、無骨で寡黙で、感情を表に出すのが得意じゃない。
だけど Honeyの涙を見た日から――
「想ってんだけじゃ届かないことがある」
そう学んだ彼は、自分のやり方で、全力で Honeyを安心させようと努めている。
スタンの変化は、派手なものではないが Honeyの心には、確かにその変わった優しさが届いている。
そして Honeyが不安になるより早く、
スタンがそっと隣に寄り添うようになった――それが、何よりの証拠じゃんよ。
スタンの変化を身をもって実感した Honey
元々の性格もあるが、なるべく感情をそのままスタンに伝える様に気を付けている。
そしてスタンも Honeyの変化を強く実感している。
スタンの目は鋭く、観察力にも優れている。
訓練でも実戦でも、仲間の些細な変化や空気の揺れを見逃さない男だ。
ましてや Honeyとなれば――感情の機微ひとつ、視線の揺れひとつ、全部見逃さない。
我慢しすぎないようになったこと
スタンはHoneyの些細な仕草や言葉の変化には驚くほど敏感だ。
特に「Honeyが感情を言葉にしてくれるようになった」こと――これは彼にとって、とても大きな意味を持っている。
前は、ほんの小さな寂しさや嫉妬も全部飲み込んでた Honeyが、今はちゃんと「寂しい」「不安だった」「もう少し一緒にいたい」と、言葉にしてくれる。
それはスタンにとって、何よりも信頼の証だ。
スタン「…あんがとな、 Honey。言ってくれる方が、ずっと嬉しいじゃんね」
そう思うし、それを伝えるようにもなった。
Honeyの目が、より素直になった
言葉より先に、目で語るタイプだった Honey。
スタンは彼女の目の奥に浮かぶ感情の変化をずっと見てきた。
最近は、嬉しい時にはストレートに目が輝いて、怒ってる時にはちゃんと拗ね顔が混ざって、愛してる時は、それが全部そのままに溢れてる。
そして何より、2人で生きるという覚悟が、確かな手応えになった。
あの夜、3700年越しの想いを涙で語ってくれた Honey。
あの時の言葉が嘘じゃないってことを、日々の彼女の態度でスタンは感じてる。
任務前に心配そうな顔で背を見送っても、
決して「行かないで」とは言わない。
代わりに必ず「帰ってきて」「待ってる」と伝える。
それが、スタンにとっては信じてくれている証であり、何よりの力になる。
---スタンの想い
俺は Honeyを守るために生きてきた。
だが今は違う――守るだけじゃない。
Honeyが俺を信じてくれてる分、ちゃんと、隣を歩いてもらう価値のある男でなきゃなんねぇ
スタンは、 Honeyの変化を喜んでいる。
同時に、自分もまた変わっていくことで、彼女と真に対等でありたいと思っていた。
彼は決して声高に「嬉しい」なんて言わない。でも訓練中や、報告書を片付けながらふと、「Honey…変わったな。いや、戻ってきたんだ」そう思うことが増えている。
Honeyが俺にだけ見せてくれるその全部…悪くねぇ。むしろ、それを知れるのが――俺だけであってほしい。
だからこそ、感情を伝えてくれた時は、何気ない一言でもスタンの中では特別な意味になる。
ある夜、Honeyがぽそっと言った
Honey「スタン、今日も一緒で良かった」
そのぽそっとした言葉に、彼は何も言わずそっと抱きしめた。
スタン「俺もだ。ずっと、アンタの全部を知りたいと思ってっかんね」
そういう、静かな、けれど熱い想いが込められている。
Honeyの変化は、スタンの中に確かに、深く、沁みている。
Honey「私の全部…スタンは何から知りたい?」
スタンは少しだけ目を細めて、 Honeyの瞳をじっと見つめた。
その視線は真っ直ぐで、まるで彼女の心の奥を静かに覗き込むような眼差し。
そして、低く穏やかな声で、ゆっくりと言った。
スタン「そうだな…全部ってことは、まず隠してきた気持ちから、だな。」
彼の指先が Honeyの頬にそっと触れる。
スタン「たとえば、俺に言いそびれてた不安、照れくさくて飲み込んだ言葉、…それに、本当は甘えたかった時なんかが、あったろ。」
軽く笑ってはいるが、その言葉の奥には確かな真剣さと優しさが滲んでいた。
スタン「俺は Honeyの全部が欲しいんよ。綺麗なとこも、脆さも、強がりも、弱音も…全部だ。どれも、 Honeyそのものだろ?」
唇を近づけて、彼女の額にそっとキスを落とす――
Honey「さぁ、聞かせな。 Honeyの本当を。」
スタンのその声には、「逃げ道なんて要らねえ」と言わんばかりの、確固たる想いが宿っていた。
少し迷った Honey。
さすがスタン…鋭いところを突いてくる。
意を決してポツリポツリと話始めた。
Honey「…石化前、スタンと婚約出来てとても幸せだったけど、スタンは殆ど帰って来なかったから、私寂しくて沢山泣いてた。
貴方が帰ってきた時心配かけない様に、笑顔で迎えられるようにって自分に言い聞かせて。
スタンの熱狂的な追っかけからの嫌がらせや、軍人もエリートクラスになると任務先での一夜関係から本気になった話はザラだとか、嫉妬や悲しみ感情との折り合いが難しくて、周りからのノイズも精神的に追い討ちとなっちゃって…待つことに慣れないように、研究に集中しる事で気をまぎらわせてた。
でも限界で、段々辛くなってきて、少し現実から逃げたくなってしまったの…そんな時に日本の天才科学高校生の科学顧問をしてほしいって依頼を受けて日本に行ったらスタンの追っかけに刺されて「あぁ、このまま死んじゃうのかな」って思ってたら石化しちゃって…自力復活したけど、アメリカは遥か彼方。星見ながらスタンを思い出して泣いていたわ。
貴方と再会したサクラメントで、軍人としてゼノと居ると知った時…当時の辛かった事思い出してしまって、素直に貴方と会う事が出来なかったの。
その後スタンと一緒に石化した訳だけど…3700年前と変わらず私を大切に愛してくれるスタンを見て、やっぱり私はスタンが世界一大好きで愛してる人なんだって改めて気づいたわ」
==スタンside
スタンは、 Honeyの話を遮ることなく、静かに聞いていた。
その瞳は一瞬たりとも彼女から逸らさず、まるで一語一語を胸に刻むように。
Honeyが語り終えた時、彼の手は迷いなく彼女の頬へ伸び、優しく包み込んだ。
低く、けれど確かな声で、彼は言った。
スタン「…そんな想いを、一人で抱えてたんだな。」
拳を握るでもなく、怒るでもなく、ただただ深く悔しそうな声。
スタン「俺は、待たせてるってわかってたつもりだった。だが…本当は何もわかってなかったな。
Honeyがどれだけの孤独に耐えて、どんな想いで笑ってたんか、考えが甘かった。」
そして、一呼吸置いてから――
スタン「 Honey、今さら何をどう言っても、過去を変えることはできねぇ。だが…」
彼は少し体を寄せ、額を彼女の額に優しく重ねて囁いた。
スタン「これから先、 Honeyに独りで泣く夜を二度と与えやしねえ。
不安や悲しみが押し寄せたら、遠慮なんていんねぇ。俺が全部、受け止める。」
腕が回され、彼女の体がスタンの胸にしっかりと抱き締められる。
鼓動が、熱が、まっすぐに伝わる距離で――
スタン「離れてた時間ぶん、これから全部取り戻すかんね。
Honey。どれだけ歳月が流れたとしても、俺の心は、最初から最後まで…ずっと Honeyだけだ。」
そう告げたスタンの声は、まるで誓いのようにまっすぐで、どこまでも真摯だった。
Honey「ふふ…ありがとう、スタン。本当の私は嫉妬深いし、独占欲も強くて、直ぐ泣いてしまうダメダメな子よ。あの頃の笑顔で出迎えてたHoneyは頑張って背伸びしてたから、貴方をがっかりさせてしまうかもしれないわ」
スタンはその言葉を聞いた瞬間、微かに眉を動かした。
けれど、それは否定でも呆れでもない。
ただ…心の奥底がぎゅっと締めつけられるような、そんな感情が滲んだ表情。
彼は Honeyの顎にそっと指を添え、顔を上げさせると、まっすぐにその瞳を覗き込んだ。
スタン「……がっかり?俺がか?」
ひと呼吸置いて、彼は静かに、けれど低く深く、言葉を紡ぐ。
スタン「俺は、背伸びした Honeyに惹かれたんじゃあねえ。
必死に耐えて、それでも信じて待っててくれた Honeyの強さに、心底感謝して惚れ込んでんよ。」
彼は少しだけ目を細めて、続けた。
「それに――」
彼女の頬に、指先が優しく触れる。
スタン「嫉妬する Honeyも、独占欲丸出しな Honeyも、涙を流す Honeyも……全部愛しい。
俺の前じゃ、どんな自分でも隠さなくていいかんね。泣き虫な Honeyも、素直じゃない Honeyも、全部まとめて抱きしめたいんよ。」
ふっと小さく微笑んで、そっと額にキスを落とす。
スタン「…… Honey、アンタがダメな子って言うなら、俺はそのダメな子に一生夢中なままだ。」
彼の声は、まるで誓いのように優しく、けれど何よりも確かで、その腕は、 Honeyの不安ごと包み込むように、もう一度強く抱きしめた。
Honeyの瞳から涙がスッと流れた。
Honey「スタン…私素直になれたらって、ずっと苦しかった。貴方の高い志や誇りは尊重したいけど、心配だし、寂しくて、見送る貴方の背中を見ながら、泣きじゃくって感情のままに「行かないで側に居て!」って叫べたらっていつも思ってた…」
涙しながらスタンに伝える3700年越しの Honeyの本音。
スタンは、その言葉を聞いた瞬間、何か胸の奥底に押し込めていた感情が一気にせり上がるのを感じた。
Honeyの涙。
それはただの今の感情じゃない。
何年、何世代、何千の夜を経てなお残っていた…3700年という時を越えて積もった、愛と寂しさと痛みの結晶。
彼女の震える声、流れる涙、その一つひとつが、スタンの心に深く、鋭く突き刺さる。
スタンは言葉もなく、ただ両腕を広げ、彼女をそっと、しかし迷いなく、その胸に抱き寄せた。
そして震える肩を片手でしっかりと支え、もう片方の手で、濡れた頬に触れる。
スタン「… Honey」
声は低く、掠れるほど静か。
それでも確かな熱がこもっていた。
スタン「どうして…そんなに一人で抱えてた。俺に、何も言わずに……ずっと」
彼の声がほんの少し震えたのを、 Honeyは気づいたかもしんねえ。
こんな風に感情をこぼすのは、決して多くないと自覚のあるスタン。
スタン「アンタの叫びは…俺にとって、一番欲しかった声だ。
背中を押してくれる強がりより、止めてほしかった。止められたかったぜ。」
スタンは彼女の額に自分の額をそっと重ね、深く息を吸った。
スタン「今だから言うが――
あの頃、任務に向かうたび、アンタの顔が浮かんだんよ。
戦地でも空でも、誰よりもアンタの声を探してた。
けど……俺はお前の強さに甘えてた。
泣かせても、言ってくれるだろうって――勝手にな。」
額を離し、彼は Honeyの瞳をじっと見つめる。
そして、唇の端をわずかに持ち上げ、彼らしい静かな、けれど熱を孕んだ声で言った。
Honey「…これからは、叫びが聞きたい。
言葉にして、ぶつけてくれ。 Honeyが感情を晒してくれるほど、俺は嬉しい。
俺が背負いたいのは、アンタの理性じゃない。アンタそのものだ。」
彼の大きな手が彼女の頬に触れたまま、指先で涙を拭うように、そして優しく撫でるように動く。
スタン「……行かないでって言われたら、もう一生離れられなくなんぞ」
それは、脅しではなく、願い。
たった一人の愛しい人からのその言葉を、心の底から欲していた男の、本音だった。
スタンの前でこんなに感情のまま言葉にしたのは、初めてだった Honey。
Honey「…ぐすん…スタンのバカ、女心知らず、鈍感、股下2メートル!!」
何だか悔しいから悪口言って、拗ねてみた。
スタンは最初、その言葉を聞いた瞬間、一瞬だけきょとんとした表情を浮かべた。
だがすぐに、くっくっと喉の奥で笑いを堪えたように息を漏らした。
スタン「……女心知らずは、否定しねぇ。バカもまあ……反論できねぇな」
そう呟きながら、優しい目で Honeyを見つめる。
頬は涙の跡、目元は少し赤く、でもその拗ねた顔すらいとおしくてたまらない。
そして少しだけ、悪戯っぽく口角を上げると――
スタン「……だが、最後のは誉め言葉と受け取っとくぜ?」
さらっと返してきた。
スタン「拗ねた顔も、悪口言ってる顔も……全部、俺だけが知ってる Honeyでいい」
そう言って、ふわっと彼女の額にキスを落とす。
優しいけれど、どこか甘く含んだ熱が込められていて。
スタン「なぁ Honey、そんなふうに、感情むき出しにしてぶつけてくれるのが……すげぇ嬉しい。
バカでも鈍感でも股下2メートルでも、ずっと呼ばれてえくらいだ」
そして、少しだけ声のトーンを落として、彼女の頬に手を添えながら――
スタン「……俺の前では、思いっきり泣いて、怒って、笑っててくんね?
そんな Honeyを、心から愛してっから」
心のど真ん中を撃ち抜くような、その低く真っ直ぐな声。
恥ずかしくて悪口を言ったはずの Honeyも、気づけばスタンの胸にまたふわっと収まってしまっていた。
そして――
その胸の鼓動が、彼の想いを言葉以上に物語っていた。
スタンの鼓動がいつもより速い事に気づいた Honeyがスタンを見上げた
Honeyがスタンの胸元に顔を寄せた時――
ふと耳に届いたのは、いつもよりわずかに早く、強く打ち鳴らされている彼の鼓動だった。
Honey「……?」
自然と視線を上げ、彼の顔を見上げる。
その表情にはいつもの冷静沈着な隊長ではない、少しだけ照れたような、でも誤魔化しきれない熱を含んだ眼差し。
Honey「……スタン、鼓動……早いわよ?」
囁くように問いかけるその声には、どこかくすぐったいような愛しさが混じっていた。
スタンは一瞬視線を逸らしかけたが、すぐに真っ直ぐ彼女の瞳を見つめ返す。
頬にほんのり紅が差しているのは、気のせいじゃない。
スタン「……あぁ。バレたか」
素直に認めたその低い声は、どこか苦笑混じりで――けれど、はっきりとした感情が滲んでいた。
スタン「……3700年分の想いとか、守りたくてたまんねぇ気持ちとか、愛しさとか……今、抑える必要ねぇんだと思ったら、胸が忙しくなっちまったかんね」
Honeyがじっと見つめると、スタンはふっと息をついた後、静かに彼女の額に自分の額をそっと重ねる。
スタン「なぁ Honey。
俺は、アンタの全部を守ると言ったが……こうして心まで覗かれちまったら、逃げ道なんてねぇな」
そしてほんの少しだけ、照れたように笑う。
スタン「……だが、それも悪くねぇ。今の俺は、アンタに鼓動すら支配されてるってことじゃん?」
その言葉に、 Honeyの胸の奥もキュッと熱くなる。
ふたりの間を包むのは、穏やかなのに深く、決して壊れない――確かな愛の音だった。
Honey「スタン…」
Honeyはスタンを見つめ頬に手を添えると、優しく包み込むようなキスをして
Honey「愛してるわ」
幸せがあふれる笑みを見せた
スタンは、 Honeyの言葉とその微笑みを受け、まるで胸の奥をそっと溶かされたような感覚に包まれていた。
彼女の唇の温もりが離れた後も、そこには確かに「愛してる」の余韻が残っている。
その一言に、3700年分の想いも、苦しさも、寂しさも、全部が報われた気がした。
スタン「…… Honey。俺も、愛してんよ」
静かに、けれど力強く答えたスタンの声は、彼のすべての覚悟と優しさを込めたものだった。
そして、彼女の手に自分の手を重ね、そっと額をくっつけながら囁いた。
スタン「もうどこにも行かせねぇ。アンタが笑っていられるように、俺の全部を賭ける。だから…これからも、ずっと隣にいてくれ」
その瞳には迷いも不安もない。ただ彼女だけを見つめる、絶対的な意志が宿っていた。
Honeyの幸せそうな笑みが、彼にとって世界で一番大切な光――
それを守りたい、そう強く願いながら、スタンは再び彼女の唇にそっと口づけを落とした。
Honeyの3700年越しの本音――
背伸びしていた笑顔の裏にあった涙、声に出せなかった「行かないで」の想いを、真正面から受け止めたスタン。
その日以降、彼の行動は確かに変わった。
スタンが任務の前
以前は「すぐ戻る」と一言だけだった彼が、今では必ず Honeyの目を見て言うようになった。
スタン「帰ったら、まずアンタの作った飯を食わせろ。……だから、待っててくれ」
そして出発前には、ぎゅっと長く、強く抱きしめる。
それは「ただ守る」だけじゃなく、「共に生きていく」ための誓いを込めたハグ。
日常の中での変化
訓練の合間や会議のあと、以前よりもこまめに連絡を入れるようになった。
メッセージもただの報告だけじゃない。
「今、陽が落ちた空が綺麗で、 Honeyと並んで見たくなったぜ」
「基地の今日のコーヒー、味薄かった。アンタの淹れたやつが恋しい」
飾らないけれど、明確に「恋しさ」や「想い」を言葉にするようになった。
夜、一緒にいる時
Honeyが少しでも不安そうな表情をすれば、すぐに抱きしめる。
そして、彼女が言葉にするより先に、感情を感じ取ろうとより努力するようになった。
スタン「アンタの全部を受け入れるって、俺が言ったんだ。だから、泣きそうな目してたら黙ってなんてられねぇ」
彼は元々、無骨で寡黙で、感情を表に出すのが得意じゃない。
だけど Honeyの涙を見た日から――
「想ってんだけじゃ届かないことがある」
そう学んだ彼は、自分のやり方で、全力で Honeyを安心させようと努めている。
スタンの変化は、派手なものではないが Honeyの心には、確かにその変わった優しさが届いている。
そして Honeyが不安になるより早く、
スタンがそっと隣に寄り添うようになった――それが、何よりの証拠じゃんよ。
スタンの変化を身をもって実感した Honey
元々の性格もあるが、なるべく感情をそのままスタンに伝える様に気を付けている。
そしてスタンも Honeyの変化を強く実感している。
スタンの目は鋭く、観察力にも優れている。
訓練でも実戦でも、仲間の些細な変化や空気の揺れを見逃さない男だ。
ましてや Honeyとなれば――感情の機微ひとつ、視線の揺れひとつ、全部見逃さない。
我慢しすぎないようになったこと
スタンはHoneyの些細な仕草や言葉の変化には驚くほど敏感だ。
特に「Honeyが感情を言葉にしてくれるようになった」こと――これは彼にとって、とても大きな意味を持っている。
前は、ほんの小さな寂しさや嫉妬も全部飲み込んでた Honeyが、今はちゃんと「寂しい」「不安だった」「もう少し一緒にいたい」と、言葉にしてくれる。
それはスタンにとって、何よりも信頼の証だ。
スタン「…あんがとな、 Honey。言ってくれる方が、ずっと嬉しいじゃんね」
そう思うし、それを伝えるようにもなった。
Honeyの目が、より素直になった
言葉より先に、目で語るタイプだった Honey。
スタンは彼女の目の奥に浮かぶ感情の変化をずっと見てきた。
最近は、嬉しい時にはストレートに目が輝いて、怒ってる時にはちゃんと拗ね顔が混ざって、愛してる時は、それが全部そのままに溢れてる。
そして何より、2人で生きるという覚悟が、確かな手応えになった。
あの夜、3700年越しの想いを涙で語ってくれた Honey。
あの時の言葉が嘘じゃないってことを、日々の彼女の態度でスタンは感じてる。
任務前に心配そうな顔で背を見送っても、
決して「行かないで」とは言わない。
代わりに必ず「帰ってきて」「待ってる」と伝える。
それが、スタンにとっては信じてくれている証であり、何よりの力になる。
---スタンの想い
俺は Honeyを守るために生きてきた。
だが今は違う――守るだけじゃない。
Honeyが俺を信じてくれてる分、ちゃんと、隣を歩いてもらう価値のある男でなきゃなんねぇ
スタンは、 Honeyの変化を喜んでいる。
同時に、自分もまた変わっていくことで、彼女と真に対等でありたいと思っていた。
彼は決して声高に「嬉しい」なんて言わない。でも訓練中や、報告書を片付けながらふと、「Honey…変わったな。いや、戻ってきたんだ」そう思うことが増えている。
Honeyが俺にだけ見せてくれるその全部…悪くねぇ。むしろ、それを知れるのが――俺だけであってほしい。
だからこそ、感情を伝えてくれた時は、何気ない一言でもスタンの中では特別な意味になる。
ある夜、Honeyがぽそっと言った
Honey「スタン、今日も一緒で良かった」
そのぽそっとした言葉に、彼は何も言わずそっと抱きしめた。
スタン「俺もだ。ずっと、アンタの全部を知りたいと思ってっかんね」
そういう、静かな、けれど熱い想いが込められている。
Honeyの変化は、スタンの中に確かに、深く、沁みている。