VSセンリ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
畳の匂いが漂うバトルフィールドに、リーフィアとヤルキモノの荒い息づかいだけが響いていた。
『剣……まだいけるな?』
「フィア……ッ!」
傷だらけの体で立ち上がるリーフィア。
対するヤルキモノも全身に切り傷を負いながら、なおも獣の闘志を燃やしていた。
「どちらも譲らないか。――ならば最後の勝負といこう!」
親父の低く響く声に、血が滾る。
『ああ……!』
言葉は不要だった。
互いに理解していた――次の一撃が、すべてを決める。
「ヤルキモノ!きりさく!」
「ヤッキィィ!!」
殺気を帯びた爪が唸りをあげる。
『剣!リーフブレードだ!』
「フィアァァッ!」
緑の刃がほとばしり、光を纏った前足が閃く。
二匹は一直線に――
衝突の瞬間を目指して、駆け抜けた。
刹那、白と緑の閃光が交錯する。
轟音。
衝撃波。
舞い上がった砂埃が視界を覆い尽くした。
『剣っ!!』
「ヤルキモノ!!」
互いの叫びが重なったその直後――静寂が訪れる。
砂煙がゆっくりと晴れていく。
その中心にあったのは、倒れ伏す二つの影。
「……両者戦闘不能!」
審判の声が、凍りついた空気を切り裂いた。
『剣……よくやったな。』
「フィア……」
腕の中で弱々しく鳴くリーフィアを抱きしめる。
その体は傷だらけで、それでも最後の瞬間まで戦い抜いた誇りが宿っていた。
「……ふぅ。」
親父もヤルキモノをボールに戻し、深い吐息をついた。
「まさか初陣でここまで戦えるとは思わなかった。流石は俺の息子だな。――やはりお前を彼に預けてよかったよ。」
『へっ……親父こそ。やっぱ強ぇよ。』
短い言葉の中に、互いの信頼と敬意が交錯する。
だがすぐに、親父の瞳は鋭さを取り戻した。
「ジム戦の結果だが……相打ちとはいえ、十分な実力を見せてもらった。バッジを渡してもいい。……だが――」
『……。』
「お前は、それじゃ納得しないだろ?」
『……流石、親父。よく分かってるじゃん。』
俺はただ勝ちたいんじゃない。
“ジムリーダー・センリ”を――親父を、真正面から倒してバッジを掴みたいんだ。
親父の口元が、わずかにほころぶ。
「今日のお前の力は確かに見せてもらった。だからこそ言おう……もっと強くなってから、もう一度俺に挑め。」
『ああ……! 今度は絶対勝つ!』
宣言に応えるように、リーフィアが力強く鳴いた。
「フィアァ!」
――ホウエン最初のジム戦。
結果は引き分け。バッジは手に入らなかった。
だが胸の奥には、不思議と晴れ渡るような清々しさが残っていた。
次こそは、勝つ。
その誓いを胸に、俺の旅は続いていく――。
――To Be Continued.
『剣……まだいけるな?』
「フィア……ッ!」
傷だらけの体で立ち上がるリーフィア。
対するヤルキモノも全身に切り傷を負いながら、なおも獣の闘志を燃やしていた。
「どちらも譲らないか。――ならば最後の勝負といこう!」
親父の低く響く声に、血が滾る。
『ああ……!』
言葉は不要だった。
互いに理解していた――次の一撃が、すべてを決める。
「ヤルキモノ!きりさく!」
「ヤッキィィ!!」
殺気を帯びた爪が唸りをあげる。
『剣!リーフブレードだ!』
「フィアァァッ!」
緑の刃がほとばしり、光を纏った前足が閃く。
二匹は一直線に――
衝突の瞬間を目指して、駆け抜けた。
刹那、白と緑の閃光が交錯する。
轟音。
衝撃波。
舞い上がった砂埃が視界を覆い尽くした。
『剣っ!!』
「ヤルキモノ!!」
互いの叫びが重なったその直後――静寂が訪れる。
砂煙がゆっくりと晴れていく。
その中心にあったのは、倒れ伏す二つの影。
「……両者戦闘不能!」
審判の声が、凍りついた空気を切り裂いた。
『剣……よくやったな。』
「フィア……」
腕の中で弱々しく鳴くリーフィアを抱きしめる。
その体は傷だらけで、それでも最後の瞬間まで戦い抜いた誇りが宿っていた。
「……ふぅ。」
親父もヤルキモノをボールに戻し、深い吐息をついた。
「まさか初陣でここまで戦えるとは思わなかった。流石は俺の息子だな。――やはりお前を彼に預けてよかったよ。」
『へっ……親父こそ。やっぱ強ぇよ。』
短い言葉の中に、互いの信頼と敬意が交錯する。
だがすぐに、親父の瞳は鋭さを取り戻した。
「ジム戦の結果だが……相打ちとはいえ、十分な実力を見せてもらった。バッジを渡してもいい。……だが――」
『……。』
「お前は、それじゃ納得しないだろ?」
『……流石、親父。よく分かってるじゃん。』
俺はただ勝ちたいんじゃない。
“ジムリーダー・センリ”を――親父を、真正面から倒してバッジを掴みたいんだ。
親父の口元が、わずかにほころぶ。
「今日のお前の力は確かに見せてもらった。だからこそ言おう……もっと強くなってから、もう一度俺に挑め。」
『ああ……! 今度は絶対勝つ!』
宣言に応えるように、リーフィアが力強く鳴いた。
「フィアァ!」
――ホウエン最初のジム戦。
結果は引き分け。バッジは手に入らなかった。
だが胸の奥には、不思議と晴れ渡るような清々しさが残っていた。
次こそは、勝つ。
その誓いを胸に、俺の旅は続いていく――。
――To Be Continued.
