再び目を覚ました河南の横にはyukihiroがいた。

「ユキ…ごめんね」

yukihiroは河南の手を握っている。

温かいyukihiroの手は
今の河南にとって
とても心地良かった。

もう一度、薬を飲もうと提案したyukihiro。

何か食べようと言った。

「ユキの桃がいい」

y『了解』

yukihiroは微笑んだ。

桃を食べながら河南が話す。

「思い出したの」

yukihiroが食べさせてくれた桃缶のこと。

だから河南にとって
yukihiroが食べさせてくれる桃缶は特別なもの。

「ユキの桃缶、大好き」

熱のせいか…
河南は赤ら顔で微笑んだ。

そんな河南をyukihiroは抱きしめて言った。

y『かーわいい』

それから
hyde、tetsuyaと看病を交代しながら
河南に愛情を注いだ三人のお陰で
翌日には何とか熱が下がった河南でした。