episode25 yukihiro
hydeに続き
今度はyukihiroが河南を連れ出した。
今日の姫はhydeパパにべったりで
hydeパパも久しぶりに鼻の下を伸ばしている。
行ったこともないホテルのスウィートルーム。
現実を受け止め切れないほどの広さに
呆気にとられる。
「すごい・・・」
テンションが上がるのは
その窓から見える夜景。
「ねぇユキ!すごくキレイ!」
ユキは何も言わずに微笑むだけだけど
それでも幸せを感じている。
窓の下を彩る夜景に目を奪われていると
ふわっと背中にユキのぬくもり。
最近はあまりスキンシップがなかったせいか
胸の高鳴りが止まない。
耳元にかかるユキの吐息が心地いい。
ユキの腕をほどいて振り替えると
目の前にユキの顔。
瞳が合う。
窓辺を背にユキと唇を合わせた。
優しくて深くて
とろけそうなキス。
それを邪魔するのはノック。
スウィートルームのテーブルに
セッティングされた豪華で繊細な食事と
甘口の赤ワイン。
いつも私がたくさんしゃべる。
いつもユキは優しく微笑んで相づちをとる。
それでもいい。
ユキの笑顔が好きだから。
「ちゃんと食べなきゃだめだよ?」
するとフッと笑うユキが話し出す。
『あの日のこと覚えてる?』
「あの日?」
あれは初めて会った日の翌日。
hydeの忘れ物を届けに
レコーディングスタジオに行った日。
焼き肉に誘われて一緒に行って
ユキの分の焼き肉を焼いたら
回りの皆に感謝されて
ユキが苦笑いしてた。
思い出話に華が咲きながら
食事が進む。
ウェイターがいなくなった
二人きりの部屋。
『あの時から僕は河南に恋してた』
『泣き顔の河南も
笑顔の河南も全部好きだよ』
ユキがこんなに言うなんて
珍しくてくすぐったい。
私は立ち上がるとユキの隣に立った。
見上げるユキと
見下げる私。
「ユキ・・・愛してる」
小さくユキの服を引っ張って
ほっぺにキスした。
自分の行動があまりにも恥ずかしくて
椅子に座り直すと
食後の珈琲を飲み干す。
目の前には顔を赤くしたユキ。
『ヤバイ・・・』
するとユキが静かに立った。
そのまま手を引かれて部屋の奥へ。
扉を開ければそこは
お城のようなベットルーム。
「きゃっ!?」
宙に浮いた体は
ユキにしっかりと支えられている。
『今日は帰らないから』
そうユキが耳元でささやく。
朝帰りも恥ずかしくて
なかなか顔を上げられなかった。
hydeパパに連れられて歩く姫の姿で
笑顔になる。
「ただいま」
今度はyukihiroが河南を連れ出した。
今日の姫はhydeパパにべったりで
hydeパパも久しぶりに鼻の下を伸ばしている。
行ったこともないホテルのスウィートルーム。
現実を受け止め切れないほどの広さに
呆気にとられる。
「すごい・・・」
テンションが上がるのは
その窓から見える夜景。
「ねぇユキ!すごくキレイ!」
ユキは何も言わずに微笑むだけだけど
それでも幸せを感じている。
窓の下を彩る夜景に目を奪われていると
ふわっと背中にユキのぬくもり。
最近はあまりスキンシップがなかったせいか
胸の高鳴りが止まない。
耳元にかかるユキの吐息が心地いい。
ユキの腕をほどいて振り替えると
目の前にユキの顔。
瞳が合う。
窓辺を背にユキと唇を合わせた。
優しくて深くて
とろけそうなキス。
それを邪魔するのはノック。
スウィートルームのテーブルに
セッティングされた豪華で繊細な食事と
甘口の赤ワイン。
いつも私がたくさんしゃべる。
いつもユキは優しく微笑んで相づちをとる。
それでもいい。
ユキの笑顔が好きだから。
「ちゃんと食べなきゃだめだよ?」
するとフッと笑うユキが話し出す。
『あの日のこと覚えてる?』
「あの日?」
あれは初めて会った日の翌日。
hydeの忘れ物を届けに
レコーディングスタジオに行った日。
焼き肉に誘われて一緒に行って
ユキの分の焼き肉を焼いたら
回りの皆に感謝されて
ユキが苦笑いしてた。
思い出話に華が咲きながら
食事が進む。
ウェイターがいなくなった
二人きりの部屋。
『あの時から僕は河南に恋してた』
『泣き顔の河南も
笑顔の河南も全部好きだよ』
ユキがこんなに言うなんて
珍しくてくすぐったい。
私は立ち上がるとユキの隣に立った。
見上げるユキと
見下げる私。
「ユキ・・・愛してる」
小さくユキの服を引っ張って
ほっぺにキスした。
自分の行動があまりにも恥ずかしくて
椅子に座り直すと
食後の珈琲を飲み干す。
目の前には顔を赤くしたユキ。
『ヤバイ・・・』
するとユキが静かに立った。
そのまま手を引かれて部屋の奥へ。
扉を開ければそこは
お城のようなベットルーム。
「きゃっ!?」
宙に浮いた体は
ユキにしっかりと支えられている。
『今日は帰らないから』
そうユキが耳元でささやく。
朝帰りも恥ずかしくて
なかなか顔を上げられなかった。
hydeパパに連れられて歩く姫の姿で
笑顔になる。
「ただいま」