episode18 birthday tetsuya編
秋の寂しさが襲う10月。
河南とtetsuyaと
静岡県に向かっている。
オフが出来たら
二人で出掛けようって
ずっと前から約束していた。
『どこ行くん?』
行き場所は東静岡駅としか
伝えていなかった。
車窓の外から
大きな姿が見えてきた。
「てっちゃん、ほらあれ!」
『ん?』
大きな富士山と
青空が広がる。
河南が指差す方向には
tetsuyaが大好きなあれの
頭の一部分が見えていた。
『おぉ!』
お台場で展示されていた時は
バレたら大変だからと
マネージャーに止められて
それの前を車で通り過ぎるだけだった。
だから静岡なら
少しは目立たないように
見られるかと思って
平日のオフを狙ってやってきた。
『河南~』
猫声を出して
抱きつくようにじゃれてくるtetsuya。
静岡にあるのは知っていたはず。
だけどもう撤去されたのかと思っていたtetsuya。
「今年いっぱいなんだって」
電車から降りるとすぐに
ガンダムの等身大模型の
足元に出た。
声を上げて
見上げるtetsuya。
あまりにも大きすぎて
見上げても顔が見えないほど。
一周まわるだけで
しっかり眺めると
けっこうな時間がかかる。
写真も撮り
満足したのか
隅で休憩していた河南の
もとへ帰ってきた。
「もういいの?」
『いいのが結構撮れたで』
そう言いながら
等身大ガンダムの足元で
スマホのアルバムを開き
満足そうに眺めている。
河南は夢中だったtetsuyaに
飲み物を差し出した。
『サンキュ』
tetsuyaはおもむろに一口飲んで止まった。
『これもガンダムやん・・・』
そうガンダムが描かれているエナジードリンク缶。
飲まないで飾って置きたかったと嘆く。
河南は笑いながら
袋を差し出す。
中には全種類の缶がコンプリートされたパック。
それとTシャツ。
「向こうで売ってたから」
売り切れる前に買っておいたよ。
そう河南が笑った。
tetsuyaは愛しい笑顔に
おもてなしをされて
思わず河南を抱き締めていた。
「てっちゃん?」
『河南ありがとう』
「てっちゃんが喜んでくれたら私も嬉しい。
だから次行こう!」
『へ?』
驚いたtetsuyaは妙な声を出す。
tetsuyaの手をひき
河南はさらに
ホビースクエアに連れて行った。
バンダイのガンプラはもちろん
トミカやタミヤの四駆など
様々なメーカーの
色々な玩具を見て回った。
さすが世界的玩具の町。
目をキラキラさせて
少年に戻ったかのようなtetsuya。
ガンダムをほとんど知らない河南でも
tetsuyaの隣でしっかりと
楽しめた。
『なんで河南がこんな所知ってるん?』
tetsuyamふと疑問を感じたよう。
「ネットで調べたに決まってるじゃん」
ガンダムだけじゃ面白くないよね。
東京だったら
こんなにもゆっくり見られなかっただろうし
tetsuyaとも
普段は手を繋いで歩くことも出来ない。
それが今日に限っては
そのぬくもりを感じられたことが嬉しかった河南。
時間をかけてでも
ここに来られて良かったねと
tetsuyaと笑い合った。
帰りの新幹線は二人並んで
爆睡した河南とtetsuyaでした。
河南とtetsuyaと
静岡県に向かっている。
オフが出来たら
二人で出掛けようって
ずっと前から約束していた。
『どこ行くん?』
行き場所は東静岡駅としか
伝えていなかった。
車窓の外から
大きな姿が見えてきた。
「てっちゃん、ほらあれ!」
『ん?』
大きな富士山と
青空が広がる。
河南が指差す方向には
tetsuyaが大好きなあれの
頭の一部分が見えていた。
『おぉ!』
お台場で展示されていた時は
バレたら大変だからと
マネージャーに止められて
それの前を車で通り過ぎるだけだった。
だから静岡なら
少しは目立たないように
見られるかと思って
平日のオフを狙ってやってきた。
『河南~』
猫声を出して
抱きつくようにじゃれてくるtetsuya。
静岡にあるのは知っていたはず。
だけどもう撤去されたのかと思っていたtetsuya。
「今年いっぱいなんだって」
電車から降りるとすぐに
ガンダムの等身大模型の
足元に出た。
声を上げて
見上げるtetsuya。
あまりにも大きすぎて
見上げても顔が見えないほど。
一周まわるだけで
しっかり眺めると
けっこうな時間がかかる。
写真も撮り
満足したのか
隅で休憩していた河南の
もとへ帰ってきた。
「もういいの?」
『いいのが結構撮れたで』
そう言いながら
等身大ガンダムの足元で
スマホのアルバムを開き
満足そうに眺めている。
河南は夢中だったtetsuyaに
飲み物を差し出した。
『サンキュ』
tetsuyaはおもむろに一口飲んで止まった。
『これもガンダムやん・・・』
そうガンダムが描かれているエナジードリンク缶。
飲まないで飾って置きたかったと嘆く。
河南は笑いながら
袋を差し出す。
中には全種類の缶がコンプリートされたパック。
それとTシャツ。
「向こうで売ってたから」
売り切れる前に買っておいたよ。
そう河南が笑った。
tetsuyaは愛しい笑顔に
おもてなしをされて
思わず河南を抱き締めていた。
「てっちゃん?」
『河南ありがとう』
「てっちゃんが喜んでくれたら私も嬉しい。
だから次行こう!」
『へ?』
驚いたtetsuyaは妙な声を出す。
tetsuyaの手をひき
河南はさらに
ホビースクエアに連れて行った。
バンダイのガンプラはもちろん
トミカやタミヤの四駆など
様々なメーカーの
色々な玩具を見て回った。
さすが世界的玩具の町。
目をキラキラさせて
少年に戻ったかのようなtetsuya。
ガンダムをほとんど知らない河南でも
tetsuyaの隣でしっかりと
楽しめた。
『なんで河南がこんな所知ってるん?』
tetsuyamふと疑問を感じたよう。
「ネットで調べたに決まってるじゃん」
ガンダムだけじゃ面白くないよね。
東京だったら
こんなにもゆっくり見られなかっただろうし
tetsuyaとも
普段は手を繋いで歩くことも出来ない。
それが今日に限っては
そのぬくもりを感じられたことが嬉しかった河南。
時間をかけてでも
ここに来られて良かったねと
tetsuyaと笑い合った。
帰りの新幹線は二人並んで
爆睡した河南とtetsuyaでした。