episode10 月夜
沈むベッドに目が覚める。
そこには私の顔を覗くユキがいた。
『おはよう河南』
「おはよう」
見渡せばhydeの部屋。
もうだいぶ明るい窓の外。
『なんやユッキーかぁ』
いつまで寝てるのか
もう昼過ぎだと言いながら
目覚めたhydeを見てユキの声のトーンが下がった。
『ふーん…』
ユキから黒いオーラが出ている。
何も着ていないhydeの上半身。
夫婦だし責めないけどと
怪しい言い方をしたユキに対し
あたふたとしているhydeが可笑しかった。
シーツを巻いたままの私を
今度はユキがお姫様抱っこした。
『貰って行くから』
その言葉に顔から火が出そう。
昼間の雑踏の音が聞こえる中
熱の籠もった殺風景なユキの寝室。
事情後はユキの胸の中。
するとドアをノックされた。
ドアの向こうから
時間を知らせるてっちゃんの声。
夕方から雑誌の仕事があるらしい。
『ゆっくりしてな』
ユキが部屋から出て行ったと思ったら
てっちゃんがドアから顔を出した。
『今夜は俺とやで』
もう…
誰にも適わないな。
うちにはアダムが三人いると
確信した河南でした。
そこには私の顔を覗くユキがいた。
『おはよう河南』
「おはよう」
見渡せばhydeの部屋。
もうだいぶ明るい窓の外。
『なんやユッキーかぁ』
いつまで寝てるのか
もう昼過ぎだと言いながら
目覚めたhydeを見てユキの声のトーンが下がった。
『ふーん…』
ユキから黒いオーラが出ている。
何も着ていないhydeの上半身。
夫婦だし責めないけどと
怪しい言い方をしたユキに対し
あたふたとしているhydeが可笑しかった。
シーツを巻いたままの私を
今度はユキがお姫様抱っこした。
『貰って行くから』
その言葉に顔から火が出そう。
昼間の雑踏の音が聞こえる中
熱の籠もった殺風景なユキの寝室。
事情後はユキの胸の中。
するとドアをノックされた。
ドアの向こうから
時間を知らせるてっちゃんの声。
夕方から雑誌の仕事があるらしい。
『ゆっくりしてな』
ユキが部屋から出て行ったと思ったら
てっちゃんがドアから顔を出した。
『今夜は俺とやで』
もう…
誰にも適わないな。
うちにはアダムが三人いると
確信した河南でした。