episode9 プレゼント
2月14日のバレンタインデー。
私のお気に入りのチョコレートをユキと一緒に食べた。
お取り寄せのそれは
アーモンドスライスが散りばめられた
コーヒーガナッシュ。
ユキはそれを美味しいと言ってくれた。
3月のはじめ。
ユキにデートしようと言われて今、アクセサリーショップにいる。
『河南がほしいの選んで』
「私?」
『そう河南の』
にっこり微笑むユキ。
普段からアクセサリー類をほとんど付けない私は
言われるがまま
店内をぐるっと見たけど
これと言ってアクセサリーとしてほしいのは見つからなかった。
だけど
どうしてもって言うなら…。
ほしいのが一つある。
今、言ってもいいのかな。
その場で迷ってると
自分のを選んでいたユキが横にいた。
『決まった?』
「う…ん」
曖昧な返事を返してしまった。
私のお気に入りのチョコレートをユキと一緒に食べた。
お取り寄せのそれは
アーモンドスライスが散りばめられた
コーヒーガナッシュ。
ユキはそれを美味しいと言ってくれた。
3月のはじめ。
ユキにデートしようと言われて今、アクセサリーショップにいる。
『河南がほしいの選んで』
「私?」
『そう河南の』
にっこり微笑むユキ。
普段からアクセサリー類をほとんど付けない私は
言われるがまま
店内をぐるっと見たけど
これと言ってアクセサリーとしてほしいのは見つからなかった。
だけど
どうしてもって言うなら…。
ほしいのが一つある。
今、言ってもいいのかな。
その場で迷ってると
自分のを選んでいたユキが横にいた。
『決まった?』
「う…ん」
曖昧な返事を返してしまった。