episode8 喧嘩

渇いた喉に潤いがほしい。

気だるい体を起こし
部屋を出た。

リビングの窓からは
大きな満月が見える。

肌を刺す冬の冷たさが滲みるのに
つい見上げてしまった。

いっぱい泣いたから
もう泣けないや。

小さなため息。

そういえば夕食の支度しなかった。

hydeどうしたのかな。

食べたかな。

喧嘩をしても考えることは愛しいあなたのこと。

カタンと音がした。

振り向くとhydeの姿。

思わず目をそらしてしまった。

ここには居られずに
また部屋へ戻ろうとした。

『##NAME1##!』

hydeの腕の中。

『ごめん…』

その後hydeの話が続いた。
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